NewZealand親子留学体験レポート Lunguage school
NZ生活

政府機関からの発達スペシャリスト

まだあまり言葉が発達していない、もうすぐ4歳の娘の続編です。


その後、GP(かかりつけ医)のところに再度赴き

「Child development specialist」

(子どもの発達に関する専門家)チームへの紹介状をもらいました。


それからすぐに電話がかかって来たのが「Ministry of Education(MOE)」。

日本で言う所の文部科学省でしょうか。

日本にいるときは、政府機関の方から自分の携帯に

電話が来るような機会がなかったので、ドキドキしちゃいます。


まずは電話で「英語と日本語で何単語くらい話すか」

「英語と日本語の生活の中での割合」「癇癪を起こす頻度」などを簡単に質問されて、

私の回答に対してひとつひとつアドバイスをもらいました。

本格的に専門家に会うトレーニングは来タームから始まります。


今回MOEの方からいただいたアドバイスで一番新鮮に感じたのが、

「長い文章で話して子どもの理解を促すのではなく、

発達が遅めの子には、その子が1単語で話すときは1単語で、

2単語になったら2単語で、という風に

同じレベルでコミュニケーションを取ってみてください」というもの。


まさに私も主人も、娘が「Water!」と水を催促すると

「おみず、ください」「Can I have water, please」などと文章で言い換えていました。

それが良い方法と信じていたので!

現在、いただいたアドバイスを元に短くコミュニケーションを取る事に挑戦中です。


日本では障がいがあったり、ちょっと発達の遅れがあることを親が引け目に感じて、

専門家に少しでも早く相談すべきところを、逆に隠してしまうケースがあるということを、

障がいのある息子さんを持つ友人から聞いたことがあります。


こちらニュージーランドでは、「少しでも気になったらすぐに専門家」という風潮があり、

その子にとってベストな環境を作ることに親たちはとても真剣です。

自分の子に気になる部分がある人は、

初対面のときにそのことを周りに伝えて協力をお願いするし、

周りも理解を示します。そういうことをマイナスと考えるのではなく、

「個性」と捉えるから自分も周りも気楽です。


特に最近よく相談に乗ってもらう友人の息子さんも、かつては今の娘のように発達が遅めで、

小学校入学の5歳の時点で親と離れて1日過ごすのがまだ不安な状態だったとのこと。

その子1人に対して学校がしたのは、

「最初の3ヶ月はかばんを自分の名前のところにかけて、ベルを聞いたら教室に入るトレーニング」に

毎日先生を1人付けて、一緒に黙々と続けることだったそうです。

その結果、その子は現在2年生ですが他の子と同じ様に勉強をして、

勉強の遅れも言葉の遅れも全く見られなくなったとのことで、今の私の励みにもなっています。


まずは周りの人が、発達の遅れをも「個性」としてポジティブに受け入れてくれていること、

そして毎日一緒に過ごす「先生」という身近な存在から「政府」という機関までもが一緒になって、

娘がより快適に生きられるようにサポートしてくれていること。


言葉も文化も違うけど、それでもニュージーランドは子育てに最高だと外国人の私でも日々感じています。


また何か進捗があれば、こちらでご報告しますね^^



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