我が家の娘は5歳、小学1年生。
日本で言ったらまだまだ幼稚園生ですが、こちらではもう小学生なんです
そんな5歳児たちが普段、一体どんなお勉強をしているの?
そもそもお勉強なんて成り立つの?と思う人も多いと思いますが、
ここ数ヶ月、娘の授業になんどもお手伝いとして参加させてもらい、様子がよく分かって来ました。
1日のスケジュールは3回のお休みを挟んで、9:00〜3:00の間で4コマに分かれています。
そしてそのうち2つくらいは算数、ライティング、リーディング、発音などのお勉強
これも能力別に分かれてグループで行なうので、ずーっと前向いて先生の言うことを聞く授業とはちょっと違います
そして2コマ分くらいは、遊びが入ったようなお勉強
今タームは、「色んな職業を知る」がテーマで先生が教室のあらゆる場所に
ピザ屋さん、工事現場、そして動物病院などのセッティングをしてくれたものがあります。
そして、ある週末の宿題は「Vet(動物病院)について知ってることを絵でも文字でも
良いので書いてくる」という、発達障害の娘には結構な難題
そもそも動物のいない我が家の子どもたちににとって、動物病院は未知の存在
「ならば、実際に病院に行ってみよう」と思い立ち、10歳の息子と5歳の娘、
そしてその日遊びに来ていた娘の友達も連れて近所のVetに行ってみました
「忙しいときじゃないかな?」とドキドキしつつ中を伺ってからドアを開いて。
到着してからも「怪我とか病気の動物がいるところなのに、見学だなんて不謹慎かな」
と不安な気持ちも涌き上がりましたが、受付にいたナースの方に事情を説明。
「近所の◯◯小学校に子どもたちが通っています。今1年生はVetについてお勉強をしているのだけど、
我が家には動物がいないし、娘は発達障害なので言葉や本で説明されてもよく理解できていません。
(実際に、学校では動物のぬいぐるみを使ってお勉強しているので「ぬいぐるみ病院」だと思っていました。
Dr.McStuffinsなんてアニメがありますもんね・・・。)いつでも良いので、お忙しくないときに、
どんなお仕事をされているか、見せていただくことは可能ですか?」
と説明すると、ナースの方は「喜んで〜」と、驚くほど歓迎してもらえました。
すぐに中に案内してもらえ、
怪我をして、昨日手術をしたネコちゃんの入院病棟を見せてもらい、
目を怪我して処置してもらったわんちゃんの入院病棟にも
娘はこれが印象に残ったようで、学校に戻って「目が痛い犬がいた」と発表していました
ナースのブリジットさんは、娘のためにゆっくり、簡単な言葉で説明してくださいました。
こちらの方は発達障害の子への理解がとても広いと実感します。
あとは手術室で「人間と同じように麻酔も使うのよ」と説明をしていただき、
これには10歳の息子が興味津々
そして聴診器まで使わせてもらい、心臓の鼓動を初めて聞いて
感動していた娘
たまたまだったかもしれませんが、子どもたちの興味に合わせて
「こんなところまで?!」と色々見せてくれたナースと病院に本当に感謝です。
この経験のおかげで娘はVetが何かと理解でき、私まで「こんなことまでできるんだ!」
なんてお勉強をさせていただきました
おかげさまで、宿題もこの写真をまとめて充実したものができましたよ