海外のハロウィンって「規模がすごいんでしょ?!」という
印象を持っている方が多いと思いますが、
こちらニュージーランドは、正直まだ「アメリカの文化のマネごと」感
が抜けません
ここ数年、段々とTrick or treatでストリートを歩き回る子どもたちも、
それを迎える家も増えてきた印象ですが、それでもまだごく一部。
それに付き添う親世代は「私たち子どもの頃はなかったよね」とか、
「文化としては知っていたけど、うちの親はダメって言ってた」という人がとても多く、
みんな手探りでソワソワしている感じ
ハロウィンが近づいてくると、子どもたちはウキウキしていて、
親たちは「なんとかTrick or treatを避けるアイディアはないだろうか」
と知恵と情報を出し合うのがお決まりの流れになっていて、
でも結局Trick or treatに勝てる魅力的なものが見つからず、
「じゃあみんなで集まって行こう・・・」になるのもまたお決まり
どんどん行っちゃう子どもたちとは対照的に
「こ、ここは飾り付けしていないからやめましょうよ〜」
と怖々、探り探り進んでいく親たち
最近は、Trick or treatを歓迎する家は風船や飾りなどを表に置いてるし、
逆に歓迎しない家は”We don’t do Trick or treats”と書いていたりします。
なので、親たちは気をつけて見極めて「ここは完全に大丈夫」な家に行くようにしています
また、必ずその近所を知っている人と行くのが安心です。
今年はクラスメイトたち何家族かで集まって行きました
下は4歳から、上は中学生まで
気合いの入っている家と、そうでない(全くしない)家との差も大きく、
こうして迎える方も仮装して待ってくれていたりする家も
Facebookなどのソーシャルメディア上で、
毎年議論になるNZのハロウィン。
「ご近所交流の良い機会じゃない♪」とか、
「お年寄りは子どもたちが来るのを楽しみにしている」
なんて好意的な意見がある一方、
「普段は知らない人から物もらうなと教えているのに矛盾してる」
「これはアメリカの文化で、私たちの文化じゃない」
と言ったような、否定的な意見も同じくらいあるのが事実です。
このままニュージーランドで根付くのか、逆に一時的なもので消えていくのか。
なんとなく分岐点にいる印象のニュージーランドのハロウィンです