こんにちは。ニュージーランドで5歳の娘を育てているAyakaです。
先日、家にあった紙袋に、娘が何やら一生懸命書いていました。

見てみると、
“No wun wei et me sax”
……???
本人に聞いてみると、
“No one will eat my snacks.”(誰も私のおやつ食べないでね)
と書いたらしい。
なるほど。
正しいスペルとは、だいぶ違います(笑)
でも私にとってはちょっと感慨深いものでした。
というのも、娘が何も見ずに、自分で考えて書いた初めての文章だったからです。
これまでの読み書きは、学校から持って帰ってくる本を読んだり、プリントに書かれた文字をなぞったり。
「ここに書いてあるものを読む・書く」が中心でした。
それが今回初めて、
「自分が言いたいこと」を、自分の知っている音を頼りに文字にしてみた。
もちろん、スペルは間違いだらけ。
でも声に出して読んでみると、なんとなく言いたかったことが見えてきます。
これが最近、娘が学校で学んでいるフォニックス(Phonics)につながっています。
フォニックスとは、簡単にいうと「文字」と「音」の関係を学ぶ方法。
ニュージーランドの低学年では現在、フォニックスを含むStructured Literacy(構造化された読み書き指導)が取り入れられていて、子どもたちは文字と音の関係を少しずつ学んでいきます。
だから、まだ正しいスペルを知らない言葉でも、
「どんな音が聞こえるかな?」
と考えながら、自分の知っている文字を使って書いてみる。
もちろん間違います。
というか、かなり間違います(笑)
でも今回の文章を見て、
「間違っている」より先に、「自分で書こうとしたんだ」
と思いました。
今までは、本やプリントの中にある英語を追いかけていた娘が、
今度は自分の頭の中にある言葉を、文字にしようとしている。
読み書きを「教えてもらっている」だけだったところから、自分で使い始めた。
ほんの小さな変化ですが、私にはそれがとても面白く感じられました。
以前にも書きましたが、5歳の娘にとって、こうしたことはまだ「英語の勉強」という感覚ではないようです。
音を探したり、文字を書いたり、間違えたり。
そして何より、
伝えたいことがあるから、書いてみる。
今回の場合、その記念すべき最初の文章が、
「私のおやつ食べないで」
だったのが、なんとも5歳らしくて、食い意地の張っている私の娘らしくて、とても良い。
正しいスペルで書けるようになるのは、きっとこれから。
今はまず、
「自分で書いてみたい」
と思ったことを、大切にしてあげたいと思います。
ちなみにこの紙袋。
スペルはさておき、本人の意思は十分すぎるほど伝わったので、
母はおやつには手を出さないことにします。














