こんにちは。現在幼稚園に通う4歳の娘を育てているAyakaです。
最近、ニュージーランドでは教師をはじめとする公共サービス部門の大規模なストライキが起きています。
その中でも昨日(10月23日)は、約10万人が「メガストライキ」と呼ばれる規模で作業をストップしました。
ストライキの日は学校にもよりますが、授業がお休みになるところもあります。
「来週、ストライキがあります。この日は学校はお休みです。」という突然のメール…
14歳未満の子どもは一人で留守番ができないため、小中学生のいる家庭にとってはなかなかの一大事。
保護者が仕事を休まざるを得ないケースも多く、「またストライキか…」という声も聞かれます。
とはいえこのストライキは国内でよく知られている社会問題でもあるので、「ストライキで学校が休みだから仕事を休みます」といっても「そうか、仕方ないよね」となるにはなるのですが…
(日本人の私にはプレッシャーすぎる)
先生たちは「給料を上げてほしい」ということよりも、「授業の人数を減らして一人ひとりに向き合いたい」「サポートスタッフを増やして子どもたちにもっと時間を使いたい」といった声を上げているケースが多いようです。
つまり、「子どもたちのために、もっと良い教育環境を作りたい」という気持ちが根底にあるようです。
しかし政府側は「交渉を通して解決しましょう」「すでにこちらからの提案を出している」と答えるなど、双方の溝がなかなか埋まっていない状況が続いています。
ストライキは、対立というより「対話のきっかけ」として社会に根付いているように思います。
また年に何度かある程度の出来事で、長期的に学校生活に支障が出ることはほとんどありません。
私が初めてこのニュースを見たとき、日本人の感覚でやはり「先生がストライキ!?」と少し驚きました。
でも、ニュージーランドでは、どんな立場の人でも「自分の意見を持つ」「それを伝える」ことがとても自然に行われています。
この「お互いに話し合おう」「一緒により良くしていこう」という姿勢が、ニュージーランドらしいなと感じます。















