Author Archives: upi-kirapera-admin

ニュージーランドのGTTという食育プログラム

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こんにちは。Year11(16歳)とYear7(11歳)の子どもを育てているHarukaです。 ニュージーランドでは、同じ公立学校でもそれぞれの学校で取り組むプログラムに違いがあります。 もちろんMoE(Ministry of Education/教育省)のカリキュラムは存在するのですが、細かい指導法や導入するプログラムは各学校で決めることができます。

多民族・多文化なニュージーランドでは、各学校によって生徒・家族のニーズと生活環境が異なるため、全国の子供達が同じ教科書で同じ内容を学ぶことが必ずしもベストというわけではないからです。

今回は、息子と娘が通っていた小学校で実施されていた食育プログラム・Garden to Tableについて書いてみようと思います。始まった当初は子どもたちの学校がパイロット校として、試験導入されたプログラムでしたが、予想通りとても良いプログラムで、今では学校の目玉となっており、これを目当てにこの学校に入学を希望する親子がいるほど。











さて、このGarden to Tableは、名前の通り「庭からテーブルへ」の一連の流れをすべて学べるプログラムです。

1クラスが2グループに分かれ、片方は外で庭仕事と収穫、そしてもう片方がその日収穫された野菜を中のキッチンで調理する、というやり方です。外と中の仕事は交互に回ってくるので、みんな両方体験することができます。











庭仕事は、季節の野菜、どういう条件でどういう育て方をするのが良いのか、他にはコンポスト(肥料)の作り方を学ぶこと、自然の中に存在する虫や生物についても学びます。 キッチン仕事は、野菜と果物を使って季節の料理をします。家でお手伝いをすることに慣れていない子は、ここで初めて包丁を使うことになったりもしますが、包丁の使い方はもちろん、運び方や洗い方まできちんと教えてもらえるので安心です。


















それぞれのポジションには、学校から雇用されたガーデニングとクッキングのエキスパートがいるので、かなり専門的な知識ももらえます。 そして毎回大人のボランティアがサポーターとして手伝いに入るので、よく参加させてもらっていた私は、ここで多くのNZ料理を学びましたし、スーパーで見かけても使ったことのない果物や野菜を初めて口にする機会をたくさんもらえた、大人の私にとっても学びがたくさんの楽しいプログラムでした。 そして食べる前にはテーブルセッティングもきちんとします。きれいにお花を飾って、お水にハーブを浮かべてみたり、ひとつひとつを楽しみながら学びます。 全員が席に着くと、みんなでマオリ語のカラキア(感謝の祈り)を捧げ、食べ始めます。食べ始めるときも大皿に盛られたものを、お手伝いをしてくれた大人に先に進めるように教育されます。そのため、最初はあえて大皿に盛ってあり、それをみんなに行き渡るように思いやりをもって自分の分を取ろうねとか、本当に色んな計算がされていて感心します。 食べ終わったらお片付けまでしっかりみんなで行います。このプログラムをきっかけに、家でのお手伝いをするようになったという声、野菜を食べるようになったという声がたくさん聞かれ、本当に素敵なプログラムだと実感します。 このGarden to Tableのより詳しい情報はこちらにあります https://gardentotable.org.nz/


ニンニクがコロナの特効薬になることが証明された!?

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みなさん、こんにちは
Dr.Kです

太古の昔から、ニンニクの効能は広く知られていて、健康のためにニンニクを食べることは良いことだ言われてきました
それを裏付ける研究結果が発表されました。

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地球温暖化の影響が・・大雨の夏・・・

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みなさん、こんにちは
Dr.Kです

この夏、ニュージーランド北島に住む誰もが、日照時間が記録的に少なかった夏として、記憶に残るだろうと思います

統計によると、オークランド北部の今年初めから5月末までの日照時間は、平均の64%で333時間少なかったことがNIWA(ニュージーランド気象庁)より発表になりました
今年のニュージーランド北島は台風や大雨で地滑り、がけ崩れ、大洪水が続きノアの箱舟を想像した人は多かったはず・・・

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究極のエコ教育、植樹、雑草取り、コンポスト

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親子留学中のお母さんからのレポートです。
息子さんのとてもエコな学校生活のお話です。

最近知ったのですが、息子の通っている学校はGreen-Gold enviro schoolだそうです
Enviroschools プログラムを通じて、環境持続可能性への取り組みが最高レベルの評価を獲得!

「Enviroschools プログラムはニュージーランド全土で実施されている取り組みで、持続可能性について学び、環境に前向きな変化を生み出すための行動を子どもたちに教え、学校を支援する目的があります。」

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ニュージーランドの「性教育」についてー③

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こんにちは。Year11(16歳)とYear7(11歳)の子どもを育てているHarukaです。2019から3年間、現地小学校の理事を務めていました。

今回は前回・前々回からの続きで、ニュージーランドにおける性教育について。最終回です。

ここまで2回で、ニュージーランドの学校における性教育について書いてきました。しかし、当然ながらある程度は家庭での教育も必要になる場面はくるもので、私は二人の子供両方に「同意の意思確認」がどういうもので、どうあるべきかを伝える動画を見せました。

その私が見せた動画で学べるのは、ニュージーランドの保護者なら知らない人はいないと言えるほど有名な同意の意思確認メソッドで、幼稚園生にでも分かりやすいものです。”Tea consent”(=お茶の同意)と呼ばれるもので、Youtubeでは動画に日本語訳がついているものもありました。よろしければ見てみてください。

この中では「あなたが紅茶を誰かに飲ませたい」シチュエーションで話が進みます。たとえば、

• 紅茶を勧めて、飲むことを迷っている相手に無理やり飲ませてはいけません

• せっかくお湯を沸かしたんだから、絶対飲んでよねと無理強いしてはいけません

• 一回紅茶を飲んだからといって、その後も会うたびに毎回飲みたいとは限りません

• 一度飲むと言っても、お湯が沸くまでの間に気持ちが変わることもあります

• 相手の意識がないときには無理やり紅茶を飲ませません。意識がないときはそもそも飲めません。

こんな感じで、とても分かりやすい例えが使われています。これは性行為に関わらず、集団生活の中で「他人の思いを尊重する」場面にも使えるものなので、かなり小さい子にも役に立つ考え方です。

このように、多民族・多宗教・多文化のような国であるからこそ、特にこの「同意の共通認識」について明確に教育する必要がニュージーランドにはあります。

「自分を守り、相手を尊重する」という、最終的には人間として社会で幸福に生きるためのとても重要なことが、小学校から高校までの約13年間かけて提供される一連の性教育カリキュラムの基盤となっており、私はそういう意味でこの国の性教育を高く評価しているのです。

時給2,000円で生活できるの?

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最近オークランの日本人飲食店の経営者から聞かれることは、「誰か 仕事探しをしていませんかね」
の1点張り

ニュージーランドは 慢性的な人手不足で、昨年コロナの国境封鎖が解除されてからはさらに拍車がかかっている

日本人飲食店の経営者とは、毎回同じ会話が・・・

続きはこちらから
http://blog.livedoor.jp/ta_ka_ko0715/archives/53389596.html

ニュージーランドの「性教育」についてー②

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こんにちは。Year11(16歳)とYear7(11歳)の子どもを育てているHarukaです。2019から3年間、現地小学校の理事を務めていました。

今回は前回からの続きで、ニュージーランドにおける性教育について。

前回、こちらでは各学校に性教育の内容の判断が委ねられていると書きました。理由としては、学校ごとに民族・宗教・文化・思想が大きく異なるからです。

今回は我が家の子どもたちがこれまで受けてきた性教育、そして私が理事としてカリキュラム決定に携わったNZ小学校でのこれからの性教育について書いてみます。

まず、私たちが住むオークランドのノースショアは、オークランドの中でも治安の良さはよく知られており、経済レベルが比較的高めの地域でもあります。

そのため、ノースショアの多くのIntermediate School(Year7&8:11-12歳相当)では、人体の仕組みを中心に包括的な知識として教えるところが多いと聞いています。

ただ、同じノースショア内でも一部の地域では中学生でなぜ妊娠するのかということと、避妊の方法を具体的に教えなくてはいけないところもあると知っているので、やはり学校によって大きく違うんだなと感じます。

そしてSecondary School(Year9-13:13-19歳相当)においては、その続きで妊娠までの過程を習いますが、こちらではより具体的シチュエーションを使って “Consent” (=同意)に焦点を当てた授業が行われます。

性教育を担当する機関が主催した説明会では、どんなテーマで何をどう取り上げるかについて聞きました。それは例えば「行為に至る前のやりとりで片方が合意だと思っても、もう片方にとってはデートレイプだという認識になる場合もありますよ」などの、かなり具体的で実際にありえそうなものばかりでした。

また、実際には保護者がいない場で18歳未満の子が飲酒することは認められていませんが「お酒を飲むと判断力が鈍ります。その場合は合意とみなすべきではありません」のように、”認められていない年齢でも実際はパーティーなどでお酒を飲み始める子も出てくる”高校生の現実を踏まえた内容も取り入れられており、説明会ではもちろん賛否の声は上がりましたが、私は親として歓迎すべき内容だと感じました。

最後に小学生ですが、こちらでは小学校低学年から性教育が始まります。ただ「性教育」と言っても、小学校入学間近の子に生理や妊娠の話をするわけではありません。

例えばある学年では身体の部位を英語とマオリ語の両方で学びます。そして「この部分はプライベートゾーンなので、親の了承なしには他人に見せてはいけません。触られたら拒否をしましょう」のように、 “自分の身を性被害から守る” ための境界線を学びます。

ある学年では「女の子はXXの遊びをしますが、OOは男の子の遊びなのでしません」というような ”性別で行動や考えを制限されること” はすべきではないし、”行動や見た目で性別を判断する”こともすべきではないと習います。これはLGBTQIの理解に繋げるための入り口です。

ほかには「相手の気持ちを想像する」などのマインドフルネスも性教育の一部として取り入れられ、これがSecondary schoolの内容でご紹介した“Consent” (=同意)に最終的に繋がる考え方となるのです。

次回はNZの保護者たちはみんな知ってる、同意の取り方を説明する際に使われる有名な性教育メソッドについてまとめます。

2023年度 白馬ワーキングホリデーの開催について

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今話題の、スキーシーズンにたくさんの外国人で賑わう長野県白馬村
今やたくさんの外国人経営のホテルやレストラン、カフェがあり
お客さんは100%外国人
働くスタッフもほぼ外国人
職場の会話はすべて英語

続きはこちらから

ニュージーランドの「性教育」についてー①

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こんにちは。Year11(16歳)とYear7(11歳)の子どもを育てているHarukaです。2019から3年間、現地小学校の理事を務めていました。

今日は私も理事を務めていたときにカリキュラム決定に深く関わった「性教育」について。

ニュージーランドのPrimary, Intermediate, Secondary schools(小学校〜高校に相当)では、Ministry of Educationの指針に基づき、各学校は保護者説明会を行い、フィードバックや意見を反映した上での性教育のベースラインを決定していきます。

またニュージーランドは多民族国家であるため、同じ公立学校でも学校によって、民族・宗教・文化・思想などが大きく異なります。そのため、性教育といった繊細な配慮が求められる内容については、各学校に判断が委ねられます。

そのため同じオークランドの学校と言っても、中学生時点で人体や包括的な性教育が焦点の学校もあれば、避妊の具体的方法や緊急ピルの入手場所まで教えないといけない学校があったりするのも現実です。

このように各学校の性質によって性教育の内容には大きな違いがありますが、全ての学校で最重要とされるポイントは「性的行為の同意とその認識」についてです。

「同意」や「認識」というのは個人差が大きいものですが、性的行為は「自分の認識では相手はOKだと思ったけどどうやら違ったみたい」では済まされないものです。確実に「相手も自分も同じ認識を持っていて、お互いに同意している」必要があります。だから学校では、避妊よりもまず最初に「同意」「認識」についての確認から入るのです。

そして、どのような内容を取り上げるかは各学校で異なりますが、多くの学校が取り入れているのが「第三者機関に性教育を任せる」ことです。

その第三者機関は保護者説明会の時点で介入し、保護者からの時に難解で答えづらい質問にもプロとして自信を持って答えます。

第三者機関に依頼をすることはもちろん学校にとっては出費となるわけですが、様々な民族・文化・宗教・思想への配慮を忘れずにこの繊細な内容に取り組むプレッシャーや労力を考えると、それを一般教員に求めるのはベストなことではないですし、知識も経験も深いプロに間違いない情報を自信を持って届けてもらいたいというのが、多くの学校の考えなのです。

次回以降、我が家の子どもたちの学校(小・中・高)でどのような性教育がされてきたか、具体的内容と近年の明らかな性教育の変化についても触れていきたいと思います。

親子留学中にニュージーランドで出産

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親子留学中のお母さんからのレポートです。
コロナ禍で日本に帰国せずに、ニュージーランドでの出産を余儀なくされたお母さんの奮闘記です
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まず私はコロナの中、9年ぶりに出産した経験を書こうと思います😊
ニュージーランドへ留学、または移住しようと思ってる方の参考にちょっとでもなれば嬉しいです😊

そもそも私は海外で出産できるなんて思ってなかったので知識は全くのゼロスタート😇 
2021年はまだロックダウンしたりワクチンパスポートが発行されたりと、まぁもぉ胎教に悪いから耳ふさいで🙉引きこもってました🙉
その間に天然酵母にチャレンジして、パン作りに没頭して🙉今ではわりと美味しい天然酵母パンが焼けるようになりました🥖






















とにかく友達に色々聞いてみると、

ー「まず妊娠分かったらすぐミッドワイフ探さないとダメだよ!見つからなくて20人くらい電話したことあったよー」

ミッドワイフ?ほう、まずは助産婦探しからなん😳

ー「日本の格別なケアと比べたらダメだよー」

はい日本のしか知りません。

ー「出産したらすぐシャワー浴びて帰るんだよ」

え?入院せんのんです?

ー「帝王切開で産んでも一泊入院だったよ」

一泊!マジか😳

ー「産休1年とって、お給料は1年間満額でるよ」

え!(って私主婦じゃけど)そんなの絶対産みやすい環境じゃん😳

ー「自宅で産む人も多いよ」

え、じ自宅?!😳と聞く話にたまげる日々😂

ちょうど友達がバースケアという施設で出産して連絡くれて、どんな所か見に来る?って☺️バースケアだと色んな体勢で産めそうだし、4日間は入院できるし、私は産後すぐの食事が気になって(私の旦那さまは料理しない派で。調理師免許あるけどw)とにかくバースケアを予約しました。

さて陣痛が来た時は夜中で、頑張って陣痛の感覚5分切るまで数えて。今はアプリがあるから便利~!タップするだけで記録してくれる😭息子の時は二晩書いたな~w

翌日のお昼頃、もうさすがに5分切ってきたぞとミッドワイフに電話したら、「今病院で違うお産見てるから申し訳ないけどこっち来てくれる?」ってことで病院に行く事に🏥当時は1人しか付き添いは入れないから息子はお友達のお家にお泊まりさせてもらいました🏠

お部屋は暗くしてくれてリラックスモード✨
よし第二子!水中でサクッと産んでやる!って意気込んでたのに、陣痛はきても子宮口は開かないし、臍の緒が赤ちゃんに巻きついてて💦などなど色んなお医者さまが来てくれて手伝ってくれて🥹14時に行って21時半に無事産まれました。














もう夜だから泊まっていく?と言ってくれて、私だけ泊まることにして、(聞いてた通り)すぐシャワー浴びて、お腹すいた?ってトーストなど持ってきてくれて、私はもぐもぐめっちゃ食べて、旦那さまは何だか私以上に疲れて放心状態で要らないってw 早速👶と2人で眠りました💤

そして翌朝、色々検査してくれて自宅に🏠🚗日本の格別なケアと比べちゃダメよと友達に言われてたけど、意外と何とかなりました😊半日病院で寝させてもらっただけだったけど、ちゃんと歩けたし😀 結果私の場合、もしもバースケアに行ってたら痛みを堪えながら病院に移動しないといけなかったからたまたま病院になって良かったのかもです☺️

私はニュージーランド人のミッドワイフで、しかも探して一発で決まったのでラッキーでした😊
もしもミッドワイフと合わなくても全然大丈夫で、他の人に変えることも可能✨ロックダウン中だったけどちゃんと健診もしてくれたし、わからないことはメールしても返信はめちゃ早くて、とっても優しい方でした☺️

産後は自宅にミッドワイフが6週間来てくれて母子のケアをしてくれるし、その後は引き継ぎでPlunket という、無料育児支援団体がケアしてくれます。
当時はロックダウンだったりで実際にPlunket の方が来てくれたり、zoomミーティングだったりでした。看護師さんが24時間対応してくれる育児相談電話のPlunketラインも利用できるし👍

Birth certificateはシダの柄で素敵でした🌿
娘だけニュージーランドパスポート取得🇳🇿
息子は悔しがってますw.



























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なるほど
ちなみにですが、ニュージーランドで合計特殊出生率(1人の女性が一生のあいだに産む子どもの数)は約1.6(2020年度)で日本の約1,3(2020年度)に比べるとやや多いですが、やはりニュージーランドでも少子化が社会問題になってます

今回レポート、大変参考になりました