ニュージーランドにいて、歯が痛いな、とか違和感を感じたりすると
懐も歯も両方痛いというトホホな状況に陥ります。
なぜなら「Check up」と言って、
普通の検診+簡単なクリーニングだけで
100ドルコース、虫歯治療は安くても4〜500ドル
(実際のレートは違いますがこちらの生活感覚だと4−5万円)、
被せものをするとなると1,000ドル超えがこちらの相場です。
日本人の私たちはこういうとき、
日本に帰るタイミングを待って虫歯治療をしたりしますが、
地元の人ではタイなどの東南アジアに行って治療する人もいたりします。
旅費や滞在費を考えてもそちらの方がお安くすむとか!(本当?!)
そんなこちらの歯科事情ですが、子どもに関しては事情が正反対で
「17歳までは公共の歯科サービスが無料」で受けることができるんです。
子どもが生まれて歯が生え始めたら住所や名前を登録すると、
年に1度「◯月◯日に◯◯のデンタルクリニックに来てください」という
お知らせがきて、毎年歯のチェックをしてもらうことができます。
この公共のデンタルクリニックは大体、小中学校の敷地内にあるか、
もしくは移動トラックで来てくれます。
今回、3歳の娘も3回目の歯科検診へ。
1歳のときは「まだ歯がほとんど生えてないですね!」と微笑ましく終わり、
2歳の去年はイスに座る事も口を開ける事も拒否して大暴れをし、
チェックをしてもらうことができず、そして今年。
予約の手紙をもらい、実際の予約日まで3回ほど携帯にリマインダーがくるんですが
その度に「今年は大丈夫だろうか・・・」と憂鬱になっていました。
そんな心配もよそに、今年は”Sit here please”と言われると自分でイスに座り、
“Do Ahhh”(「あー」して)と言われると口を開け、驚くほどスムーズに終わりました。
終わったら虫歯についての立派なポスターと、手にはスタンプを。
先生も子ども専門の歯医者さんなので、
とっても優しくて慣れているので安心でした。
親は自己責任できちんと自己管理をする、
子どもは“どんな子も健康でいられるように税金で手厚くケアをする”という
この国のシステムはとても納得のいくものだと感じています。
ただ大人の私はいつもヒヤヒヤ。
「メイクは落とし忘れても歯磨きは忘れるな!」を
いつも自分に言い聞かせています。(笑)