NewZealand親子留学体験レポート Lunguage school
チャイルドケア・現地校・語学学校

【高校卒業】NZ高校卒業、日本の大学へ②

今回は、前回の続きで小学校高学年から高校卒業までをNZの

学校で過ごしたNちゃんからのレポートです。


小学校から高校までの義務教育の、NZの一貫した“Active learning”(主体性のある学び)

“Leaning through play”(遊びを通した学び)の教育精神を、実際に教育を受ける過程で

実感したNちゃんから聞けたことは、NZで子育てする親としては、とても価値あるものでした。

—————————————————————————

NCEAの魅力2つ目は、科目だけでなくレベルも個人の学びに合わせられるところです。

NCEAは level 1 から3まであり、大体の場合、高1は level 1高2 は level 2

高3 は level 3 を受けますが、個人によって調整可能です。


苦手な科目はレベルを下げる子も多く、それが恥ずかしいという概念もありません。

逆に得意な科目はどんどん上を目指すことができます。


Level 3 の上には Scholarship のレベルもあり、好きなことや得意なことを伸ばすのには

リミットがないように感じます。ここがまた日本の学校と違うのかなと思います。


日本の学校では、苦手な科目は一段と努力して周りに追いつくことが大事。

一方ニュージーランドでは苦手な科目はゆっくり学習して、好きな科目に時間を費やすことを最優先する。

自分の短所に目を向けるよりも、長所に重心を置くのです。


このように好きな事をとことんやって、ぐんぐん伸びていくことで、

飛び抜けた才能が生まれるのだと思います。

これは平均点ばかりを気にする日本の教育に欠けている考えだと思います。


3つ目は、インプット(聞いたり読んだり)だけでなくアウトプット(話したり書いたり)

する力も評価してくれるところです。

ノートを取るだけが勉強じゃないんだなと気付かされます。


特に internal では、エッセイを書いたり、プロジェクトを作ることで自分の考えを表現する力

を身につけられます。私はNCEAのコースを通して勉強の内容だけでなく、

表現力や、コミュニケーション能力、クリエイティビティなど人としてのスキルをたくさん学びました。


例えば、メディアの internal で実際にホラー映画を作った時。

ホラーの構成をより深く理解できただけでなく、アイディアをひねり出したり、

あまりやる気のないメンバーにどう声をかければやる気を出してくれるかというのも勉強になりました。

そして汗水流して作ったショートムービーが一番いい成績を取った時は達成感で胸がいっぱいになりました。

知識や情報を吸収するだけでなく、それらを得た上で自分の考えを表現する。

これが本当のアクティブラーニングなのだと思います。


NCEAの魅力は、科目もレベルも一人一人の学びに合わせられることです。

更に、インプットだけでなくアウトプットする能力も育てられるので、

生徒一人一人が個性を伸ばせる教育システムです。


ショートムービーを作ったりなんて遊びのように聞こえるかもしれませんが、

「遊び」と「学び」がいつでも隣り合わせなのがニュージーランドの教育だと思っています。

NCEAは、大学に入るためだけにあるのではなく

将来好きなことや楽しいことを見つけるためにあるのではないかと思います。