我が家の息子、もうすぐ13歳。
そう、「ティーンエイジャー」になります。
最近息子の同級生のお母さんたちとよく話題になるのが
「我が子の扱いが大変!」ということ。
小さい頃は、それこそ怪我の心配、食べ物の好き嫌いが多いとか、
学校に行く時ママが恋しくて泣いちゃうとか、そういう心配があって
「大きくなったら楽になるだろうなー!」と思っていたけど、
大きくなったらなったで、それはまた別の心配が次から次へと・・・!
日本の友人たちは「欧米の子って、親との関係がずっと近いイメージ」
と言うけれど、思春期になったらあまりいろんなことを共有しなくなるのは、
日本も海外も一緒!
親:「今日学校どうだった?」
子:「普通」
なんてそっけないやりとりは、どこの家庭でも「うちもそう〜!!!!」
なあるあるネタで、まだ声変わりもしてない我が家の子が
「今日の授業はつまらんかった・・・」などと言ってくれるのは、
まだ思春期序の口。周りの子は、息子より微妙にお誕生日が早い子が多いので、
もう声変わりをしていたり、髭を剃っていたり・・・。
これは人種によって成長の速さが全然違い、新たな発見の連続です。
そんな息子ですが、先日「そこまで悲しくないのに、すぐ涙が出てくることがあって
困る」と言ってきてくれました。
いろいろ話を聞いてみましたが、「ちょっとストレスを感じたくらいのレベルなのに、
涙がドバーッと出て、止まらなくなる」と。
こういう時どうするか、というのは中学校の「思春期の子への対処」説明会的な
ものがあったので、保護者たちは大体共通して「スクールカウンセラー」や
「GP(かかりつけ医)」にまず相談することが第一歩となっています。
息子には、こういう状況になった時「家」と「学校」以外の場所にも助けを求められる
ということを知ってもらうためにも、GP(かかりつけ医)へ。
GPに話をして、向こうからもいろいろ質問をしてもらって、
「きみは今思春期という、ホルモンバランスが崩れる時期で、
お友達はそうは見えなくても、すごく多くの子が同じような状況になっている。
でも心配しなくて大丈夫。いっぱい寝て、健康な食生活と適度な運動を
して生活して、苦しくなったらまたすぐおいで」
とお話をしてくれました。
私には「こういう相談機関もありますよ」とメモを渡してくれて、
選択肢の多さにある意味安心を。
そして息子は自分の身体の中で起きている変化を説明してもらい、
「それは心配することじゃないよ」とプロが言ってくれたことが
とても安心できたと言っていました。
息子の周りには、プライベートのカウンセラーに
かかっている子がかなりの数います。
別に家庭環境に問題があるわけでも、本人が問題児でも、
学校で問題を抱えているわけでもなく、思春期特有の「もやもやした
心の内」を親以外の大人に聞いてもらって解決するために、
より健康な心の状態で生活するために、
ある意味習い事感覚で通っているのです。
こちらでは、身体の健康と同じくらい、もしかしたらそれ以上に
「心の健康」が重視されていて、それは子どもも同じ。
だから労力も時間もお金も惜しまずに、カウンセラーにかかることに
価値を感じる人が多いし、カウンセリングに行くことに
「大丈夫?」のような反応をする人はほとんどいません。
こういう時の対処一つとっても、ニュージーランドと日本の違い
を実感します。まだまだ母親業、勉強中です!
↑GPに行く途中見えた完璧な形の虹。息子が何枚も写真をとっていました