昨年のラグビーワールドカップで「初めて見た!」な方も
いらっしゃると思いますが、NZではHaka(ハカ)がとても身近なものです。
マオリの方々の冠婚葬祭はもちろん、マオリではない子も、
NZの教育の中で、必ず一度はHakaに触れる機会があります。
大きなスポーツの試合の際にはもちろん、入学式や卒業式、
週に1度の全校集会でする学校もあるとか。
小さいと幼稚園で習い始め、NZ育ちの男の子は何かしらのHakaをほぼみんなできます。
NZのNational Anthem(国歌)が1番マオリ語で、2番英語なことは比較的知られていること
かと思いますが、実はさらにその1番と2番の間にHakaが入るバージョンもあり、
我が家の子供たちの小学校では、全校集会にて毎週その国歌の中のHakaを聞くことができます。
このパートは、男の子(もしくは男性教員)のみがします。
どんな感じか気になる方は、こちらのYoutubeリンクからどうぞ!
そんな身近な存在のHakaですが、今年から息子が通う高校では、
全校生徒(男子校なので全員)レベルで力を入れており、
先日全校Hakaコンペが開催されました。
全校2500人の男子たちが、縦割り6つのハウス(グループ)に分かれ、
独創性やチームワークなどを競います。審査員も外部からの方々が揃っていました。
それぞれが凝りに凝ったユニークな設定のHakaを披露し、
上級生になればなるほど上手なのもわかり、みんなが一生懸命にHakaをする姿は
とっても輝いて「青春!」な感じでした。
男子校なのもあって、もう迫力がとんでもない!
お隣の女子高校生たちがちらほら見に来ていたり、近所の人々も大勢来ていて、
そりゃあ毎年の名物になるわ!と思う素晴らしい出来でした。
この学校は入学式から素晴らしいHakaで迎えてくれ、
息子は早速Hakaのグループに所属。
そして今週末は一日9時間のHakaの練習をしに、学校に行っています。
来月のフェスティバルに向けた特訓だそうです。
我が家はマオリではないにも関わらず、
こんなNZの素敵な文化に関わる機会に恵まれ、本当にありがたいことです。