最近はあまりアップデートしていませんでした、
6歳の発達障害の長女について
実は今年2年生に上がり、お勉強の面でも、心の発達の面でも、
他の同じ歳の子たちとの差がどんどん広がってきたのを娘本人も恐らく感じており、
日々きついなと色んな意味で感じていました。

娘には一日1時間の補助の先生が、政府からの補助金によってついています。
ただ、「もう少しあれば、今の伸び盛りの娘の学力と自信が伸びる気がする」と個人的に
感じていたため、1学期と2学期の間は、私が毎日補助として、大体一日3時間、
多い日にはほぼ一日補助の先生(ティーチャーエイド)としてクラスにいました。
ただ、娘もその状況に慣れてきてしまい、私が同じ空間にいることで
悪い意味で甘えるように。
そんな「これ以上どうしようもない」状況になったのを、
クラスの保護者たちが知り、毎日「誰かがクラスに入る」状況を
自主的に作り出してくれました
こんなときいつも印象的なのは、みんな「私が子どものとき周りに同じような子がいたから、
様子は分かるよ!」と言って、障害を持つ子を助けることに慣れていること。
また、気負いせずに接してくれること。
そしてお母さんのうちの1人は「私は学習障害を持っていて、自分がずっと助けてもらっていたから、
私もさせてほしい」と伝えてくれて、この国が長い間取り組んできた「インクルーシブ教育」の成果が、
こういう場面でも発揮されていることを目の当たりにしています。
そんな有り難い環境で乗り切った2学期、ただ私としては「この状況に甘え続けられない」
と思い、学校と教育省(Ministry Of Education=MOE)に「なんとかもう少し補助が必要」
とかけあいましたが、やはりそんな簡単な話ではなく
そこで新たに提案されたのが「自費で補助の先生を付ける」ということ
「そんなことできるの?!」と公立学校からの提案に驚きましたが、
結局今すでに1時間付き添ってくれている先生に、他の時間もお願いできることになり、
より多くの助けを得るようになった娘の学習意欲はぐんぐん上がって来ているのを感じます
クラスメイトたちは男女共に、娘にはゆっくりと簡単な言葉で話してくれるし、
お休み時間や放課後は一緒に過ごして、悲しそうなときは色んな方法で励まそうとしてくれるし、
大変なことは相変わらず多いけど、「少し違うけど受け入れてもらっている」気持ちを感じられることが、
この国にいて、なにより幸せなことだなと感じます。
私もこの国に恩返しができるよう、色々頑張らないといけないですね
さて、冬休み2週目。いよいよ最終週です。
先週の「どこにも行きませんでした」なブログに、
元【ピリ辛留学】生徒さんで、現在はNZで私のママ友でもあるKさんから
「うちだけじゃないんだって励まされました」と思わぬ反響をいただいたので、
今週も「生活感丸出し」ブログでいってみたいと思います
先週たーっぷり休んでパワーを蓄えた私は、
今週は早起きしてお弁当作るよりも、旅行に子ども2人連れて行くよりも
ある意味疲れる「プレイデート」をほぼ毎日入れてみました
なんて言っても、14歳未満の子を野放しにしておくことは許されないこの国、
11歳の長男のお友達と遊ぶ際にも、その保護者に「明日〇〇うちに来ない?◯時から◯時まで」
「行きはお迎え行けるけど、帰りはお迎えお願いできる?」「ランチはうちで適当に食べさせるよー」
とか綿密に連絡を取らないといけなくて、正直私にはパワーが必要な作業
そして、6歳の長女は、子どもだけで預かる場合もあれば、親も一緒に来てもらって
子どもたちを一緒に遊ばせる間にお茶とかランチとかしたり
こんな風に年齢によっても、一緒に遊ぶお友達の親との関係によっても、
色々やることが変わってくるので、意外と頭を使うプレイデートのセッティング。

あとは複数人呼ぶときは「Aくんのママはこの前”Bくんとはあまり遊ばせたくない”と言っていたな」
とか記憶を手繰ったり、「Cちゃんはつい昨日弟が2人とも嘔吐したとお母さんがSNSに載せていたから、
明日呼んでもダメになる可能性があるな」とか、「長男のお友達Dくんは妹がいるから、長女のお友達を
わちゃわちゃ呼んでもうまくやってくれそう」とか、いーーっぱい考えながらカレンダーとにらめっこして、
携帯片手に色んなお母さんとやり取りをして。
こんなことを何日分もしていると、
「NZのお母さんたちはきっとみんな芸能人の優秀なマネージャーになれるに違いない」
と思ったり。
私だけがこういうのしているのではなく、携帯で連絡取りながら、みんなお互い自分のスケジュール帳
とにらめっこしてお互いあーだこーだ相談し合いながら、時に予定が何度も変わったりして、
なんとか無事にプレイデート当日を迎えるのです
11歳の長男はお友達が来ると、大体午前中はゲームなどのデバイス系、
6歳の長女はプレイドー(粘土)やお人形遊びをお友達として、
午後はみんな一緒に公園にプールにトランポリンに・・・と外のアクティビティ系に
連れ出すというのがお決まりの流れでした
これも、天気予報(あまり当たらない)とか、子どもたちの体調やテンション
を見て臨機応変に動くことと、オークランドの情報量が試されます。
11歳と6歳児両方に楽しんでもらうために、高速に乗って遠くの公園まで行ったりも

あとは6歳の発達障害の娘は、お友達とコミュニケーションを取るのが難しいこともあるので、
パンやお菓子作り、シャボン玉やスライムなどの「一緒に遊びやすいもの」を用意して、
時に私も一緒に入って遊んだりするので、プレイデートがある日は私は大忙しなのです
オークランドから出ない、一見地味なホリデーでしたが、
友達やママ友たちとの仲を深められた、充実したホリデーとなりました。
さあ、3学期も頑張っていきましょう
ニュージーランドの公立学校は、2週間の冬休み中です。
今回は、びっくりするほどのんびり(グダグダ?)なお休みを過ごしていますが、
親にやる気がないと、子どもも付き合わされてしまうという悲劇が起きます
日本では、親がどこかに連れて行ってくれなくても、
宿題したり、勝手に友達の家に行ったり、その辺フラフラしたり、
と「子どもだけで暇つぶし」をできるかと思いますが、
NZでは法律で「14歳未満の子どもを、保護者の保護が届かない範囲にいさせることはNG」
と定められています。
そのため、我が家の12歳と6歳の子どもたちを家に置いて「ちょっと牛乳買って来るね」
もダメだし、下の子だけを連れて公園に行く事もダメ
なので、ホリデー中は中学生持ちの家の親でさえ「はあ、ホリデーどうしよう」
となるのです
我が家は予定していた旅行が急遽キャンセルになり、ぽっかりと空いてしまった
1週間・・・
大きな柔道大会に参加するため、南へ3時間ほどのTaurangaへ行ったり、


途中、こんな美しい景色が続き感動しましたが、子どもたちは退屈・・・

お天気が良ければスクーター持って公園に行ったり、

もうとりあえずなんでもいいからその辺の自然ありそうなところに放り込んでみたり、

雨の日は映画。
ホリデー中、子ども向けの映画は安く見れたりしますが、ポップコーンが異常に高くて
結局はとても高級な娯楽になるという
そして、どれもこれもぜーんぶ大人が付き添わないといけません。
映画を見てる間はもちろん、木の枝でチャンバラごっこをしている間も・・・。
そして基本的に「5歳差異性兄妹」が満足する場所を見つけるのにはとても苦労。
日本みたいに、別々に「遊んでくるー!」ってそれぞれのお友達と遊んできてくれれば楽なのに、
そういうのもぜーんぶ親同士で連絡取り合ってセットアップをしなくてはいけなく、
もうそういう気力がないときはなーーんもないお休みになるのです。

宿題も出ないので、これも親にパワーがないとなーーんにもない状態に
そして日本ではお母さんの味方・定番の「そうめん」は、
この国では「ピザ」と「フィッシュアンドチップス」になります。
でも子どもたちは何度食べても飽きない模様なので、良しとしますか!
お兄ちゃんが早く14歳になる日(そうなると下の子と一緒にお留守番可)を夢見て、
今日もスーパーに子どもたちを引き連れて行った我が家です。
NZ生活も今年で12年。
そして子育ても12年。
それでもまだまだ慣れない文化があります。
それは「病院でアイスが出て来る」こと!
子どもが出来てから、救急病院にも何度かお世話になりましたし、
もう12年目なのでちょっとやそっとの体調ではすぐに病院に走るということは
なくなりましたが、その中でも病院にて「え!」と驚く事が、上記のアイス。
先日娘が1週間、ずっと熱が39度前後続いていて、1週間ほどしたところで
「そろそろ心配かも」と医者に相談したところ「水を取らないのは怖いから、
アイスブロックをすすめて!」とお決まりの台詞を言われました。
そう、アイスと言ってもあのミルキーなアイスクリームではなく、
アイスブロックの方ですが、むしろ我が家の子どもたちには
「大きな病院(救急)=アイスブロック」の図式ができてるほど、定番のものなのです。

私は日本で子どもの頃、手術も入院も経験がありますが、
アイスブロックが出て来たことはなかったな〜。
高熱で行ったらアイス、吐いているときも(脱水が心配だから)アイス、
膀胱炎だったときもアイス、なんだったら歯の治療に行ったときもアイス
(これにはさすがに衝撃)。
こちらは基本的に「どんどん薬を処方」よりも、薬がなくて良いものは時間をかけて自然治癒に任せる、
痛みがある部分にのみ痛み止めで対処、あとは「睡眠と水分をいっぱい!」と言われて帰されることが
多いです。でもこれが一番の対応なのかもな、と最近は思います。
だから子どもには水分補給ができて、アレルギーの心配も少ない
アイスブロックが病院での定番になってるんだろうなー。
これに慣れたら、わたしも本物のキウイになれる気がしています
小学2年生の娘の学校では、先日Wearable artに取り組むイベントが
あり、なんと丸2日間、読み書きの授業はなく、2年生から6年生までが
一緒になって作品作りに没頭しました

Wearable artとは、文字の通り「身にまとうアート」。
ときどき、海外のファッションショーなどで相当奇抜な「これ、服じゃないよねえ?」な
ファッションに身を包むモデルさんを目にすることもあると思いますが、たぶんあれも
Wearable artなんだと私は解釈しています。
そして、学校で行なわれたのはリサイクル品を使ったWearable art。
卵のパックや、牛乳ボトルのふた、布の切れっ端やバブルラッピングなどがたくさん用意され、
子どもたちは「森」「水」「宇宙」などの各テーマに沿って、それぞれ自分の世界観を
アートにしてみようと、デザインから始まり、2日かけて切ったり貼ったり
(そして上手くいかなくて途方にくれたり)していました。
驚いたのは、子どもたちの想像力の豊かさ。
同じテーマでも、出来上がったものは皆ぜーんぜん違います。

「森」がテーマのこのグループは、左の子から「鳥の巣」「風に揺れる葉っぱ」
「木」そして一番右の子は「森の中で迷子になった人」だとか!

娘は「水の中の世界」のグループで「マーメイド」に取り組み、
他の子は「水」、「海の守り神」、「海藻」など、ここもバラエティ豊か。

最後はお披露目質問会を開催して、「これはなに?」「どうやって作ったの?」
とかどんどん質問が飛んできていましたが、みんな自分のコンセプトを誇り高く説明していました
こうやって「本来はリサイクルゴミ行きのもの」を使って工作をすることは
日本の学校でもよくある取り組みだと思いますが、全校が丸2日使ってずーっとこれに取り組む
というのが、私にはとても新鮮な体験でした
今週は、ちょっと切実で、そして「また来たか・・・」と一瞬構えてしまうお話し。
ニュージーランドの公立学校は、「学費」は無料ですが、
「寄付金」という名のほぼ全員が払う事を期待される、
もう正直「学費って言ってくれればいいのに・・・」という支払いが存在します。
そしてその設定額は、住んでいるエリアと学校によって異なり、
「高収入エリアほど、寄付金設定額が高い」となっており、
それはなぜかというと、高収入エリアにある学校には、政府からの補助金が少ないからなのです。
そのため、直接支払う寄付金以外にも、数々の学校イベントによって、
学校をサポートするための寄付金集めが盛んに行なわれます。
その中でも有名なのが「チョコレートバー販売」

年に1度ほど、ボックスにいっぱい入ったチョコレートを持って帰って来て、
それを子どもたちが販売して、学校への寄付金を集めるという活動。
どこで売るかというと、自分のスポーツチームに持って行って購入をお願いしたり、
親せき・おじいちゃんおばあちゃんに買ってもらったり、
でもほとんどはお父さんやお母さんが職場に持って行ってお願いするというパターン。

このチョコは1本2ドルで販売。一箱に30本(つまり60ドル分)入っています。
何年か前は、知らない子どもたちが近所の家を回って「買ってもらえませんか」とやっていましたが、
恐らくクレームも結構来たのか、安全を考慮してなのか、最近はほぼなくなりました。

こんな注意書きも入っています。
「1人で、親の許可なく人の家を訪ねて行く事はおすすめしません」
から、「チョコレートを手で長時間持たない事(溶けるから)」とかまで
我が家もお父さんが職場に持って行ってコーヒールームに置いておいたら、
たくさんの方に買っていただくことができました。助かった!ありがとう!
また、チョコレート以外にも「フルーツバー」「プロテインバー」などの、
「チョコよりはヘルシー」な選択肢もあり、学校によっては「救急セット」とか「文具」
を売る所もあるとか。
でも結局「チョコが一番売りやすい」と聞いたので、我が家はチョコです
(私が売れ残り全部食べちゃう
)
さて、前回の【小学生女子】バージョンに引き続き、
今回は【中学生男子】の学校バッグの中身を公開します

まずはリュックサック。
中学くらいまでは、小学校から引き続きリュックが多い模様。
高校生になると、特に女子はショルダーバッグを持っている子が目立ちます
小学校低〜中学年くらいまで大人気だったSmigglesは、高学年に入ると、
ナイキやアディダスなどのスポーツ系ブランドや、この写真のJan Sportsに入れ替わります
これはどうやら高校生になっても変わらないみたい。
そして、小学校5年生くらいから「一人一台」がスタンダードになる、ラップトップ。
もちろん買わない子は学校の貸し出しのものがありますが、台数が限られているため、
順番待ちになったりもあるそう。また、宿題もこの頃から段々とインターネット上のものが増え、
中学生の今では「リーディング」以外はほぼ全てネット上での課題となっています
だからラップトップと一緒に持って行く、マウスやヘッドフォンはこだわりどころらしく、
誕生日やクリスマスのリクエストもこういった小物になってきます。
携帯電話は、学校にいる間は鍵のかかるロッカーに先生が一括管理。
なので連絡を取るのは放課後になります。
中学生だとまだまだ持っていない子と半々の模様。アジア人の子は所有率が高いのはなぜだろう?!
時計は完全にアクセサリー。(我が家に限ったことかもしれませんが・・・)
男子はGショックなどのごついものがお好みの様子。時間なんて見てないくせに・・・
あとは毎日読む本(学校から一日20分は読書しましょうと言われています)、
現金を持ち歩かなくて良い、カフェテリアやコピーショップ、制服アイテムを買うのに使える
学校限定のプリペイドカード。
そしてランチボックスと水筒は小学校と同じく。
他に筆箱を持っているときもありますが、基本学校に置きっぱなしだとか。
小学校のときにはありませんでしたが、中学校は各自ロッカーがあるので、
結構色んな物を忘れて置いてきます。
日本の中学生はラップトップなんて持って行くんでしょうか?
時代なのか、国が違うからなのか、「高級なもの持ち歩いてるな〜」とドキドキしながら
見守っています。
今日は我が家の長女、6歳・小学2年生が毎日学校に持って行ってる
バッグの中身をご紹介します

日本の小学校のように、入学時に「これを揃えてください」というような明確なものがなく、
文具は入学してから学校からもらうリストを片手に、指定の文具屋さんに行って買うか、
学校にお金を払って一式揃ったものを受け取るかが定番パターン。
でもなぜかみんなリュックなのが不思議!
時々、子ども用のスーツケースをガラガラ引く子を見るくらいで、ほぼ例外なくリュック。
日本人のお子さんは、ランドセルで登校する子もいるみたい
我が家の娘は、オーストラリアとニュージーランドで大人気のブランド・Smiggles
のリュックとランチボックスを入学から使っています。
ここのブランド、けーっこう良いお値段がするのですが「この学校はこのブランド指定なのか?」
と勘違いするほど、ここのリュックを持っている子が男女問わず多いです。
バッグ置き場に行くと、このお店のラインナップがたくさん見られるから面白い
でもいっぱい柄があって、しょっちゅうラインナップが変わるので被るのは稀
そして、お弁当と並んで「必ず持参」しなくてはいけないのが、
それぞれの学校や学年で色や柄は違いますが、この緑のBook bag。
この中に宿題とか、学校からのお便りを入れて持ち運びします。
ちゃんと手紙を親に渡さない子は、Book bagの底でお便りの地層ができるので要注意
あとはウォーターボトル(水筒)も必須。
サーモスとか象印のステンレスボトルを持っていると「それどこで買えるの?」
と良く聞かれます。こちらでサーモスは手に入るけど高級品。
象印はほとんどみかけないので、日本から買って贈り物などにするととても喜ばれます
そして日射が強くなるターム1と4(こちらの春夏に当たる10月〜4月)には、
帽子を被らないと外遊びをさせてもらえません。
なので、この時期は絶対バッグに入れておくもの!
低学年の間は、それぞれがお金を出して買った文具(えんぴつ、消しゴム、のり等)も、
クラスのみんなでシェアして使うので「自分のもの」はありません。
高学年になると、それぞれ好みの文具を持って行って良いそうですが、
低学年の間は「みんな同じで、気が散る装飾などない」文具がありがたいです
お察しの通り、教科書はずーーーーっとないので、リュックの中身は
ほぼほぼ「食べ物(ランチボックス)」が占領しています
次回は「中学生男子」のバッグの中身をご紹介しますね