NewZealand親子留学体験レポート Lunguage school
NZ生活

<原子力発電禁止国>ニュージーランドに家族で滞在

こんにちは。
LaLa Abroadの小松です。

今日は、私がレポート書かせてもらいます。

先日ブログにもアップさせてもらったことなんですが、
原子力発電>について、日本の状況を心配するニュースが多く、
親子留学にご連絡をいただく方にも、お問合せをよくいただきます。

やはり、子ども達の将来を考えると、
今の原子力発電所の問題がますます深刻になるのは当然です。

日本人の海外脱出」という言葉もよく耳にするようになり、
私も空港へ足を運ぶたび、
なんとなく日本から到着する方に親子連れが増えたような気がしています。

事実、私の友人家族も
奥さんと2人のお子さんと一緒に
こどもの春休みをりようして、私のところに遊びに来ましたが、
日本の状況を考え、こどもをこちらの学校に少し通わせて、
家族でオークランドにしばらく滞在することになりました。

もちろん、日本に帰国することは前提ですが、
こどもの留学をもともと考えていた友人夫婦にとっては、
言い方はおかしいですが、これがきっかけになったということです。

彼はITエンジニアで自宅でも作業ができて、
日本とのやりとりはスカイプで会話や会議もできるし、
新聞もインターネットで閲覧できるし、
日本のテレビはパソコンで、NHKや主要民放局の番組がリアルタイムで
ネット放送でみることができるので、オークランドにいても困らないとのこと。

もちろん、ニュージーランド南島の都市クライストチャーチ地震のことも
ちょっと気になってはいたようなのですが、オークランドには全く影響はなく
過去にもこの地域は地震がなく、また地震活断層もこの地域には存在しないことを
確認してきたそうです。





















そして、もう1つ大きなポイントは、
ニュージーランドが「原子力発電禁止国」ということです。

この国の人の核に対するアレルギーは相当なもので、
核兵器を搭載した他国の戦艦や、プルトニウム輸送船なども
ニュージーランド国内の港に寄港はもとより、
ニュージーランド周辺の領海を通過することすら認めない、
とても厳粛なポリシーを貫いています。

当然、そのことで核保有国との軋轢も多く、
特にアメリカからは一時経済制裁を受けたこともあります。
それでも「NUCLEAR FREE(核なし)」のポリシーは貫くとても頼もしい政策があります。

それでは、電力はどうやって作っているのか?
この国の70%の電力は<水力発電>で、残りの電力も<地熱>や<風力>といった
<<自然を利用した電源開発>>というとてもエコな国なんです。

水資源が豊富だからこそなのですが、
今回のような日本の原発の問題を目のあたりにすると、
この国に住んでいる我々はとても安心感があります。

一刻も早く、日本が元の穏やかな状態に戻ることを願うばかりです。
日本の皆さんにエールです。HANG IN THERE!