NZ生活も今年で12年。
そして子育ても12年。
それでもまだまだ慣れない文化があります。
それは「病院でアイスが出て来る」こと!
子どもが出来てから、救急病院にも何度かお世話になりましたし、
もう12年目なのでちょっとやそっとの体調ではすぐに病院に走るということは
なくなりましたが、その中でも病院にて「え!」と驚く事が、上記のアイス。
先日娘が1週間、ずっと熱が39度前後続いていて、1週間ほどしたところで
「そろそろ心配かも」と医者に相談したところ「水を取らないのは怖いから、
アイスブロックをすすめて!」とお決まりの台詞を言われました。
そう、アイスと言ってもあのミルキーなアイスクリームではなく、
アイスブロックの方ですが、むしろ我が家の子どもたちには
「大きな病院(救急)=アイスブロック」の図式ができてるほど、定番のものなのです。

私は日本で子どもの頃、手術も入院も経験がありますが、
アイスブロックが出て来たことはなかったな〜。
高熱で行ったらアイス、吐いているときも(脱水が心配だから)アイス、
膀胱炎だったときもアイス、なんだったら歯の治療に行ったときもアイス
(これにはさすがに衝撃)。
こちらは基本的に「どんどん薬を処方」よりも、薬がなくて良いものは時間をかけて自然治癒に任せる、
痛みがある部分にのみ痛み止めで対処、あとは「睡眠と水分をいっぱい!」と言われて帰されることが
多いです。でもこれが一番の対応なのかもな、と最近は思います。
だから子どもには水分補給ができて、アレルギーの心配も少ない
アイスブロックが病院での定番になってるんだろうなー。
これに慣れたら、わたしも本物のキウイになれる気がしています
小学2年生の娘の学校では、先日Wearable artに取り組むイベントが
あり、なんと丸2日間、読み書きの授業はなく、2年生から6年生までが
一緒になって作品作りに没頭しました

Wearable artとは、文字の通り「身にまとうアート」。
ときどき、海外のファッションショーなどで相当奇抜な「これ、服じゃないよねえ?」な
ファッションに身を包むモデルさんを目にすることもあると思いますが、たぶんあれも
Wearable artなんだと私は解釈しています。
そして、学校で行なわれたのはリサイクル品を使ったWearable art。
卵のパックや、牛乳ボトルのふた、布の切れっ端やバブルラッピングなどがたくさん用意され、
子どもたちは「森」「水」「宇宙」などの各テーマに沿って、それぞれ自分の世界観を
アートにしてみようと、デザインから始まり、2日かけて切ったり貼ったり
(そして上手くいかなくて途方にくれたり)していました。
驚いたのは、子どもたちの想像力の豊かさ。
同じテーマでも、出来上がったものは皆ぜーんぜん違います。

「森」がテーマのこのグループは、左の子から「鳥の巣」「風に揺れる葉っぱ」
「木」そして一番右の子は「森の中で迷子になった人」だとか!

娘は「水の中の世界」のグループで「マーメイド」に取り組み、
他の子は「水」、「海の守り神」、「海藻」など、ここもバラエティ豊か。

最後はお披露目質問会を開催して、「これはなに?」「どうやって作ったの?」
とかどんどん質問が飛んできていましたが、みんな自分のコンセプトを誇り高く説明していました
こうやって「本来はリサイクルゴミ行きのもの」を使って工作をすることは
日本の学校でもよくある取り組みだと思いますが、全校が丸2日使ってずーっとこれに取り組む
というのが、私にはとても新鮮な体験でした
今週は、ちょっと切実で、そして「また来たか・・・」と一瞬構えてしまうお話し。
ニュージーランドの公立学校は、「学費」は無料ですが、
「寄付金」という名のほぼ全員が払う事を期待される、
もう正直「学費って言ってくれればいいのに・・・」という支払いが存在します。
そしてその設定額は、住んでいるエリアと学校によって異なり、
「高収入エリアほど、寄付金設定額が高い」となっており、
それはなぜかというと、高収入エリアにある学校には、政府からの補助金が少ないからなのです。
そのため、直接支払う寄付金以外にも、数々の学校イベントによって、
学校をサポートするための寄付金集めが盛んに行なわれます。
その中でも有名なのが「チョコレートバー販売」

年に1度ほど、ボックスにいっぱい入ったチョコレートを持って帰って来て、
それを子どもたちが販売して、学校への寄付金を集めるという活動。
どこで売るかというと、自分のスポーツチームに持って行って購入をお願いしたり、
親せき・おじいちゃんおばあちゃんに買ってもらったり、
でもほとんどはお父さんやお母さんが職場に持って行ってお願いするというパターン。

このチョコは1本2ドルで販売。一箱に30本(つまり60ドル分)入っています。
何年か前は、知らない子どもたちが近所の家を回って「買ってもらえませんか」とやっていましたが、
恐らくクレームも結構来たのか、安全を考慮してなのか、最近はほぼなくなりました。

こんな注意書きも入っています。
「1人で、親の許可なく人の家を訪ねて行く事はおすすめしません」
から、「チョコレートを手で長時間持たない事(溶けるから)」とかまで
我が家もお父さんが職場に持って行ってコーヒールームに置いておいたら、
たくさんの方に買っていただくことができました。助かった!ありがとう!
また、チョコレート以外にも「フルーツバー」「プロテインバー」などの、
「チョコよりはヘルシー」な選択肢もあり、学校によっては「救急セット」とか「文具」
を売る所もあるとか。
でも結局「チョコが一番売りやすい」と聞いたので、我が家はチョコです
(私が売れ残り全部食べちゃう
)
さて、前回の【小学生女子】バージョンに引き続き、
今回は【中学生男子】の学校バッグの中身を公開します

まずはリュックサック。
中学くらいまでは、小学校から引き続きリュックが多い模様。
高校生になると、特に女子はショルダーバッグを持っている子が目立ちます
小学校低〜中学年くらいまで大人気だったSmigglesは、高学年に入ると、
ナイキやアディダスなどのスポーツ系ブランドや、この写真のJan Sportsに入れ替わります
これはどうやら高校生になっても変わらないみたい。
そして、小学校5年生くらいから「一人一台」がスタンダードになる、ラップトップ。
もちろん買わない子は学校の貸し出しのものがありますが、台数が限られているため、
順番待ちになったりもあるそう。また、宿題もこの頃から段々とインターネット上のものが増え、
中学生の今では「リーディング」以外はほぼ全てネット上での課題となっています
だからラップトップと一緒に持って行く、マウスやヘッドフォンはこだわりどころらしく、
誕生日やクリスマスのリクエストもこういった小物になってきます。
携帯電話は、学校にいる間は鍵のかかるロッカーに先生が一括管理。
なので連絡を取るのは放課後になります。
中学生だとまだまだ持っていない子と半々の模様。アジア人の子は所有率が高いのはなぜだろう?!
時計は完全にアクセサリー。(我が家に限ったことかもしれませんが・・・)
男子はGショックなどのごついものがお好みの様子。時間なんて見てないくせに・・・
あとは毎日読む本(学校から一日20分は読書しましょうと言われています)、
現金を持ち歩かなくて良い、カフェテリアやコピーショップ、制服アイテムを買うのに使える
学校限定のプリペイドカード。
そしてランチボックスと水筒は小学校と同じく。
他に筆箱を持っているときもありますが、基本学校に置きっぱなしだとか。
小学校のときにはありませんでしたが、中学校は各自ロッカーがあるので、
結構色んな物を忘れて置いてきます。
日本の中学生はラップトップなんて持って行くんでしょうか?
時代なのか、国が違うからなのか、「高級なもの持ち歩いてるな〜」とドキドキしながら
見守っています。
今日は我が家の長女、6歳・小学2年生が毎日学校に持って行ってる
バッグの中身をご紹介します

日本の小学校のように、入学時に「これを揃えてください」というような明確なものがなく、
文具は入学してから学校からもらうリストを片手に、指定の文具屋さんに行って買うか、
学校にお金を払って一式揃ったものを受け取るかが定番パターン。
でもなぜかみんなリュックなのが不思議!
時々、子ども用のスーツケースをガラガラ引く子を見るくらいで、ほぼ例外なくリュック。
日本人のお子さんは、ランドセルで登校する子もいるみたい
我が家の娘は、オーストラリアとニュージーランドで大人気のブランド・Smiggles
のリュックとランチボックスを入学から使っています。
ここのブランド、けーっこう良いお値段がするのですが「この学校はこのブランド指定なのか?」
と勘違いするほど、ここのリュックを持っている子が男女問わず多いです。
バッグ置き場に行くと、このお店のラインナップがたくさん見られるから面白い
でもいっぱい柄があって、しょっちゅうラインナップが変わるので被るのは稀
そして、お弁当と並んで「必ず持参」しなくてはいけないのが、
それぞれの学校や学年で色や柄は違いますが、この緑のBook bag。
この中に宿題とか、学校からのお便りを入れて持ち運びします。
ちゃんと手紙を親に渡さない子は、Book bagの底でお便りの地層ができるので要注意
あとはウォーターボトル(水筒)も必須。
サーモスとか象印のステンレスボトルを持っていると「それどこで買えるの?」
と良く聞かれます。こちらでサーモスは手に入るけど高級品。
象印はほとんどみかけないので、日本から買って贈り物などにするととても喜ばれます
そして日射が強くなるターム1と4(こちらの春夏に当たる10月〜4月)には、
帽子を被らないと外遊びをさせてもらえません。
なので、この時期は絶対バッグに入れておくもの!
低学年の間は、それぞれがお金を出して買った文具(えんぴつ、消しゴム、のり等)も、
クラスのみんなでシェアして使うので「自分のもの」はありません。
高学年になると、それぞれ好みの文具を持って行って良いそうですが、
低学年の間は「みんな同じで、気が散る装飾などない」文具がありがたいです
お察しの通り、教科書はずーーーーっとないので、リュックの中身は
ほぼほぼ「食べ物(ランチボックス)」が占領しています
次回は「中学生男子」のバッグの中身をご紹介しますね
こちらの学校では定番なんですが、日本から来た人には
「システムの意味が分からない」と言われる恒例行事があります。
それが「スポンサーシステム」
どういうものかと言うと、
大体全校をあげてのイベントになるのですが、
それはある教科のテストだったり、クイズだったり、もしくはスポーツだったりで、
「子どものスポンサーが、その出来に応じてお金を払う」
のです。
こうやって文章にしても、ピンと来ないですよね?!
なので最近の息子の場合の具体例を挙げますね
まず

↑こんな用紙と

↑こんな余白たくさんのリストっぽいものが家にやってきます。
1枚目は「来学期サイエンスの50問テストをするので、スポンサーを募ってください」
と書いてあり、2枚目にスポンサーの名前や、1問当たりにいくら払ってくれるのかを書き込みます。
そして、子どもは事前にもらってきた50問のテスト問題と答えを勉強(というか暗記)します。
今年はサイエンスですが、去年は小学校でマオリとNZ文化に関する30問でした。
その後テストを実施、子どもがテストを家に持ち帰ります。

その子どものテストの点数を確認し、点数×1問当たりにいくら払うか申請した分のお金を集金し、
学校に持って行きます。
息子のスポンサーはおじいちゃんおばあちゃん(それぞれ1問50セント)、
私たち両親(それぞれ1問10セント←なるべくお金出したくない親の気持ちが丸見えです。笑)、
残念ながら(?!)全問正解してしまったので、4人の合計で60ドルを学校に持って行きます。
昔はこのイベントのスポンサーに近所の人や職場の人も巻き込んでいたそうなのですが、
やはりそれは迷惑だったり問題がある(子どもに言われると断りたくても断りづらい等)ので、
最近はほぼ家族・親戚や、名前だけ友達のを貸したり借りたりして、でも結局は家族内で払うというのが
定番になっています。ただ、すごい子は1000ドル近いお金を集めるんだとか
こんな仕組みなので、普段はとーってもお勉強を頑張っている子も、
このスポンサー行事は「そんな頑張らなくてOK」な親の姿勢が見えてきたりして、
そんなリアルなところが笑えて私は嫌いじゃないです。
ただ、うちは普段お勉強を頑張っていないのに、こんなときに張り切って全問正解しちゃうので
「おっと・・・やってしまったか・・・」と心の中で思いつつ「頑張ったじゃーん
」と涙を堪えて
褒めるのです
友人の学校では、これが「グラウンド何周できるか」でスポンサーイベントがあり、
最初の方は「頑張れー」と盛大な応援があったものの、周を重ねるうちに段々と「もういいよー」
な声に変わってきたと。(笑)
まあこれで集められたお金は、全て学校施設の充実のために使われるので、
親の懐には痛いイベントですが、良しとしましょう
NZの小中学校は、現在2週間のホリデー中。
4学期制なので、ちょうど秋休みといったところです
今回のお休みは、わたしと子どもたち2人だけで、
夏休みに訪れた知人宅へ!ロングドライブ、1人で大丈夫かなとドキドキ
オークランドから北に3時間ほど、Kerikeriへ
今回のテーマは「自然の中で心身ともに伸び伸びリラックスする」こと
こんなテーマ、5年前のわたしにはなかったなあ

おにぎりと水筒と、子どもたちが今気に入っている音楽をいっぱい用意して、
3時間ノンストップでドライブ
できるだけ「ipadしたい」を言わせないのが、裏テーマ。(笑)
ちょこちょこ休みを取りながら行く予定でしたが、お天気が良くて、
景色がきれいで、気がついたら目的地に着いていたという感じです
子どもたちも外の紅葉に反応したり、必死で牛の数を数えたり、
丸太をたくさん積んだトラックがゆーーーーっくり走るので後ろで「あーもう
」となったりするのも、
全て良い体験!
Kerikeriの知人宅に到着して一休みしたら、せっかくの良いお天気なので

Rainbow fallsという、滝を見に
滝って、なんか見ていると気持ちがすーっとするから好きなんです
ここは、駐車場から徒歩1−2分で滝を見れるスポットに行けるし、
基本平らなので、小さい子のお散歩にも持ってこい!
ベビーカーともすれ違いました。
わたしの友人は妊娠7ヶ月、1歳児連れですが「快適に過ごせるお気に入りスポット」
と言っていました!


滝につくまでは、こんな可愛い小さな森を通っていって、

滝の音が聞こえる〜!

左下の虹、見えますか?!
こうやってほぼずっと虹が出ているので、Rainbow fallsという名前なのかな。
こんな風に、マイナスイオン大摂取な旅がスタートです