Author Archives: upi-kirapera-admin

ハロウィンの浸透度in Auckland

0
Filed under NZ生活

先日のハロウィンは、一部日本の地域でも盛り上がりを見せていたようですが、

こちらオークランドはというと、たぶん日本の方々が想像している

「外国のハロウィン=すごい盛り上がる」からは相当かけ離れていると思いますkinoko03.gif

盛り上がり度合いで言ったら、日本のハロウィンにちょっと毛が生えた程度?!

お店でのハロウィンものの扱いも申し訳程度で、既にクリスマスアイテムに圧倒されている状態ですki.gif


そんなハロウィンですが、6歳の娘は今年Trick or treatデビューhiyoko.gif

1年生のクラスメイトと一緒なので、ほぼみんなこの日がデビューでしたheart01.gif

日本人の娘、中国人、キウイ、ドイツ人、ブラジル人と国際色豊かな面々で。

そしてみんな「見よう見まね」な状態。(笑)

キウイのお母さんたちも「私たちが子どものころはこんなの誰もやってなかったよ」と。

私は子どものときにアメリカですっごい本場な規模のTrick or treatをしたことがあるので、

子どもたちに簡単にレクチャーしてから出発f01.gif

基本的にこうやって飾り付けをしてくれている家を尋ねますusagi.gif

ただ、飾り付けをしていないけどお菓子をいっぱい用意してくれている家も

たくさんあるので、道ですれ違う他のTrick or treaterたちに「どこにあった?」

と情報交換しながら進むのが安全te03.gif

そしてみんな近所でするので、すれ違う人たちは

ほぼみんな小学校や中学校の顔見知りたちicon_surprised.gif

家から出て来る人も学校の顔見知り。(笑)

こうやって大人たちも仮装して、本気で子どもたちを楽しませよう(怖がらせよう?)

としてくれるのが嬉しかったりheart02.gif

「うちには大きなプールがあるから、夏になったらおいで。勝手に入っていいよ!」

と親切にお庭の暗証番号まで教えてくれるおじいちゃんのお家もicon_eek.gif

こうして子どもたちと2時間ほどいっぱい歩き回って、お菓子もバケツにいっぱいicon_inu.gif


最初は「ハロウィンというイベントを楽しむ」目的でしたが、歩き回って今まで会った事のない

近所の人たちと会話を交わすたびに「近所の親交を深める」目的もあるイベントなのかなとふと思いましたkira01.gif


お菓子の量以上に、気持ち的にいっぱい収穫のあった日で、

地域の子どもたちを温かく見守ってくれるノースショアの空気に幸せになった一日でしたyotuba.gif



【春休み】楽?厄介?高学年以降のホリデー②

0
Filed under ファームステイ・アクティビティ・ボランティア

さて、2週間の春休み、第2週目の記録ですhare.gif

兄は今までやってみたかったフィールドホッケーの2日間プログラムに挑戦hiyoko.gif

ホッケーっていうと、屋内の氷上でするアイスホッケーを想像する方が多いと

思いますが、NZではこのフィールドホッケーが一般的です。

とっても人気の習い事で、大概の男の子はホッケー、ラグビー、サッカーは経験してますbeen.gif


そして雨の多かったこのホリデーame.gif

基本的にアウトドアスポーツのプログラムはよほどの悪天候じゃない限り

雨でも開催されますが、妹は屋内の遊び場で過ごすこともheart01.gif

ここはInflatable Worldと言って、バウンシーキャッスルがいっぱいあるところkinoko02.gif

どちらかというと低学年向きかなあ、なので兄がいないときには最適ですusagi.gif

そういえば、日本の屋内遊戯施設では「靴下を脱ぐ」のが一般的な印象ですが、

こちらでは逆に「靴下を履いていないとNG」ですkaeru.gif


あとは、毎年の春休みの恒例「お花見」futaba.gif

そうなんです、こちらにも桜の並木がある公園があって、開花時期は

日本人や他アジア人のピクニックでいっぱいになります。

ただ、場所取りなんて混み具合には絶対なりません・・・。

今年は、兄のクラスメイトで「日本のManga(漫画)大好き!日本文化に興味津々!」

なお友達を連れて行きました。お花見は知っていたし、私が作っていったお寿司にも感動してくれて、

なんかこういうの嬉しいな〜とじんわりしましたkira01.gif

日本人ばかりのピクニックですが、靴をきちんと脱いで正座して、

最後にはみんなに「ありがと!」と言っていて、頼もしいicon_wink.gif

こうやって子どもの頃から色んな文化に触れ合うこの国の子どもたち、

将来が楽しみだheart02.gif


最終日には、娘のクラス全員(と言っても18人)に声をかけてピクニックneko.gif

10家族以上集まりましたが、面白いと思ったのは、

キウイは水筒以外手ぶら同然で来る!(笑)

むしろ親たちはお金さえ持ってこない!(笑)

でもボールとかシートとか遊び道具はたっぷり持って来る。

対してアジア人は、異常な量の食べ物を持って来る!(笑)

その差が歴然としていてみんなで笑いました。

そういえば学校のお迎え時も、キウイは手ぶらだけど、アジア人ママたちって

みんなバッグを持ってるなーってicon_lol.gif 面白い。


これにてホリデー記録終了ですte03.gif

おつきあいいただき、ありがとうございましたbeen.gif


【体操新種目】パルクールってなに?!

0
Filed under ファームステイ・アクティビティ・ボランティア

今回の春休みで上の子の課題のひとつとしたのが、

「今まで経験したことのないものにチャレンジする」でしたusagi.gif


というのも、上の子は来年から中学生been.gif

特に小学生の間は「浅くても良いから広く色んなことにチャレンジする」キウイの子たち

なので、中学生になってから「初心者」として新部門に参入するのは難しかったり、

そもそも無理だったりする場合もあるので、まだ小学生のうちに、そして気軽に始められる

ホリデープログラム(お休み期間限定の習い事)から始めてみたら・・と思ったのですhare.gif


その中でも、私は最近までその存在さえ知らなかったパルクール

英語ではParkourと書くので「パーコー」のように発音しますが、発祥がフランスなので、

パルクールと日本では発音しているようですね。フリーラニングと言う人もいます。


友人からたまたま聞いたこの競技。

なんと我が家の息子も主人も、何年も前から知っていたとicon_eek.gif

息子の同級生たちに聞いても、聞いた子みーんな「知ってるー!やってみたーい!!」

と大興奮。それだけ広く認知されていたものだなんてicon_eek.gificon_eek.gif


ただ、認知度は高いようですが、実際に挑戦したことがある子は周りにおらず、

競技を教えてくれた友人から、これができる施設も紹介してもらったので、いざf01.gif

Flow academyという場所で、オークランドには2カ所あります。

ホリデープログラムは8:00から17:30までみっちりkaeru.gif

ちなみに週末1時間だけのレッスンも毎週開催されています。


肝心のパルクールとは、動画を探してみてもらうのが一番分かりやすいと思いますが、

簡単に言ってしまうと「移動動作を用いて、人が持つ本来の身体能力を引き出し追求する方法」

(Wikipediaから引用)で、壁とか地面の凸凹の上を飛んだり走ったり飛びついたり、

なんだか「忍者」とか「ジャッキーチェン」を連想させるような競技です。(逆に分かりにくい?笑)

まあ、男の子は絶対好きだよね〜と一目で分かりますkira01.gif

体操ともちょっと違うんですよね〜。逃げ足が速くなりそうな感じicon_mrgreen.gif

トランポリンで空中回転の技も教えてもらったり、

サーカスの技も習ったそう(ここでサーカスのクラスもあるそうです)usagi.gif

あとはボルダリングの引っかかりどころがほとんどないバージョンとか。


これを極めてどこに向かうのか・・・という感じですが、

実は国際体操連盟がオリンピックの新種目として提案をしているとかicon_inu.gif


アクティブ系な習い事は、大充実しています、ニュージーランドheart01.gif








ファームのお祭りで羊にロックオン

0
Filed under ファームステイ・アクティビティ・ボランティア

オークランド中心街から車で南に20分ほど、Ambury farmという、

オークランド市が管理するファームでのお祭りがあったので出かけてきましたhiyoko.gif

広いファームの敷地内で、まずは娘が目当ての各動物さんたちににご挨拶hare.gif

羊さん、こんにちはーheart01.gif

ヤギさん、こんにちはーhare.gif

高い所に登るのが好きなので、机の上でお行儀良く悪くお食事中icon_mrgreen.gif

ヤギさんはちょっとアグレッシブだったので、穏やかな羊さんゾーンに戻り、

いっぱい触れ合わせてもらう。そして「この羊さん、一緒にお家帰ろう」とkao-a17.gif

羊さんの毛って、きっとみなさんの想像よりもずっとずっしりしていて、

意外と固いんですよicon_inu.gif

そして人だかりができていた、このCow Lottobeen.gif

なんかみんな番号に名前を書いて、$5賭けている模様kinoko02.gif

この番号が降ってあるところに牛の群れを連れて来て、

「どの番号のエリアに最初にウンチをするかunchi.gifで賭けてるんですってicon_eek.gif

10歳以下の子限定で、乗馬(ポニーライド)もできますte01.gif

あとはおもちゃの魚釣りに挑戦して、

釣った魚が合法サイズを満たしているものであるかを、

本当のオフィサーがチェックしてくれますicon_eek.gif

あとはボールの中に入って、プールの中でぐるぐる遊び回るアトラクションや、

子どものお祭りでは定番のこういうものもいっぱいkira01.gif


私が子どものとき、羊とかヤギとかこんな大きい動物に身近で触れ合う

機会はあったかな?と考えると、NZにいる子たちはこういう機会がしょっちゅうあって

なんてラッキーなんだろうと思いますfutaba.gif


このAmbury farmは普段から入ってOKな、オークランド市管轄のファームです。

もし動物を近くで見たくなったら、お散歩がてら行くのにおすすめスポットですusagi.gif

http://regionalparks.aucklandcouncil.govt.nz/ambury


晴れてても結構ドロドロの部分があるので、長靴と着替え持参を強くおすすめしますheart02.gif



【春休み】楽?厄介?高学年以降のホリデー

0
Filed under お出かけ、旅行

ニュージーランドは2週間の春休み真っただ中シーズンfutaba.gif


そして今年に入って気付いたこと。

小学校高学年以降、ホリデー計画を立てるのはとっても大変」ということkao-a13.gif


なぜなら法律的に14歳未満は1人でお留守番させられない

ということは小学校高学年の10歳前後の子ももちろん大人と一緒にいないといけない、

でも低学年の頃のように安い、けれどただ一日遊び続けるホリデープログラムには

興味を示さなくなる、というのが周りの保護者たちと話していて一致した意見kao-a20.gif


だから、高学年ともなると一日約100〜150ドルするようなIT系のプログラムに入れたり、

サッカー、ホッケーなど「明確な専門性」があるプログラムを厳選して(お母さんたち、

ホリデー前になるとお互い情報収集に必死!)入れるというパターンになっていくのですkaeru.gif


そうでなければ、お母さんのお買い物に付き合わされて、死んだ魚の目をしながら店内をぼーっと

ついて回る子となります。この時期、相当数の死んだ魚の目に出会います。(笑)


我が家は第一週目の今週は、これというプログラムに出会えなかったので、

毎日プレイデートのセッティングに母奮闘f02.gif

どの家庭もホリデーの過ごし方には頭を悩ませているので、誘うと「やったー」

と乗って来てくれるファミリーが多くて助かりますkao-a14.gif

ちなみに我が家は兄・妹5歳差なので、プレイデートは別々にすることが多いですhare.gif


それでは写真で私の奮闘ぶりを見てやってください。

Milford beach沿いにオープンした新しいプレイグラウンドへ。

ただ、この時期のビーチ沿いはまだ寒かった・・・yuki.gif

兄はクラスメイトのお宅で遊ばせていただきました。

もうみんな「お互い様」という感じで、気楽に預け合うお国柄ですkira01.gif

お買い物ひとつ取っても、子どもたちが「死んだ魚の目」にならないよう、

なるべく楽しめるような場所を選びます。同じ考えの人々がいたようで、

店内には我が家以外にも3組の親子連れが・・・。

お店の人もどんどん子どもたちに話しかけて味見をくれたり、

量り売りなので「自分で入れてごらん」とお手伝いをさせてくれて楽しんでいましたkira01.gif

こういうちょっとしたことがありがたい!

あとはお約束の屋内トランポリン施設でパワーを発散させてもらい、

お友達と一緒にプレイグラウンド付きスーパーte03.gif

ここも「死んだ魚の目」を見ずに、母が買い物に集中できる貴重な場所icon_cool.gif

あとは同じく年の差兄妹の奇跡コンビなクラスメイトを誘って、

朝からオークランド博物館heart01.gif

ここの良いところは、中でも子どもが体験型で楽しめる展示がたくさんあり、

その後は外のひろ〜い公園木登りしたり、鳥に餌をやったりできるところki.gif

そして庭仕事をさせられたりしたり、車洗わせられたり洗ったり、

お母さんのお買い物に付き合って激混みモールに連行させられたりicon_mrgreen.gif

(キラキラ輝く妹の笑顔に対し、兄は死んだ魚の目をしていることに注目です)


合間には図書館に行ったり、アイス食べにわざわざ遠出したり、家でお菓子作りしたり、

今時の子たちに「なるべくデバイスから離れた生活」を楽しんでもらうために

お母さん頑張り中です。

ただ、NZの子は遊びに来ても「ゲームしたい」とかほとんど言わないし、高学年男子でも、

お菓子作りに誘うとノリノリで手伝ってくれたり、何をするにも楽しくしちゃうことが上手い印象です。

あ、お母さんとのながーいお買い物を除いては、ですねkao-a20.gifkao-a20.gif





プリンセスとスパイダーマンで渋滞する日

0
Filed under チャイルドケア・現地校・語学学校

今週、子どもたちの学校はBook weekでしたenpitu02.gif

読書推奨週間という感じでしょうか、学校ぐるみで「本に興味を持ってもらう」ために、

毎日午後読み聞かせのプロを呼んで本を読んでもらったり、

休み時間に「Book fairy(本の妖精)」が隠した本を見つけ出そうなんてゲームもheart01.gif


その1週間の締めくくりとして、今日はBook character paradeというものがあり、

朝から生徒たちはお気に入りの本のキャラクターに変装して登校ですf01.gif


我が家は娘がここ何年もずっと大好きなLittle red riding hood(赤ずきんちゃん)を選んだので、

特になんでも良さそうだった兄はそれに付き合う形でBig bad wold(おおかみ)に。

校門の前にはすでにオオカミ(かぶった!笑)になった校長先生が立って生徒たちを出迎えていて、

赤ずきんちゃんの娘に向かって「待ってたぞおーkya-.gif」とicon_lol.gif

クラスメイトたちも思い思いの格好をkira01.gif

女子はおそらく90%がプリンセス、男子は50%くらいがスパイダーマンでした。(笑)

ほら、これも一応本になってるもんね!


そして体育館前に全員集合してパレードがスタートusagi.gif

各学年で「ベストコスチューム賞」が送られたのですが、娘がなんと選ばれ、 本のプレゼントがicon_eek.gif

これは嬉しいね〜hare.gif


たまたま体験入学で来ていた日本人のお父さんは「こんなの、日本の学校じゃ絶対ないですよね〜」

と驚かれていました。こちらの学校では定番行事なので、やはり色々違いますよねicon_wink.gif


ちなみに、校長を筆頭に、先生方の気合はとてつもなくすごかったです。(笑)

やっぱり大人が楽しまないと、子どもたちにも伝わりませんもんねte03.gif

インクルーシブ教育のやりかた

0
Filed under チャイルドケア・現地校・語学学校

先週はNZのインクルーシブ教育について、
発達障害の子の親としての印象、周りの子どもたちや保護者たちの
反応について書いてみましたyotuba.gif

でもそもそも、知能的にも大きな差がある子をいきなり健常発達の子と
同じクラスでお勉強させてついていけるのか?実質的な意味はあるのか?
というのが大きな問題ですenpitu02.gif

まず、娘の小学校の低学年1クラス最高人数は19人です。
それに対し担任の先生が1人。
そうそう、私は日本の小学校で1クラス40人とかいましたが、
キウイのお母さんと話していると「私の時代は1クラス15人もいなかったから、
今は人数が多くてびっくりしちゃう」ってicon_eek.gif

そして、低学年には毎日補助の先生が2時間つくのと、
娘のサポート専用の先生が1日30分つきます。

授業の進め方としては、各自でレベルと進捗状態が大きく異なる「リーディング」「ライティング」
「算数」
に関しては、クラス内で4−5個のレベルに振り分けられ、
1グループずつ担任の先生が回って教え、その他のグループは先生が回って来るまで自習課題を
補助の先生に助けてもらいながら進めるという流れですmezamashi.gif

毎日短い本を1冊読むのが宿題ですが、このリーディングの練習を1グループがしている間、
他のグループはそれぞれのレベルに合ったライティングをするのが定番。

また、各教科のレベル確認テストを一人一人先生が行い、レベルが上がったり下がったりしますf01.gif

ちなみに、レベルが「上」とか「下」とか分からないようにするためか、
各グループ名はリーディングだったら「ペンギン」とか「カップケーキ」とかランダムなもので、
算数は「まる」とか「しかく」とかになっていますneko.gif

これは6年生になるまで同じようにレベル分けが続けられ
(6年生でもグループ名は火星とか水星とか、レベルがはっきり分からないようになっています)、
日本のように「クラス一斉に同じ物を学ぶ」のは、
道徳のようなLife educationという授業や、理科とか音楽とかレベルのばらつきが少ないもの
に限られますbeen.gif

あと午後の1時間はクラスみんなでごっこ遊びとか、壮大な工作をしたりとか、
「お遊び半分」な時間なので、5−6歳児がお勉強らしいお勉強をしているのは、
せいぜい2−3時間といったところですねhiyoko.gif

この細かいレベル分けの授業って先生にとっては相当大変なやり方だと思うのですが、
だからこそインクルーシブ教育が可能になり、英語以外を母国語にする子、お勉強が苦手な子も
「なにが分からないかも分からないkao-a14.gifみたいな状況になることはまずないので、
親としては安心できるシステムですkira01.gif

今日も「先生ありがとうございますheart02.gif」の気持ちで、朝からボランティアをしてきましたusagi.gif

インクルーシブ教育の底力

0
Filed under チャイルドケア・現地校・語学学校

最近では日本でも「インクルーシブ教育」という言葉が少しずつ
広がってきていると聞きました。(実際どうですか?!)

インクルーシブ(inclusive=包括的な)教育とは、障害のある子も
普通級で一緒に学ぼう
というシステムで、NZではこれが一般的です。

我が家の発達障害の娘も、当然のように普通級に入れられ、
能力的には2−3歳差があるであろう(実年齢はもちろん一緒)子たちと一緒になって
お勉強を受けています。

こういう環境にいるため、わたしも良くも悪くも「障害=差を感じる」という感覚
が最初からなく、娘の障害に関してもどんどん周りに伝えています。

周りの親たちの受け取り方は人種によっても差があり、興味深いです。

特に中国・韓国系のアジア系で、あえてNZという土地を選んで移住して来た人たちは
「この国にいてよかったね。アジアの国だと大体分けて教育を受けるからね。
うちの子どもにも〇〇(ウチの娘)のことは特に気にかけてお手伝いをするように言うね」
と「助けるね」「協力するね」というポジティブな姿勢で接してくれ、実際に熱心に
プレイデートのお誘いとかもしてくれますusagi.gif

一方、キウイやヨーロピアン系の人たちは自分たちもインクルーシブ教育で育ってきて、
自分も過去に少なくとも1度は障害のある人と身近で関わって来た経験があり、
自分の子どもも小学校に上がるまでの間にも、すでにそういうお友達がいたことがあるというのが
一般的な模様。

なので「大丈夫、他の子と一緒にいれば自分のタイミングで追いつくよ」と実体験を話してくれ、
普通のクラスメイトと変わらない接し方、だけど娘と話すとき、接するときは「この人よく分かってるな」
という方法でアプローチします。

そして、その子どもたちも娘がどういうタイミングで助けが必要なのか、
どういう部分では放っておいて欲しいのかを驚くほど把握していて、ある意味「通常」の光景として
娘をクラスの一員として認めているという雰囲気を感じますkira01.gif

人種によって本当に反応は違いますが、ありがたいのは「受け入れる」姿勢が当たり前の環境で、
逆に「〇〇(娘)みたいな子は普通級にいると本人が大変だと思うけど、こういう子がいてくれることが、
周りの子にとってとてもよい経験になってる。だからありがとう」と口に出して言ってくれるクラスメイトの
保護者がたくさんいること。そして困っているときは他の子よりも手厚く助けてくれる保護者や
クラスメイトたちだけど、そうじゃないときは普通に接してくれること。

こういう周りのサポートが当たり前に思ってしまっていたけど、
よくよく考えてみたらすごいことだなと実感して。

そしてインクルーシブ教育で代々育って来た人が構成する世の中
で生活しているわけだから、公共の場にいて「6歳児なのに3歳児」みたいな言動があっても
誰も変な目で見て来ることもないし、私も家族のサポートがない(両親とも日本なので)状態でも、
発達障害児でも、途中でへこたれることなく子育てを続けてこれたんだろうなと思いました。

娘はコミュニケーションは上手に取れませんが、よく笑い、面白い子なので、
授業への貢献度とは反比例して、クラスでは人気者。(笑)

こうやってほぼ毎朝通学路で誰かお友達に見つけてもらい、「おはよー!一緒に行こうー!」って。
ほぼ会話にはなってませんが、お友達が一方的に話続けるのを聞いてるんだか聞いてないんだか、
な状態で楽しそうに歩かせてもらってますheart01.gif

想定外のド派手化☆6歳誕生日パーティー

0
Filed under NZ生活

先日、下の子が6歳の誕生日を迎えましたheart01.gif

大体の家庭は、小学校入学の節目となる5歳で盛大なパーティーをするのですが、
発達障害の娘には最近まで「友達が誰で、誰を呼びたいか」の概念がなく、
去年までは本当に家族ぐるみの数組だけお呼びする、小さなパーティーをしていました。

そして今年。
ついに娘が自分から「バースデーパーティーをしたい」とusagi.gif
ただ、「お友達はだれ?誰を招待する?」と聞くと、クラスメイトの名前を全員分、
18人順番に言い始めました。

「うーむ」と悩んだ母ですが、クラスメイトは全員仲良しicon_inu.gif
そして娘のことを男の子も女の子もみんなで助けて、見守って、大事にしてくれていますkira01.gif
なので、じゃあみんな呼んじゃおうfutaba.gifと。(笑) こういうのは、Open invitationと言います。
みんなウエルカム!ってやつですねneko.gif

あとは未就学児時代からの仲良し日本人友達数人と、他のクラスで特に仲良しの子数人を加えて、
当日はなんと24人hare.gif
子どもたちを連れて来てくれたお父さんお母さんたちもその数にびっくり。(笑)

そうそう、こちらでヘリウム入りの浮かぶ風船はとっても貴重heart01.gif
こういうお誕生日などの特別のときじゃないと、なかなか目にしません。
今回はパーティーショップで1つ2ドルでヘリウムを入れてもらいました。結構良いお値段?!

なぜかパーティーのテーマに「アングリーバード」を指定した娘。
ほっぺたの落ちるほどあまーいケーキは知人作です。子どもたち感動kira01.gif


♪Happy birthday to youの歌はご存知の通り、同じものicon_biggrin.gif
最後に音頭を取る人が“Hip hip”と言うので、“Hooray!”と他の全員が言います。
これを2−3回リピート。万歳三唱的な感じですbeen.gif


わたしが子どもの頃はこんなにプレゼントもらったことない!
欧米の子は誕生日もクリスマスもなんだかいっぱいもらうイメージです。

ちなみにここだけのお話、今回のパーティーには$500(約4万円弱)かかりました。
でもクラスのお友達全員と大好きな子たちに囲まれて、私も色んなご両親と改めて挨拶したり
お話しできて、プライスレスな一日になりましたよyotuba.gif

【給食ない!】ニュージーランドの食育

0
Filed under チャイルドケア・現地校・語学学校

ニュージーランドの公立学校には、日本のように給食システムがありません
そのため毎日子どもたちは、フルーツ・モーニングティー(朝のおやつ)・ランチを
大きなランチボックスに入れて学校に持って行きます。

子どもの頃好き嫌いが多かった私にとって、給食は結構憂鬱な時間でしたkao-a14.gif
でも、家では食べた事のないもの、食べてみたら実は好きだったものなど、
今振り返ってみると、給食は立派な教育・食育だったということに気付きますkira01.gif

この国にも給食システムを!という声はちらほらありますが、
国の性質として、多民族・多宗教であるために、普段口にするものが違えば、
食べられるものに制限がある人もかなり存在します。
そのため、「みんなで同じものを食べる」給食システムそのものの実現は難しいというのが現実です。

ただ、貧しいエリアの学校などではそもそも「ランチを持って来ない」子がたくさんいて、
ランチを持って来ていてもチップスやソーダなどと言った、とても食事とは言えないものを
持って来ている子が大多数だという報道が頻繁にされています。

そのため、NZでは全国的に食育に力を入れ始めていて、我が子たちの学校では
Garden to tableという「自分たちで野菜を育てて、それを調理して食べる」という
食育プロジェクト
に参加していますfutaba.gif

このベジタブルガーデンは、たくさんのお父さんボランティアたちも参加して作られましたhare.gif

実際に、家では口にしなかった野菜を学校でみんなで調理することにより、
食べられるようになる子も多いのだとかkao-a17.gif

サラダはもちろん、野菜炒め、ピザ、サンドウィッチなど色んな種類のお料理を、
育てるところから始めた野菜を収穫して、切って、調理して、盛りつけて、テーブルに運ぶまで
子どもたちの手でするのですheart02.gif

おまけ:最近の息子のランチボックスicon_inu.gif
これに加えて、毎日お味噌汁とかポトフとか汁物を持って行ってます。



栄養ドリンクのように見えるものは、ヨーグルトなんです。

ちなみに焼きそばは「それどんな味するの?」とみんな興味津々で、
お寿司だとみんなに「おまえはラッキーだなあ!」と羨ましがられるんですってusagi.gif