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街中がピンクに染まる日 | 「いじめ防止」の素敵な一日

こんにちは。現在幼稚園に通う4歳の娘を育てているAyakaです。

先週の金曜日に「ピンクシャツデー」があり、ピンク大好き娘は張り切ってピンクを身に纏いました。

ピンクシャツデーは、いじめ防止を呼びかける啓発イベントです。カナダで始まったこの取り組みは、ニュージーランドでも広く支持されています。毎年5月頃に開催され、この日は学校だけでなく職場でも、ピンク色の服を着たり、小物を身につけることで「いじめをなくそう」というメッセージを発信します。

大手のアパレルショップでコラボしたTシャツが売られていたり。

もちろん強制ではありませんが、その日は学校や幼稚園の子どもたちみんながピンク色の何かを身につけて登校します。Tシャツだけでなく、靴下、リボン、帽子など、それぞれが思い思いのピンクアイテムで参加します。

娘は毎日がピンクシャツデーのようなものですが、この日は一段と張り切ってピンクの小物も身につけて行きました。本当はおもちゃや小物は幼稚園で禁止なのですが、こういう日の小物はOKです。

「よくみるとヘアピンもピンク」というアピール

ちなみに夫の職場では、屈強で少し厳しめの社長が、可愛らしいライトピンクのネクタイを締めて現れたそうです。夫を含めた社員たちはリアクションの正解がわからず混乱したとか…笑
また、ピンクシャツデーの旗をつけたカップケーキも配られたそうで、お土産に持って帰ってきてくれました。

このイベントの良いところは、問題を「他人事」ではなく「自分ごと」として捉える機会になること。年に一度のイベントですが、長年続いているためか、ニュージーランドではピンクシャツデーの趣旨が広く周知されており、多くの人々がこの日を大切にしています。

幼稚園から帰ってきた娘は、服につけたピンクシャツデーのシールを指差し「マミー、見て、No bullying!(いじめはしない!)」と話したりするなど、小さな子どもからお年寄りまで、幅広い世代がその意義を共有している様子は素敵だなと思います。

社会問題に対する意識を小さい頃から育てられ、子どもたちがより広い視野と思いやりの心を育む良い機会であることを実感した1日でした。

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