オークランド市内にあるアートギャラリーでは、
特にスクールホリデー中になると子どもたちが興味を持つような
イベント(無料・有料ともに)を開催してくれます
今回は、水玉模様でおなじみ、日本の草間彌生さんのイベントが開催されるとのことで
6歳の娘と11歳の息子を連れて街まで出かけて来ました

アートギャラリーは、Queen streetから一本入ったAlbert Parkの目の前にあります。
オークランド市民は入場料が無料なので、本来は電気代の請求書などの住所証明を持って行く必要が
あるとのことですが、「NZの免許証持っていればいいよ」と言われたので免許証で入場無料に。

入口から「草間彌生ワールド」となっていたミュージアム。期待が高まる!

お部屋に入る時に1人1枚スティッカーシートをもらって・・・

わーお!目がチカチカする〜

入る時に「天井以外どこでも貼っていいよ」と言われたので、子どもたちはどこに貼ろうか
(もしくはどこに貼る場所が残っているか・・・)に夢中

キッチンの中も細部まで再現されていて、なんか変な感覚。
そして11歳の今年中学生のお兄ちゃんは楽しめるかな、と少し心配していましたが、
妹よりも「どこに貼ったら自分のスティッカーが目立つか」に真剣になって取り組んでおり、
楽しそうなひとときでした。
でもちょっとびっくりしたのが、さまざまな場所で「Yayoi Kusama」を宣伝していたのに、
催しはこのスティッカー貼るものだけ。本人の展示物もなければ、Yayoi Kusamaが何者なのか、
全く紹介もなくって「ただスティッカー貼った」で終わった人も多いはず。
残念だなあ!日本が誇るアーティスト、もっとがっつり紹介してほしかった
このイベント、4月2日までオークランドアートギャラリーで開催されています
https://www.aucklandartgallery.com/whats-on/exhibition/yayoi-kusama-the-obliteration-room
2月に入り、各学校が新学年をスタートさせています
我が家の長男は今年から中学校にあたるIntermediateに入学です

小学校のときと比べて校則が急に厳しくなったり、学校でもらえるプリペイドカードで
文具やランチを買ったり、色々急に大人に近づいた感じの生活がスタート。
小学校ではスニーカーだったのがレザーの靴指定になったりして、子どもたちは
「靴擦れが痛い!」と大騒ぎの日々なようです。
そんなIntermediateは、日本人の私にとっては不思議な期間で、
というのはたった2年間だけ
入学してすぐ翌年にはもうその次に控えている高校(College)への入学願書を出すとかで、
「入学した!」と思ったらすぐ卒業・・・という状態らしいのです。
学校によっては小学校と同じ敷地にIntermediateがある、Full primary(小学校が8年生まである感覚)
もたくさん存在しますし、なんだかとても曖昧な存在なのです
我が息子はFull primaryではないので、新たにIntermediateの制服等を一式揃え、
その請求書を見ながら「こんなにしっかり揃えてもたった2年・・・」と軽くため息が出たり
その後は高校が5年間あるので、「なんでこれを3年と4年に分けないんだろう」
と不思議で仕方ないのです。
まあ親としては色々不思議だったり疑問がありますが、
子どもたちは「PrimaryよりもIntermediate、IntermediateよりもCollege」
とよく言われるくらい、進級すればするほどどんどん楽しさが増してゆく、
というのがNZではお約束らしいので、この2年間も全力で楽しんでくれるといいなあ

さて、Kerikeriに数泊したあとは、もうせっかくだからということで、
さらに北に1時間半ほど行ったところのビーチハウスにいる知人を尋ねていきました。
場所の名前はHenderson Bay
NZの最北端、Cape Reingaまであとちょっとというほど北上したところです。
「近くのスーパーまで40分、あとは何もないよ」
と聞いていたけど、本当だった

そして着いたお宅は10エーカー。もう単位も広さも想像つかず。
このエリア一帯は全て10エーカー単位で販売されているそうです。

裏庭がこんな景色だなんて、一体どんな世界なの〜
そして徒歩5分のビーチまで、この辺りの人々はみんなクアッドバイク(4輪バイク)で
移動します。子どもたちはまずこれに大興奮。わたし、帰り道酔っぱらって落ちました。(笑)

着いたビーチは、Kerikeriよりもさらに人がいなーーーい!
プライベート

波が適度にあって、大きい子どもたちはサーフィンやボディボードを楽しみ、
小さい子たちは波はあるけど遠浅なので波と戯れて、丸1日水の中で過ごしていました。


砂もさらさらしていて気持ち良い

そして自然の中で遊んでいると、気がつくと近くの別荘に来ている子たちとみんなで遊び出して、
お互いの家に行き来してご飯食べさせてもらったり、ご飯食べに来たり。
なんだか自分の子どもの頃のご近所付き合いを思い出して嬉しくなったなあ。
一方大人は海で遊ぶ子どもたちを見守りながら、昼間からお酒を飲んで、
知り合ってまだすぐだというのに、なんだかとーっても深い心の内をお互い話し合ったり。

オークランドも東京と比べると自然が多いなと思っていたけど、
ここまでの大自然に囲まれる日々を過ごしたら、身も心もスッキリ洗われた気がします
そして食事は採れたてのTua tua(蛤みたいな貝)や鯛の贅沢三昧


実は行く前に、「電気はソーラーパワーで、水は雨水を溜めたもので、インターネットはない」
と聞いていて、「私生き延びれるかな・・」とヘタレなことを思っていたわたし。
でも行ってみたら、朝から晩まで全力で子どもたちと遊んで、全力で生きてる!って感じて、
すごいパワーを出して、パワーをもらった1週間となりました
またお休みになったら人間力取り戻しに遊びに行かせてもらいたいな
さて、まだまだ続きます6週間の夏休み。
そろそろ「オークランドで子どもを楽しませるのも限界!」と感じてきたところで、
先月オークランドから、Kerikeriという場所に引っ越した知人から「遊びにおいでよ!」
のお誘いが
Kerikeriはオークランドから北に車で3時間ほどのところ。
オレンジが有名で、オレンジそのものはもちろん、オレンジジュースなどの製品も
“Kerikeri orange”と書いてあることが多いです
そしてKerikeriは「ファーム」なイメージでしたが、たくさんのビーチがある

ビーチに行ってみると、オークランドから来た私たちは「空いてる〜♡」と驚きましたが、
(それでも日本と比べると、オークランドのビーチの混み具合なんて空いてて笑っちゃうレベルですが)
地元の人々は「今日は天気が良いから人が多いね〜」と

↑向こう岸にポツポツと見えるのが、水辺でキャンプしている人々のテントです

その日から数日泊らせてもらった知人の家は、なんとファーム
何十エーカーもある敷地内を、バイクで移動したりするレベルの大きさです。
そして朝、やけに近い「メエエエエエエエエエ〜」の声と同時に、
子どもたちの「ママー起きてー!!!!見てー!!!!!!」の大興奮の声が聞こえて
飛び起きてみると・・・

窓の外目の前、羊のグループが移動中

そりゃあパジャマで全員飛び出ちゃいますよね。(笑)
そしてお庭で夕食を取っていると、ハリネズミが近づいてきたり。

ハリネズミってネコとかイヌの餌を食べるんですって。知らなかった!
こんな感じで自然に囲まれたファームでの時間は、ゆっくり、だけど本当に贅沢に過ぎて行き、
子どもたちはおもちゃもテレビもない生活だけど、毎日起きてから寝るまでずっと楽しい時間を
過ごしていました
実はオークランドから引っ越したこの知人、急にファーマーになったんです。
去年11月に会ったときに「もう机に向かう仕事は嫌だ。自然の中で働いて、
子どもも自然の中で育てたい。」と宣言し、某企業のマネージャー職から突如転職。
周りはみーんな唖然としましたが、朝早く起きて牛と羊のお世話をし、
子どもと毎日自然に囲まれて過ごす今の彼らは、とってもとっても幸せで充実している印象を受けました
正直私はオークランドが大好き
でも大自然に触れ合って、大はしゃぎする子どもたちを見たら、
せっかくNZにいるんだから、もっともっとこういうところに連れて来てあげたいなと改めて感じました
今年の12月中旬から1月にかけてのクリスマスホリデー、
我が家は12年目にして初めてオークランドで過ごしています
NZの人々は、「夏休み=キャンプにビーチ」がもうド定番も良いところなんですが、
実はわたし、そのどちらもあまり好きじゃない事にここ数年ではっきり気付いてしまいました
まあキャンプに至っては食わず嫌いなのかもしれませんが、今年はまだチャレンジする気が沸かず。
そんなわけで、オークランドで楽しむ夏休みについて
まずは定番、プール
オークランド市内には市営プールがいくつもあり、16歳以下の子どもはなんと無料!
付き添いの大人も一緒にプールに入るか入らずに見ているかで値段は変わりますが、とてもお手軽。
①Parnell Baths
ここはオークランド中心街からもすぐの、水辺にある大きな屋外プール。
中心街からバスや電車でも来られます。
海水を使っているのでしょっぱいですが、温水で気持ちい〜い
※ここは子どもも入場料がかかります。
②Mt Albert Aquatic Centre
ここはオークランド中心街から車で15分ほど西に行った所。屋内。
15分に一度くらいの感覚で波が出ます。そして大きな滑り台も!
※ここは子どもも入場料がかかります。

③Takapuna Pool
ここは、ノースショアにあるザ・普通の屋内プール。
小さな10歳以下の子ども用のプールと、レーンに分かれているプールがあるのみの
シンプルプールですが、親は一緒に入らなくても子どもだけ入れてプールサイドで見守れるので楽

④Glenfield Pool
こちらもノースショアにある屋内プール。
基本的に上記のTakapunaと同じ感じですが、規模は少し大きめ。
大きなスライドもあるので、大きい子も楽しめます。
⑤Pt Erin Pool
シティ側、ハーバーブリッジふもとにある屋外プール。
ホリデー中はお昼近くなると巨大インフレータブルのアスレチックが登場したり、
本格的な飛び込み台に、プレイグラウンドやBBQ台もあって一日楽しめちゃいます。
この5つが今回のホリデー中すでに行ったプールリピートで何回も行っているところもあります。
次はどこ行こうかな〜?と考えるくらい色々あって、楽しくてたすかります
誤解を恐れずに言いますと、
NZの小学校は、12月に入ると勉強らしい勉強はしません
その代わりになにをしているかと言うと、
クリスマスポエムを読んだり、サンタさんに手紙を書いてみたり、
あとは「全校生徒の親睦を深める」的なイベントが目白押しになります
なので12月はみんなテンションが高い高い!そりゃあ楽しいだろうな
1年生の娘のクラスは、先日6年生のお姉さんたちが企画した
「クリスマスパーティー」でおおいに盛り上がりました
そして、こちらの1年生たちはどんなことで盛り上がるのか、
どんなゲームが定番なのかと言うと・・・
①Musical statues(アメリカ系の国ではFreeze danceとかStop motionsとか言います)
こちらは音楽をかけて、その間は激しく踊り、音楽が止まったらStatues(像)の様に
ピタッと止まります。動いちゃったらアウト〜!

②Treasure hunt(宝探し)
お姉さんたちが事前に砂場の中にキラキラのスティッカーを隠しておいてくれて、
それをみんなで探します。子どもたち黙々と集中!
担任の先生は「こんな静かに集中してくれるなら、一日一回やりたいわ」と。(笑)

③Pass the parcel
こちらは、何重にもラッピングされた小包を、円になった子どもたちが音楽のかかってる
間どんどん回していき、音楽が止まったときに持っていた子が「一枚だけ」包装紙を開けていく
ゲーム。最後に入っているプレゼント1個の場合もあれば、今回のように小さい子が多い場合は
それで機嫌を損ねたりするので、一枚はぐごとに小さなプレゼントが入っていたりします

私もこのパーティーのお手伝いをして「5−6歳児にはこういうのが良いのか」
とお勉強させてもらったので、我が家での子どものクリスマスパーティーでも早速導入。
どれも大盛り上がりで「はずさない」ゲームだということを実感しました
ちなみにこの日の持ち寄りは、ちょっと手抜きでマシュマロとイチゴの
フルーツケバブにしました。手抜きだけど、これも「はずさない」メニューです

ニュージーランドは2月が新学期なため、
12月の夏休みに入る前が卒業シーズンです
我が家の6年生も今年は卒業生
1ヶ月前くらいに学校から来たお知らせを見ると、
「女子は、ワンピースやオシャレなトップスに、ちゃんとした靴、
サンダル可(←この時点でちゃんとしてるのか疑問?!)。
男子は、襟のついたトップスに、破れていないボトムスなら半ズボンでもOK。
ジーンズ可(←え?穴とかそういうレベル?!)。」
こんな「???」でいっぱいになる手紙を受け取りました。
確か日本の小学校卒業式では、何ヶ月も前から母と一緒に何度もデパート行って、
ブレザーが何色が良くて、スカートはこんなのが良くて、靴下!靴!とかもう大騒ぎで
お買い物をしていた記憶が(それくらい力入れていたということ!)。
他の卒業式を経験済みのお母さんたちにリサーチをかけると「上は半袖のシャツで、ズボンには入れずに
出したまま入れる感じ。ネクタイとかする子も少数いるけど、しない子が多数かなー」という感じの反応。
「これはどうやら日本の卒業式とは相当気合いのレベルが違う(入らないという意味で)っぽいぞ」
ということには早々に気付きました
さて、当日
18:00から卒業式、19:00から生徒オンリーのディナー
(といってもピザとかカジュアルなものだったよう)、その後ディスコで20:30お迎え

式典は至ってカジュアル。
名前を1人ずつ呼ばれて壇上で校長先生から賞状をいただき、
その後全員で1曲歌っただけ
しかもこちらの子たちの賞状のもらい方って、片手で握手して、握手が終わる瞬間くらいに
もう片方の手で片手で半ば奪い取るように上から賞状を取って行くスタイル(?!)なので、
日本のあのきちんとした(しかも何度も練習させられた)受け取り方に慣れている私は、
いつも見ていてヒヤヒヤします。
でも大人もそういう受け取り方してるから、握手が重要ってことなのかな?

そんな式だったため、日本のように涙を流す場面もなく、むしろ笑いが起きる場面ばかり。
お母さんは正直ものたりませんが、楽しそうでよかった

そして翌日は終業式でなぜかまた学校に。(あれ?卒業したんじゃ??)
その日はクラスみんなで大号泣だったそうで、息子も涙目で帰宅しました。
そして好きな子に告白もしたらしい