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【高校卒業】NZ高校卒業、日本の大学へ②

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今回は、前回の続きで小学校高学年から高校卒業までをNZの

学校で過ごしたNちゃんからのレポートです。


小学校から高校までの義務教育の、NZの一貫した“Active learning”(主体性のある学び)

“Leaning through play”(遊びを通した学び)の教育精神を、実際に教育を受ける過程で

実感したNちゃんから聞けたことは、NZで子育てする親としては、とても価値あるものでした。

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NCEAの魅力2つ目は、科目だけでなくレベルも個人の学びに合わせられるところです。

NCEAは level 1 から3まであり、大体の場合、高1は level 1高2 は level 2

高3 は level 3 を受けますが、個人によって調整可能です。


苦手な科目はレベルを下げる子も多く、それが恥ずかしいという概念もありません。

逆に得意な科目はどんどん上を目指すことができます。


Level 3 の上には Scholarship のレベルもあり、好きなことや得意なことを伸ばすのには

リミットがないように感じます。ここがまた日本の学校と違うのかなと思います。


日本の学校では、苦手な科目は一段と努力して周りに追いつくことが大事。

一方ニュージーランドでは苦手な科目はゆっくり学習して、好きな科目に時間を費やすことを最優先する。

自分の短所に目を向けるよりも、長所に重心を置くのです。


このように好きな事をとことんやって、ぐんぐん伸びていくことで、

飛び抜けた才能が生まれるのだと思います。

これは平均点ばかりを気にする日本の教育に欠けている考えだと思います。


3つ目は、インプット(聞いたり読んだり)だけでなくアウトプット(話したり書いたり)

する力も評価してくれるところです。

ノートを取るだけが勉強じゃないんだなと気付かされます。


特に internal では、エッセイを書いたり、プロジェクトを作ることで自分の考えを表現する力

を身につけられます。私はNCEAのコースを通して勉強の内容だけでなく、

表現力や、コミュニケーション能力、クリエイティビティなど人としてのスキルをたくさん学びました。


例えば、メディアの internal で実際にホラー映画を作った時。

ホラーの構成をより深く理解できただけでなく、アイディアをひねり出したり、

あまりやる気のないメンバーにどう声をかければやる気を出してくれるかというのも勉強になりました。

そして汗水流して作ったショートムービーが一番いい成績を取った時は達成感で胸がいっぱいになりました。

知識や情報を吸収するだけでなく、それらを得た上で自分の考えを表現する。

これが本当のアクティブラーニングなのだと思います。


NCEAの魅力は、科目もレベルも一人一人の学びに合わせられることです。

更に、インプットだけでなくアウトプットする能力も育てられるので、

生徒一人一人が個性を伸ばせる教育システムです。


ショートムービーを作ったりなんて遊びのように聞こえるかもしれませんが、

「遊び」と「学び」がいつでも隣り合わせなのがニュージーランドの教育だと思っています。

NCEAは、大学に入るためだけにあるのではなく

将来好きなことや楽しいことを見つけるためにあるのではないかと思います。

【高校卒業】NZ高校卒業、日本の大学へ①

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今回は、先日NZの高校を卒業し、現在日本の大学入学を希望して

結果を待っているNちゃんからのレポートです。


ちなみに、レポート内のNCEAとはNational Certificate of Educational Achievement

ことで、高校在学中に内外の試験や課題により単位を取得し、それが国内外の大学進学

の入学資格の一つとなります。

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私は去年ニュージーランドの高校を卒業しました。

3年間のNCEAを受けて思ったことは、ニュージーランドの高校に通えて本当に幸せだなということです。


今回は、NCEAの魅力を3つ紹介します。


最初に、NCEAはニュージーランドの中高等学校の資格のことです。

Year 11~13(日本の高1〜高3)で、大学に進学するのに必要な資格 (credit) を獲得していきます。


つまり、3年間こつこつと credit を積み上げていけば、ニュージーランドあるいは

オーストラリアの大学に入れます。大学受験一つで受かるか落ちるか決まる日本と比べると、

ストレスフリーで、より勉強の内容を楽しめるように思います。


NCEAには Internal assessment (学内テスト) external assessment(統一テスト)があります。

Internal ではレポートを書いたり、グループでプロジェクトを作ったり、

スピーチを発表したりと様々な課題があります。


個人的に一番楽しかったのは、ホラーのショートムービーを作ったことです

(メディアの科目でありました。)


もう一方の external は、1年の終わりにあるテストです。

Examと呼んでいます。キウイの子達は大きなテストに慣れてないことが多いので、

exam の時期になると”Oh my god, I can’t!” とネガティブ発言してます。

でも実は、本番の exam の前に練習のexam もあり(これは mock と呼びます)

テストを合格するためにたくさんのサポートが与えられます。

私が思うNCEAの魅力1つ目は、科目選択ができることです。

科目の種類は数え切れないほどあり、体育や美術などでも credit を獲得できるところが特徴的です。

学年が上がるにつれて必須科目は減っていき、高3になると5つの科目全てを自由に選べます。

そのため自分の好きな分野や、必要な分野に集中できるので勉強が楽しかったりします!(すごいこと。)


将来医学を目差す友達は、3種類の理科と、2種類の数学を取っていました。

ダンサーを目指す友達は、ダンス、ドラマ、メディアなど、パフォーマンスに関係する科目を取ってました。

ちなみに私は、メディア、生物、統計、イングリッシュ、ホスピタリティと幅広くとりました。

文系が好きなので、理科や数学の枠でも文章を書くことが多い生物と統計を選択しました。


選択する際は迷いますが、year 9 とyear 10 で色々な科目を体験しているので、

興味がはっきりしている子が多いです。日本でも大学で学部を選びますが、

ニュージーランドでは高校生の時点で自分はどの道に進みたいのか常に考えさせられます。

そして自分のオリジナルの時間割を作ることで、責任感が生まれ、モチベーションも上がるように感じます。

科目選択の自由を与えられることで、個性や責任感も育てられるということです。

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魅力その2と3は、次回のブログへと続きます♪



【アジア人】KY力は高くてもTPO力は低い

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今日は新年1つ目の記事ですが、

かなり辛口な(そして自分のことを棚に上げた!)子育て記事です。


先日、オークランドで人気のビーチに行った時のこと。

この日は西オークランドにある、Muriwai Beachというところへ。

波が基本的に高めなので、サーフィンやボディボードをするのに最適です。


ただ、この日は水が相当冷たかったため、ボディボードをしたい子どもたちを

主人に任せて、私はビーチの上でのんびり人間観察したり、ぼーっと考え事をしたり。


そんな時に驚くようなことに気づいてしまいました。


その日、ビーチには何組かのアジア人ファミリーや留学生らしい団体がいました。

ここでいうアジア人とは、日本人・韓国人・中国人のことです。


そのアジア人全員(海の中にいる人は除く)が、携帯電話をいじっていました。

見渡す限り、全員です。

しかもちょっと写真撮ったり、調べ物ををする感じではなく、

ずっとずっと下を向いて携帯をいじっています。

一緒に来た人との会話もありません。

残念ながら、その中に日本人っぽい方々もいらっしゃいました。


一方、キウイはビーチに行く時携帯を持っていかない人も多く、

ビーチで何をしているかというと、お昼寝したり、読書したり。

この写真の目の前の、中・高校生らしきアジア人の団体さんは、

海に背を向けて、3−4時間ずっと携帯をいじっていました。

しっかり予備の充電器も持ってきていて、携帯をいじる準備は万端。


ちなみに、この写真の中のキウイは、少なくとも3人読書にふけっています。

右を見ても、左を見ても、その傾向は同じでした。


このことから改めて思ったのは、

アジア人(私自身を含む)は、空気を読むのは上手くても、TPOをわきまえるのが

あまり上手くありません。格好ひとつとっても、学校のお迎えも、スーパーも、

ビーチのお散歩も、カフェもランチも、シティでのディナーも、基本的に洋服も

バッグも靴もメイクも同じ(改めて言います、私自身を含む)。


いつも基本的にきちんと目にしているのですが、それが行き過ぎだったり、

足りなすぎたりのことが、この国のTPO力が高い人々の中にいると顕著で、

私もよく「しまった、近所のカフェお茶なのに派手すぎた」とか、

「ガールズナイトなのに、お化粧足りなかった」とか、NZ生活10年以上経っても、

まだまだ「しまった!」の連続です。


そんなアジア人の「メリハリのある生活」の下手さが、このビーチでの、

「お日様を楽しまずに、家の中と同じこと(携帯いじり)をしてしまっている」

に凝縮されている気がしました。


キウイの子達もディバイス(携帯やipadなどの電子機器)には相当のめり込みます。

ただ、ビーチなどに行く時は、そもそも親が持たせません。

そして親の携帯を使おうとする子に「今はディバイスの時間じゃないよね?おかしいよね?」

と諭している場面に何度も遭遇したことがあります。


だから、これは「親の教育」なんだと思います。

「ビーチはTPO的にディバイスをするのにふさわしくないところ」というのを、

きちんと教え、親もその姿を見せているんだと思います。


新年始まって間もなく、「人のふり見て我がふり直せ」を実感した、

ビーチでのひとコマでした。

皆さんは、どう思いますか?!


【2019年】今年の子育て総集編!

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2019年もあっという間に終わりを迎えます。

 

除夜の鐘も紅白も年越し蕎麦もない、

真夏のビーチでフィッシュ&チップスな年末ですが、

過去の記事と共に今年を振り返ってみようと思います。

個人的なことになりますが、よければお付き合いください。

(下線がある部分から、各過去記事に飛べます)

 

まず今年は、オークランド郊外の自然の中で過ごす機会

多かったように感じます。13歳の息子はファームステイ体験

とても印象に残った様子。

 

また、学校教育の中でMildfullnessという言葉をよく耳にするようになり、

成績評価システムを始め、「アカデミック能力」と同等に思いやり

や自己管理能力などの「人間力」の評価批准が一気に上がりました。

今や多くの学校が、メディテーション(瞑想)の時間を取り入れています。

 

そして何より、私個人のハイライトとしては、

学校のBoard of Trustees(理事会)に選出されたこと。

この国の教育をより深く、今までとは違った角度から見る機会に

恵まれ、知れば知るほど「NZの教育を受ける子ども達はラッキーだ」

と実感するように。

 

日本の方からしたら、なんら珍しくない、登校班システムが我が校で

始まったことも、私たちの朝の生活が変わった大きなきっかけ。

さらに近所に知り合いが増え、より地域に密着した生活ができるように

なりました。ただ、この登校班システムが根付いたかというと、

まだまだというのが現実です。

 

あとは、学校でのカルチャーフェスティバルに、

日本に住んでいるときには絶対ありえなかった量の海苔巻きを巻いて、

ヨーヨーを膨らますことも初挑戦。

こういう文化のシェアをさせてもらうたび、「他文化への興味と理解が素晴らしいな」

とNZの人々の寛容さに感心します。

 

最後は息子の中学校卒業

泣くどころか「もうちょっと頑張っておくれよー」と思う卒業式でしたが、

来年からはいよいよ高校。男子高校生になります。

高校がどんな世界なのか、私もたくさん新しい世界が見られそうです。

 

それでは日本のみなさま、どうぞ良いお年を。

今年もキラ☆ペラ親子留学のサイトを見ていただき、どうもありがとうございました。

来年も、素敵なNZ育児情報をお伝えしていけるよう頑張りますので、

どうぞよろしくお願いいたします。

 

 

【お歳暮】先生方へのプレゼント

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最終日の細かい日にちはバラバラではあるものの、

今週を持ってNZ全国の各学校は、4学期を終えました

 

4学期(ターム4)の終わりに近づくと、

学校に保護者たちがプレゼントらしき袋や箱を持参する姿が 見られます。

 

それは何かというと、クリスマスと、年度末のお礼を兼ねて

ちょっとしたものを、子どもが書いたカードと共に 贈る家庭が多いのですが、

もちろん贈らない人もいます。そこは各家庭マイペースです。

 

一体どういうものを送っているのかというと、 ワインとチョコレートがダントツ。

値段的には、公立学校では$10−20くらいの、 気楽なものが多い印象。

そうそう、「ホームベイキング」と言って、家庭で手作りのファッジや

クッキーなどを贈る人も多いです

 

日本でいうお歳暮の感覚なんだと思いますが、

値段的にも、形式的にも、「気持ち」が第一なので、

贈る方も正直気楽で、「今年は何にしようかな」とプレッシャーなく、

楽しく選べます。毎年楽しいです。

 

今年は、数人の先生から「前にもらったミューズリバーが食べたいなあ(笑)」

分かりやすいリクエストをいただいたので、初めてホームベイキング

(というほど立派なものではありませんが)に挑戦しました

贈り物なので、材料はすべてオーガニックで、マヌカハニーや

チアシードなど、身体に良さそうな材料を贅沢に揃えました。

 

また、我が校はNZの中でも屈指のEnviro School

エコ活動に盛んな学校ということで、認定されています。

なので、ラッピングもなるべくプラスチックを使わないよう、

可愛いビンなどで。

このエコな気遣いに気づいてくれた先生方もたくさんいて、

ちょっと嬉しかったです。

 

校長先生、副校長先生、事務のおばちゃんたち、

事務員のお兄さん、補助の先生方に、今年の担任

そしてすでに決定している来年の担任の先生にも、

娘が書いたカードと共に配って回ります。

 

また、今年の担任の先生にはさらに、商品券を。

これは、クラスの保護者達みんなで10ドルずつ出し合って、

ある程度まとまった額のものを贈りました。

12月に入った頃から、「担任の先生どうする?」という話を

始めて、数人で「商品券はどうかな?」となると、クラスの他の

保護者達に声かけをして、金額を集めます。

 

正直、先生としてもワイン20本とか、チョコレート15箱とかを

いろんな家庭からもらうより、商品券が助かるし嬉しいかなと、

みんなの意見が一致したので、すんなり決まりました。

先生、クリスマスセール楽しんでくださいー

それでは日本のみなさまも、素敵なクリスマスをお過ごしくださいね

【中学校】卒業式より終業式寄り

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ニュージーランドの学校は、
小学校(Primary)6年、中学校(Intermediate)2年、
高校(College)5年
ですが、
学校によっては小学校と中学校が一緒になっている
8年間の“Full Primary”と呼ばれるところもあります。

そんなシステムな上、中学はたったの2年
正直入ったと思ったら、もう終わり・・・な感じで、
しかも中学からは「親はお手伝いをお願いされた時以外は、
なるべく学校に(忘れ物届けたり)来ないでくださいね」と言われるため、
学校とのつながりが、急に薄くなります。

そんな中学校から、この度息子が卒業しました。

中学の場合はGraduateという言葉さえ使わず、Leaving
もしくはfinishingという言い方をし、
「Intermediateを終了しました」の賞状を、それっぽい式典ではもらうのですが、
むしろ見に来る保護者は少数派式典も全校集会とあまり変わらない雰囲気
サクッと終わります。

特に、Intermediateは「高校に行く前に、ホルモンが不安定な状況の子ども達の
ガス抜き期間」
とキウイ達がジョークにするほど、「なんのために2年間だけ?」
な存在感なので、存在感も薄めですが、確かにこの2年は身体も心も、急に
“Young adults”になった期間でもありました。

子ども達は今やSNSなどで気楽に連絡を取れる状況。
高校から別々になってしまう子たちとも、「またねー(涙)」な感じはなく、
私の時代(そして国)とは違うんだなと実感します。

来年からは高校、そして人生に大きなインパクトを与える5年間。
2年間で十分準備体操ができたと信じて、高校生活を楽しみに待ちます!

【宗教】学校行事に見る多様性

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先日、娘の小学校で「クリスマスピクニック」
開催され、子どもたちはクリスマスソングの披露をしました。

実は同じ小学校に5歳上の子も通っていましたが、
彼が低学年の5−6年前までは、「キリストの誕生劇」
出し物でした。

そして、そのクリスマスの劇の練習シーズンに入る10月頃から、
学校には教会から人が来て、「クリスマスとは」「キリストの誕生」
について学ぶ時間が、何時間
か設けられていました。

我が家は無宗教なので、そのような話が家庭で持ち上がることはありません。
ただ、ある日当時まだ小さかった息子が、「ママ、ジーザスはどうやって誕生
したか知ってる?」「どんなすごい人か知ってる?」「なんでうちは教会にいかないの?」

と聞かれ、少し違和感を感じたことを覚えています。

私が感じたその違和感は、クリスチャンがどうのという話ではなく、
「多国籍多宗教のこの国の公立学校で、保護者の許可なく宗教教育をすること」
という部分でした。

それは私だけではなかったようで、翌年は「キリストのお話会に参加・不参加」
の同意書の提出
が求められ、それを望む家庭のみの参加となりました。
また、キリスト誕生の劇はなくなり、クリスマスソングを歌う会となりました。

そして今年から、学校運営の責任を担う理事の立場になり、
「クリスマスピクニック」の”クリスマス”が適切なのか、
宗教的に誰かの気持ちを侵害してしまっていないかの議論がありました。

結果、今までこの「クリスマス」の部分に苦情や意見が来たことはないこと、
この時期に歌う歌として、宗教観を押し付けるのではなく、イベント・文化として
子ども達に教えているということから、今年も変わらず「クリスマスピクニック」
という名前でイベントは開催されました。


こうして前に全校生徒が並んだ姿を見ても、
肌の色、髪の色、体格、第一言語、両親の国籍、
もう本当に数え切れないくらいのバラエティ
に富んでいます。

だから一つの学校イベントを開催するにしても、公立学校は本当に
いろんな子に平等に、なるべくみんなが快適な方法を考えねばならず、
NZで教育関係に携わる人は、きっとどんな世界でも活躍できるんだろうなと感じます。


ブラジルxキウイのハーフの子、イギリスxキウイのハーフの子、
そして両親共NZ育ち中国人の子、みんなバックグラウンドは違うけど、
同じ歌を歌って盛り上がれるって、最高に幸せなことだよねって思います。

きっとこんな平和が、最高に贅沢で恵まれていることなんですよねkira01.gif

【恒例行事】手作り感を失ったパレード

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毎年のクリスマス前の一大恒例行事といえば、
NZの大手デパート・Farmersが、シティど真ん中を
丸ごと通行止にして行う、サンタパレード

シティの中心、クイーンストリートを大胆に歩行者天国にして、
歩道には2−3時間前から場所取りの人々がシートや椅子を敷いて、
ある意味NZらしからぬ光景が見られます。

関東で育った私でさえ、NZ生活が長くなるにつれ、
人ごみに行くことがだんだん苦手になり、
場所取りや行列に並ぶということが無理になってきます。

なので、10年ほど行っていなかったサンタパレードですが、
今年は娘の経験のために、家族で思い切ってお出かけです。

13時スタートですが、11時から場所取り
そして始まってびっくりしたのが、10年前との規模の違い

10年前、最後に息子を連れて行った時は
「学校のお遊戯会の方がよくできているかも・・・」というレベルでした。

ミッキーマウスの集団たちは、裏をみるとダンボールで作られた耳で、
風に煽られて飛んで行っちゃったり、顔に直接フェイスペイントでミッキーに
なりきっていて、息子はそれを見て怖くて泣きました。(笑)

ただ、10年の時を経てきてみたら、とんでもなくレベルアップ

ミニーだってこんなに巨大。
ただライセンス関係は大丈夫なんでしょうか・・・。


飛べないキウイバードだって、今日は大空に舞っています。


とりあえず大きくすればいいと思ってるんじゃなかろうか。


手作り感の名残がちょっとでも感じられるとホッとします。
ただ、これだって10年前ではありえないハイレベル。


それぞれの出し物にテーマがあるので、子ども達は興奮。


2019年のNZでは、煙も水も噴射できちゃいます。
10年前は手持ちの水鉄砲でピューピューする人が行進してました。


そして、他がアップグレードされすぎたために、
最後のトリの主役、サンタさんが霞みがち。(汗)
対比でサンタさんが地味に感じたので、みんな「パレード終わり?」「最後?」
フィナーレ感がいまひとつ味わえず。(笑)

個人的には、10年前のシティを貸し切ってまで行うパレードなのに、
素朴で手作り感が全然拭えない感じがNZらしくて大好きでしたが、
こういうところにもNZという国の発展を見て、それはそれですごいことだな
と、変に感心した日となりました。

それにしても炎天下で何時間も待つのは、子どものためとは言え、きつーい!

【学校行事】ヨーヨー500個と寿司200食

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先日、娘の小学校でカルチャーフェスティバル
開催されました。

↑スリランカ、UAE、中国出身のクラスメイトと。

各国の保護者達で集まり、屋台やゲーム、ダンスや歌などの
催しが企画され、全校総出での大きなフェスティバル。

日本人グループは、ヨーヨー釣りと、お寿司の屋台をしました。
(忙しすぎて写真が少ないのが残念!)

この国に13年前に来て、初めて海苔巻きを自分で巻くようになり、
ここ数年はサンドウィッチを作る気楽さで作れるようにはなりましたが、
私を含め日本人の保護者達は、海苔巻き50本と、稲荷400個のような
大量製作をすることはまずないので、計画の段階から途方に暮れかけました。

幸い、普段マーケット屋台で日本食を売っているその道のプロの方が
助けを申し出てくださり、そのおかげで予算内・時間内に全てを準備することに
成功。

それでも本当に「ああ・・大変・・・もうやりたくない・・・」が本音。
実はヨーヨーも、地元の日本語図書館に寄付や助けをいただいてようやくできた状態・・・。

実際、お寿司はもちろん好評で、一皿食べて、また買いに戻ってくれる人が
何人もいて嬉しかったり、子ども達が初めてのヨーヨー釣りに興奮して集中いたのが
予想通りとはいえ、頑張って500個のヨーヨー膨らませてよかったなと思ったり、
「ツカミはOK」なのは想定通り。

それ以上に、私は個人的に準備の段階から、
ヨーヨーをそもそも人生で初めて膨らます経験をさせてもらったり、
イスラム教徒のクラスのママが「日本食にはお酒使ってるのある?」と聞いてきて、
アレルギー以外にも気にかけないといけないところがあることに気づかせてもらったり、
海苔巻きの具としては、キウイはツナマヨ以上にアボカドが大好きなことを実感したり、
NZ子育て13年目ですが、まだまだ新たな発見がたくさんありました。

また、海外に来たことにより、自分がどれだけ日本について無知か知り、
海苔巻きを巻けない、浴衣を一人で着られない、東京の人口が何人か知らない、
日本の主要産業がパッと説明できない等、いろいろ恥ずかしい経験を経て、
日本人としてもこの国で成長させてもらっています。

この国ではこういうカルチャーフェスティバルなどの機会で、
各国分化を披露し、学ぶ機会が本当にたくさんあるので、
自分のアイデンティティがとても尊重されているなと感じるし、
子ども達も「僕たちは〇〇人です」というのを、誇らしく言います。

↑キウイ屋台のマスコット、羊さんをお借りした浴衣姿の娘

また一つ、新しい経験をさせてもらえて感謝の1日でした。
(と、大変だった愚痴は置いておいて綺麗にまとめます。笑)

【誕生日】ティーンエイジャーの祝い方

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Filed under お出かけ、旅行

先日、息子が13歳になりました。

13歳は、特に「今年はBig birthdayだね!」というような
歳ではないんですが、一応ティーンの仲間入りということで、
普段は行けないようなところにお出かけをすることに。

息子がリクエストしたのは、親友二人との、NZで一番メジャーな
遊園地
Rainbow’s Endkira01.gif

日本の人には規模の小ささに笑われてしまうだろうけど、
ここはNZの子ども達にとってのディズニーランドとか富士急ハイランドみたいなところ。
乗り物の数も、敷地の広さも、1度行けば数時間で全部制覇できちゃって、
待ち時間だって混んでる週末、大人気のものだってせいぜい10−15分
でも入場料は子どもも$50近くするので、こちらの子にとっては滅多にいくことの
ない場所なんです。

というわけで、ティーン突入おめでとうのこの日は、
3人のティーンボーイズと、8歳の娘を連れて入園。

ボーイズ達は中で別行動で、どんどん怖い系の乗り物へ。


ゴーカートのような車の運転系がなぜか4つほどあり、
ファミリーでも楽しめます。

そんなボーイズたちが楽しむ間、8歳娘とはどうしていたかというと、

8歳以下の子のための、Kids Kingdomへ。


この中は、小さめ怖くないジェットコースターとか、
メリーゴーランドがあって、かなり小さい子も楽しめます。


親は一緒に乗っても乗らなくてもOK。
泣き出しちゃう子がいると止めてももらえます。


一応キャラクターっぽい人たちもいます。
素人さが抜けきらない感じが、逆に好感度大です。(笑)

特にティーンエイジャー達は、なんども「僕たちを連れてきてくれて
ありがとう。今までで一番楽しい1日だった!」
なんて言っちゃうほど、
特別で楽しい時間を過ごしてくれたみたいでした。

こんな喜んでくれるなら、いつか日本の遊園地に連れて行ってあげたいな
なんて思っちゃった経験でした!