数日前に、13歳の息子が高校に入学しました。
飛び級したわけでもなく13歳で入学、
学区にある学校ならば入試なく入学できて、
(学区外に応募した場合も入試ではなく抽選)
そして高校生活はこれから5年。
日本と違って受験がなという、プロセスの簡単さ故、
「気がついたら高校生」な拍子抜け感があります。
そんな中、保護者たちがざわつくのが、各種費用の高さ!
高い高いとばかり言っても、日本の方にはピンとこないと思うので
ちょっと具体的な数字を出してみようと思います。
息子の高校は、オークランドのノースショアでも比較的高所得者が集まる
地域が学区となっています。
アカデミックもスポーツも、国のトップを取るような子が集まるため、
学校の人気がとても高く、この学校に息子を通わせたいがために、
学区内に引っ越すというファミリーも多いのです。
この国の公立校は、学校によって各種費用が異なります。
高所得者が多いエリアにある学校は、低所得エリアよりも
政府からの援助金が少ないこともあり、驚くほど金額に差が出ます。
我が校の場合、年間の学校ドネーション(という名の授業料)が600ドルほど、
それに雑費として150ドル前後、初年度文房具が250ドル強、
学校から「このレベルを買ってください」と言われたパソコンが1500ドル前後、
そして制服一式(夏服だけ=さらに高い冬服が待ってます)600−700ドル前後。
あとは学校指定の革靴を買ったり、スポーツチームや合奏団に所属したらまた追加の云々が
もちろんかかりますし、今後遠足やキャンプなどでも都度徴収されます。
今までの小・中とはちょっと桁の違う出費が多く、
日本の家庭のように「教育貯金」が当たり前じゃないNZ人たちは、
「新学年の時期はショックで崩れ落ちそうになるわ」と弱音を吐きます。
「お願いだから、一足12ドル(約1,000円)の靴下失くさないで!」
というのが母の切実な願いです。