今回のレポートは日本で保育士として活躍し、現在も現地チャイルドケアで働きつつ
5歳の娘さん・Kちゃんの子育てを楽しむNさんから、
ちょっと変わった文化のご紹介です
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さて、今日は 保育園の同僚のBaby Shower Partyに娘を連れて行ってきました。
Baby Shower とは妊婦が出産する前に、(大体8ヶ月前後)親しい友人や親戚、
仕事の仲間が集まってお祝いをすることです。
なぜか、女性限定の集まりのように思えますが、1週間前に同じく同僚の
Baby Showerに参加したときは、彼女のパートナーも含め男性も数人いました。
さて、このパーティー、各々プレゼントを持って来てお祝いするだけではなく、
主役の妊婦のベストフレンドたちが、幹事のようなことをし、パーティーを仕切ります。
いくつかゲームをするのですが、今回は、 セレブたちの幼少期の写真から、その人物を言い当てるゲーム。
グループになって、トイレットペーパーでグループの中の一人のおむつを作り上げて、
クオリティを競うゲーム。(これは、娘もモデルになりました。)
他には、生まれてくるベイビーの名前や、日時、体重などを予測するゲームなど。
日本で は、お祝いは、出産後にされますが、 このように、生まれて来る前に、
たくさんの方が集まってお祝いするということに なんだか、
みんなで新しい命を迎え入れてあげようとするファミリーのような温かさを感じます。
ニュージーランドは移民が多い国。
出産時、産後には母国からの家族のサポート受けられない方もたくさんいます。
こうしたパーティーを通して、同僚、友人、近所の方が、本当の家族のように
妊婦、新米ママ、そして赤 ちゃんを支えてくれます。
私もその一人。娘をこの国で出産する前に、サプライズで同僚が、
私の友人にまで声をかけてくれ、パーティーをしてくれました。
出産後も、日替わりで夕飯を作って持ってきてくれたり、
家事を手伝ってくれたり、本当に助けられました。
また、「血の繋がった家族以外の支え合い」として日本ではあまり聞かれない、
Got Parentsというものがあります。
堅苦しく説明すると、「キリスト教の洗礼式に立ち会い、神に対する契約の証人となる
役割の者を言う。」そうですが要は代父母です。
娘は洗礼式はやっていないのですが、ゴッドペアレンツは決めようということになり、
その彼らは今でも、娘を本当の我が子のように気にかけ、可愛がっていてくれます。
余談1:パーティー会場は、私たちの仕事場の保育園を借りてやりました。
日本ではあまり考えられませんが、マネージャーと交渉次第で子どもの
お誕生日パーティーとして使 えます。遊具も 揃っているし、得策かも
余談2:私の同僚2人とも、9ヶ月までフルタイムでギリギリまで働きます。
私も37週目まで働いていたので、保育士としては、ヒィヒィ言いながら
這いつくばっておもちゃを片付けていました。笑