Author Archives: upi-kirapera-admin

【ロックダウン】外出禁止中の過ごし方①

0
Filed under NZ生活

NZはロックダウンに入って2週目に突入。

我が家は正直「快適だ・・・」と引きこもり生活を

楽しんでいますが、どうやら周りも意外と気に入っている人が多いようで。


ただ、小さいお子さんがいるとそうとも言えないと思います。

NZにはお庭のある家が多いものの、お庭があってもなくても、

小さい子どもは「お散歩行きたい」「公園行きたい」が定番だと思います。


ただ、ロックダウン中はプレイグラウンド(遊具のある公園)は利用禁止

公園には一つ一つ張り紙があって、利用自粛をお願いしています。


「エクササイズ」目的の散歩、サイクリング等は許可されており、

徒歩圏内でその行動をすることができます。


ただ、子ども達にとって「ただ目的もなく歩く」ことはなかなか難しいため、

そこで湧き上がってきた素敵なアイディアが、


“We’re going on a bear hunt”


のお散歩。


これは、同じ題名の絵本が元になっているんですが、

この物語は「英語圏で育った子はみんな知っているんじゃ?」というくらい

(日本だと「ぐりとぐら」みたいな存在かしら?)有名なもので、

家族で「クマを探しに行こう!」というお散歩ストーリーなのです。


そのロックダウン中のお散歩アイディアがどういうものかというと、

「みんな自分の家にテディベアを窓際に飾ってください。

それを探しに子どもたちが楽しいお散歩をできるので!」というもの。

「誰とも接触することなく、でも子ども達が家の外に出て、楽しく運動を

できる」最高のアイディアだと思いました!


そしてそれを国民大イベントに押し上げてくれたのが、首相が演説の一部

「私の家にもテディベアを飾ってあります。お散歩で見つけてね」

と発言したこと。これで各マスコミが取り上げ、全国に広まりました。

(NZの首相も小さなお子さんのいるママなので、気持ちがよく分かるんでしょうね!)


私の友人達もみんなそれぞれ工夫したテディベアの飾りをしています。

もうクマで窓が占領!(笑)

ファミリー総出で、毎日変えているとか。

こんなの、子どもじゃなくてもみたら笑顔になっちゃう!

歩道から家までの距離があって、窓が見えにくい友人の家は

こんな状況に!ご主人がドクターなので「完全なウイルス防御を目指した」

と言っていました。(笑)


そして、ユーモア溢れるキウイらしいのが、

「うちはBear huntじゃなくてBeer huntだよ」という人がたくさん現れたこと。(笑)

今や、いろんな家の窓にビール瓶がみられます。


こういう暗くなりがちな状況でも、ユーモアを忘れない

この国の国民性が大好きです。Stay safe everyone!

【ロックダウン】学校は家庭で続きます

0
Filed under NZ生活

ニュージーランドは、3月26日より4週間

全土でロックダウン体制に入りました。


ロックダウン体制に入り、スーパーや病院などの、人間が生きるのに必須な

サービス以外の場所は全て閉鎖、もちろん学校も4週間休校です。


4週間休校の内訳ですが、実はもともと4月10日から2週間は

イースターホリデーだったこともあり、それが前倒しになって、3月28日からスタート。

学校が休校になった3月24日から27日までの間だけ自宅学習期間で、

2週間ホリデーを挟んで、また1週間自宅学習に入るという扱いです。


その自宅学習の中身ですが、各学校がオンラインで課題や授業を提供しています。


例えばある学校は、普段と同じ時間割で、各教科その時間に先生と画面越しにつながって授業に参加

体育の授業は庭をぐるぐる走ったり、腕立て100回したり、ヨガをしたり・・・なんていうものも!


また、その他の多くの学校、例えば娘の小学校は、クラスごとにGoogle classroomでつながり、

教科ごとに普段利用しているウェブサイトを通じた教育が受けられるように、各先生がセッティングをしてくれています。

リーディングもライティングも算数もあり、その他には「家族にランチを作り、その過程を写真に収める」とか、

「オリジナルのボードゲームを作ろう」とか「家族で紙飛行機選手権を開催」とか楽しいものも。

課題の中では、先生に個人的に提出するもの、クラスみんなでシェアするものがあり、

クラスメイトともGoogle classroomで会話できます。

現代っ子たちがテクノロジーを使いこなしているからこそできることですね。


こういった「オンライン授業」に、全国のニュージーランドの学校がすぐに切り替えられたのは、

●普段からオンラインでの課題に慣れ親しんでいる

●(理事会からの裏話としては)実は2月に新学期が始まった時点で、「いざという時のために、

オンライン授業の準備を各学校はしておくように」というお達しが教育省からすでにあった


という事実があります。


また、さらにCovid-19の状況が悪化してきた頃から、各学校は教育省の指揮のもと、

「ネット環境にない家庭」「デバイスを持っていない家庭」の調査を進め、

そういった家庭の子どもたちには、デバイスの貸し出しや、課題のプリントアウトなどの

代替案によって平等に対応できるように、かなり入念な準備を進めていました。


なので、子どもたちの学習環境についてだけいえば、

このロックダウン期間中も、ある程度の水準は保って進められている家庭が

多いのではないかと感じています。英語を話さない両親の家庭も、子どもたち自身がすでに

学校でオンライン学習のトレーニングを受けているため、親の助けなしに進めることが可能になっています。

ただでさえ、ストレスフルなこの状況で、一番気がかりな「子ども」「学校」の部分を

スムーズに対処できるように準備してくれていた、この国の教育省と各学校に感謝です。


【遠足】水辺の安全を楽しく学ぶ

0
Filed under ファームステイ・アクティビティ・ボランティア

小学4年生の娘の小学校では、先日MERCという施設で課外授業を行いました。


この日の目的は、普段も学校のプールで行われている「水辺の安全(Water safety)」と、

「海辺の生態」を学ぶというものでした。


10人弱の各グループに対して1人、施設からのインストラクターがついてくれて、

いろんな知識を、ゲームや体験を通して教えてくれます。


まず娘のグループは、について話を聞きました。

潮の満ち引き、どういう波が危ないか、などについて、

すでにこの国の子たちは知っていることだけれども、

今回は泳ぐのではなく、ボートに乗る時の情報として学びました。


同時に、ウエットスーツとライフジャケットのサイズ選びについてもお勉強。

ライフジャケットはきついなと感じるけど、それで体温を閉じ込めるから、

ぶかぶかじゃ意味がないんだよとか、子どもたちには新しい情報のようでした。


そして今度は着替えてボートへ。

それぞれの部位の名前を学び、水が浸水してきた時どうするか、

漂流しそうになったらどういう器具を使うかなどを教えてもらい、

いざボートに乗って海へ。

この施設の周りの海は、波がかなり穏やかですが、

途中でインストラクターのお兄さんがボートを思いっきり揺らしたり、

一人一人ボートから海に飛び込む練習、そして逆にボートに乗り込む練習(これが難しい!)、

また、救命道具を使って船に近づく練習もしてもらっていました。


親としてはとてもありがたい学習内容で、子どもたちは笑顔が絶えない、

楽しくてたまらない時間を過ごしながら、新しい知識を吸収したかと思います。


また、午後は海辺の生態系のお勉強。

この長いピヨーンとしてる生物は、Mediterranian fan wormと言って、

可愛く見えても他の生態系を崩す有害な存在であること。

ただ、いくら悪いと言っても人間の力ですでに入ってきたものを排除することは

良いこととは言えないので、あとはこれ以上入ってこないように努力することが重要なこと、

など、意外と大人でも思いつかない観点からのお話をしていただきました。

あとはカニを見つけたり、エビがいたり、子どもたちには楽しい発見がいっぱい。

学びと楽しい思い出たくさんの一日となりました。

この施設はホリデープログラムの受け入れもしていて、とってもオススメです!

【カフェ】子連れ万歳なカフェが増えてます

0
Filed under NZ生活

現在13歳の息子が未就学時の頃は、

「子どもと一緒にカフェ!」なんて発想にもならず、

連れて行く場所といえば、公園かプレイグループ。


そして、現在8歳の娘が同じ頃は、ちょこちょこ「子どもが遊べるカフェ」

が出てきて、「なんて子育てが楽な環境になったんだ!」と感動したのを

覚えています。ただ、その頃はまだ「あそこのカフェはプレイスペースがついてる!」

と大きく話題になり、みんな結構遠くからも行って集ったりする状況でした。


最近はというと、行く先々で、ちょっとしたおもちゃや本が置いてあるのは

もちろん、結構の確率でしっかりしたプレイスペースのあるカフェ・レストランが増えています。


最近行った「おしゃれで美味しい」と話題のカフェも、もれなくプレイスペース併設。

11:30に到着した時は、子連れのお客さんがたくさんいました。

店内のおしゃれさから、雑誌にも取り上げられていました。

最近オークランドでちらほら見かけるNitro Cold Brewという飲み物。

窒素ガスが入った水出しコーヒーで、味がとてもマイルド、フルーティ。

食べ物だって、こーんなにおしゃれ。

これはフィッシュタコスで、お野菜もたっぷり。美味しい!

「写真撮ってブログに載せていい?」と聞くと、

「わたし有名人になっちゃーう!」と大笑いしていた明るい店員さん。

キャビネットフードもおしゃれで美味しそう。こちらは次回!


こんな感じで、「子どもと一緒=急いでかきこむ」なイメージは皆無で、

親も子も楽しく過ごせるカフェが、オークランドにはいくつもあります。


ちなみに、このカフェはこちらです↓

子連れじゃなくても行く価値ありの場所ですよ♪

【週末】映画は屋外で無料で楽しむもの?

0
Filed under NZ生活

あまりにお天気の良い日が続きすぎて、

今年のNZは水不足が全国的な問題となっています。


水不足は本当に切実な問題だけど、

それでもお天気が良いのは毎日嬉しいというのも事実。

そして屋外大好きなキウイたちにとって、お天気の良い週末は

「外に出よう!楽しもう!」に拍車がかかるもの。


そんなキウイたちにうってつけのイベントのひとつが、

「屋外映画」イベント


気候がよくなる真夏の前後(真夏は逆に暑すぎるので適しません)

に、オークランドの各地の広場で映画イベントが開催されます。

多くは夕方からなので、

●敷物

●ブランケット(夏でも日が落ちると肌寒くなります)

●クッションやビーンバッグ

●食べ物

●ワインやビールを持ってくる人も。


を持ってきて、思い思いのスタイルで映画・ピクニックを楽しみます。


日本では、屋外で映画をみたことさえなかった私ですが、

こちらではいたるところで開催されているので、

ファミリーだけでなく、カップルや友達同士で来ているグループも

たくさんおり、もちろん学校イベントとしても定番のものなので、

NZに住んでると、必ず何度かは行く機会に恵まれるものなんです。


我が家も、定番の敷物とビーンバッグ、あとは日本のディズニーランドで

買ったポップコーンケースに家で作ったポップコーンを詰めて行きます。

映画はちらちら内容がわかる程度に見て、一緒に行った家族や友達と時々

おしゃべりしたり、子どもたちはぷらぷら遊びまわったり見たり食べたり、

外の美味しい空気を楽しみつつ、週末の平和な夕方を堪能します。


日本にいた時は知らなかった、こんな幸せな週末の過ごし方が

今では定番で、かかせない親子イベントになっています。

【小学校】クラスの犬と見栄張り週末

0
Filed under チャイルドケア・現地校・語学学校

“I’m going home with the classroom pet this weekend”

(私は今週末、クラスのペットを家に連れて帰るの!)

とこの国で言えば、大体の人がどういうことかすぐに理解してくれます。


娘のクラスのペットは犬

そう、ぬいぐるみの犬です!名前はRocco(ロコ)


週の間はクラスに毎日いて、その週頑張った子が、

ご褒美にそのクラスペットを家に連れて帰ることができます。


しかし、ただ連れて帰って家に置かせてもらうわけではありません。

「その週末、ペットと一緒にどんなことをしたか」

を週明けにクラスに発表するという、責任重大な宿題が付いてくるのです。


クラスペットがやってくると、

「週末はずーっと家でだらだらゲームしてましたー」とか、

「親がどこも連れて行ってくれなくて退屈でしたー」とか、

そんな事態になっては困る(親の見栄!)ので、

我が家はクラスペットがやってくると、急に見栄を張った週末を過ごすことに。(笑)


習い事・ドラマの先生(現役の舞台俳優さん)と写真を撮ってもらって、

ビーチにもお散歩しに行って、

シングルサイズ$8(!!)もする、新しいアイスクリーム屋さんにも行って。


そして、どこに行って写真の許可をお願いしても、

「今日はクラスペットがいるの」の一言で、全ての事情を察してくれるキウイの人々。

アイス屋さんのお姉さんたちは「きゃー懐かしいー!私もやったー!」

と昔話でキャーキャーしてました。どこの学校でもお約束な存在なんですね!


クラスペットが去った後の月曜日は「任務完了」な気持ちになります。

ぬいぐるみ1つで充実した週末を過ごさせてもらえるなんて、クラスペットの力はすごい!

【Haka】男子校のハカ大会は大迫力!

0
Filed under チャイルドケア・現地校・語学学校

昨年のラグビーワールドカップで「初めて見た!」な方も

いらっしゃると思いますが、NZではHaka(ハカ)がとても身近なものです。

マオリの方々の冠婚葬祭はもちろん、マオリではない子も、

NZの教育の中で、必ず一度はHakaに触れる機会があります。

大きなスポーツの試合の際にはもちろん、入学式や卒業式、

週に1度の全校集会でする学校もあるとか。

小さいと幼稚園で習い始め、NZ育ちの男の子は何かしらのHakaをほぼみんなできます。

NZのNational Anthem(国歌)が1番マオリ語で、2番英語なことは比較的知られていること

かと思いますが、実はさらにその1番と2番の間にHakaが入るバージョンもあり、

我が家の子供たちの小学校では、全校集会にて毎週その国歌の中のHakaを聞くことができます。

このパートは、男の子(もしくは男性教員)のみがします。

どんな感じか気になる方は、こちらのYoutubeリンクからどうぞ!

そんな身近な存在のHakaですが、今年から息子が通う高校では、

全校生徒(男子校なので全員)レベルで力を入れており、

先日全校Hakaコンペが開催されました。

全校2500人の男子たちが、縦割り6つのハウス(グループ)に分かれ、

独創性やチームワークなどを競います。審査員も外部からの方々が揃っていました。

それぞれが凝りに凝ったユニークな設定のHakaを披露し、

上級生になればなるほど上手なのもわかり、みんなが一生懸命にHakaをする姿は

とっても輝いて「青春!」な感じでした。

男子校なのもあって、もう迫力がとんでもない!

お隣の女子高校生たちがちらほら見に来ていたり、近所の人々も大勢来ていて、

そりゃあ毎年の名物になるわ!と思う素晴らしい出来でした。

この学校は入学式から素晴らしいHakaで迎えてくれ、

息子は早速Hakaのグループに所属。

そして今週末は一日9時間のHakaの練習をしに、学校に行っています。

来月のフェスティバルに向けた特訓だそうです。

我が家はマオリではないにも関わらず、

こんなNZの素敵な文化に関わる機会に恵まれ、本当にありがたいことです。

【小学4年】リーダーシップ教育の始まり

0
Filed under チャイルドケア・現地校・語学学校

我が家の8歳の娘は、2月から小学4年生。

もう小学校生活の後半半分に差し掛かったということです。


娘の通う小学校では、リーダーシップ教育を推奨しており、

「集団をまとめ、引っ張っていく」ことに興味のある子や、その能力のある子

にどんどんリーダーとなる機会を与えます。


ただ、全体のリーダーとなる子というのは、この国でも同じく

「ほぼ同じメンバー」というのがお決まりだったりします。


そのため、様々な異なる機会を設け、スポーツ・アート・勉強・

調理・ガーデニング・整理整頓など、全ての子が自分の得意分野で

リーダーになるチャンスが用意されています。


小学校では、大体どの学校も、選ばれた5・6年生が縦割りのHouse

と呼ばれるグループのキャプテンを勤め、全校集会などで下級生たちをまとめます。

そしてさらに6年生では、Student government(生徒会)の役割を担うことになり、

学校によっては集会で校長先生のアシスタントをしたり、司会をしたり、

かなり大きな役割をもらいます。


それに向かって、4年生ではクラス内でのリーダーシップから練習すべく、

日本でいう「〇〇係」の割り当てが始まりました。

娘のクラスでは、それをさらにお仕事として扱い、仕事の大変さや特殊さによって

異なるお給料(もちろんクラス内通貨!)がもらえ、さらに税金システムも一緒に学ぶ模様。

例えば、図書係(クラスの本棚を整える、図書室にクラス全員分の本を返却する)、

アート係(アートに使う道具の洗浄や管理)、デバイス係(ipad/PCをチャージし、鍵をかける)、

クラス係(クラス内のトラブルに対応する)、ラインリーダー(クラスで列を作って移動する際、

列を綺麗に整え、仕切る)などがあります。


これらも大事な人物評価の一部で、成績表にも反映されるほど、

大きな意義のある授業の一環です。


娘はアート係を第一希望に出しましたが、

果たして選んでもらえるでしょうか?!


ここから中学校・高校に向かって、リーダーシップ教育は

ずっと続けられていきます。


向き・不向きはもちろんあるものですが、

「いざとなったら場を仕切れる能力」があることは、

セルフエスティーム(自己肯定力)にとってとても重要。


さて、娘はお給料をきちんともらえるパフォーマンスができるのでしょうか!(心配です)


【放課後】1時間だけドボンですぐ解散!

0
Filed under NZ生活

夏休みは終わりましたが、まだまだ暑い日は続きます。


子ども達の放課後といえば、習い事か、お友達とのプレイデート

こちらの習い事は一般的に「学校終わってすぐ」というよりも、

家に帰ってちょっと一息ついたくらいの、早くて4時、年齢が上がっていくにつれ

そのスタート時間は遅くなり、13歳の上の子の習い事は6時スタートが多いです。

そのため、特に夏の間は、習い事がある日でも「放課後サクッとプールで泳ぎに寄ってよ」

とか、「1時間だけビーチ行こうよ」と声をかけてもらうことも多く、

お互い習い事までの限られた時間で、ちょっとおやつを食べて、

サクッと水に飛び込んで涼み、そしてササっと解散して、

それぞれの習い事に向かうということが珍しくありません。

以前は「習い事あってバタバタしちゃうから・・・」と断ることもありましたが、

最近はそのキウイのペースに慣れてきたこともあり、

「習い事前のサクッとビーチ・プール」を楽しめるようになりました。

そして、他のキウイママ達がするように、車には常に泳ぐ準備がしてあります。

そう、そもそも「泳ぎにいく」ことは一大イベントでもなんでもなく、

日常のほんの一コマに過ぎないんでしょうね、こちらの人たちにとっては。


お家にプールがあるのも全然珍しいことではなく、

実際、現在高校生でホームステイ中のHちゃんのお宅にも、

お部屋の目の前にプールがあります。


あとは、小学校のプールの鍵が一般にも売り出されているので、それを持っている人も

多く、そういう人たちは「30分だけ家に帰宅前のプール」みたいなことをするのをよく聞きます。


「たった1時間のためにいろいろ準備して、帰ってからもいろいろ洗うのか・・・」

と長い間思っていた私ですが、最近ようやくそう思わずに「行こう行こう!」と即答できるように

なりました。せっかくの限られた夏、楽しまないとですね!



【高校入学】高い?安い?公立校の負担

0
Filed under チャイルドケア・現地校・語学学校

数日前に、13歳の息子が高校に入学しました。

飛び級したわけでもなく13歳で入学

学区にある学校ならば入試なく入学できて、

(学区外に応募した場合も入試ではなく抽選)

そして高校生活はこれから5年


日本と違って受験がなという、プロセスの簡単さ故、

「気がついたら高校生」な拍子抜け感があります。


そんな中、保護者たちがざわつくのが、各種費用の高さ

高い高いとばかり言っても、日本の方にはピンとこないと思うので

ちょっと具体的な数字を出してみようと思います。


息子の高校は、オークランドのノースショアでも比較的高所得者が集まる

地域が学区となっています。

アカデミックもスポーツも、国のトップを取るような子が集まるため、

学校の人気がとても高く、この学校に息子を通わせたいがために、

学区内に引っ越すというファミリーも多いのです。


この国の公立校は、学校によって各種費用が異なります。

高所得者が多いエリアにある学校は、低所得エリアよりも

政府からの援助金が少ないこともあり、驚くほど金額に差が出ます。


我が校の場合、年間の学校ドネーション(という名の授業料)が600ドルほど、

それに雑費として150ドル前後初年度文房具250ドル強

学校から「このレベルを買ってください」と言われたパソコン1500ドル前後

そして制服一式(夏服だけ=さらに高い冬服が待ってます)600−700ドル前後

あとは学校指定の革靴を買ったり、スポーツチームや合奏団に所属したらまた追加の云々が

もちろんかかりますし、今後遠足やキャンプなどでも都度徴収されます。


今までの小・中とはちょっと桁の違う出費が多く、

日本の家庭のように「教育貯金」が当たり前じゃないNZ人たちは、

「新学年の時期はショックで崩れ落ちそうになるわ」と弱音を吐きます。


「お願いだから、一足12ドル(約1,000円)の靴下失くさないで!」

というのが母の切実な願いです。