やっと学校が始まった!!
というのが保護者90%の意見でしょうか。
7週間の夏休みは長かった
さて、中学生の息子は今年中学2年目、そして中学最終学年です。
そう、NZの中学(Intermediate)は2年だけ。
この「入学してすぐ卒業」の中途半端な感じ、みんな疑問を持っています。
そもそも制服一式揃えるのがどれだけ高いか!
そして、もうひとつ「そのシステム、どうなってるの?」と思ったのが、
「全クラス、学年ミックス」システム。
これは学校によるらしいのですが、結構多くの中学で取り入れているらしく、
半分が7年生、もう半分が8年生というクラス構成になっています。
小学校と同じく、主要教科はクラス内でレベル分けをして行なうため、
「簡単過ぎる・難し過ぎる」は起きないようですが、
日本の「クラス一斉に同じことを学ぶ」システムで生きて来た私にとっては、
なんど説明されても「でも・・・大丈夫なの?」が払拭できず。
でも「学年に関係なく個人のレベルとペースに合わせて進める」の方が、
本来は自然な学習形式なのかもしれませんね。
無条件に良い!と思ったのは、先輩・後輩と対等な関係で遊べるということ。
「休み時間誰と過ごしたの?」と聞くと、出て来る名前は同学年、先輩(今年は後輩)ミックスで、
放課後遊びに来てもらったときに「どんな風に遊ぶのかな?」と見ていると、
本当に自然な「クラスメイト」として遊んでいるので、
「年齢に捕われず、気の合う人と付き合う」環境にあるのは良いなと思いました。
そんな中学生、どんどん親の入る割合が少なくなっていく年頃ですが、
今年はクラス半分の下級生にお手本となってもらえるように、
カッコイイ8年生として生活してもらいたいものです!

「髪を伸ばしたい」ともっさもさヘアを維持している息子ですが、
高校は厳しいところが多いので、今年が最後だぞ〜!
先週の記事では「NZの学校は、長期休暇に宿題を出しません」
ということを書きましたが、その姿勢には反して、市営図書館は結構な
予算と人手を費やして、学びに繋がるプログラムを運営してくれています。
今年は我が家の子どもたちも、オークランド市営図書館が企画・運営する
Dare to explore のプログラムに参加。

オンライン、もしくは図書館で子どもたちの詳細を登録し、
この冊子をもらいに行きます。
これは、子どもたちの読書を促すプログラムで、
一定数以上読んだことを申告すると、図書館が特別に企画したパーティに招待して
もらえたり、図書館員の人がスティッカーやスタンプをくれたり、
図書館ではスタッフの方々が子どもたちに「この本のどこが好き?」
「登場人物はどんな人?」とか質問をして、本への理解を深めるお手伝いなども。

冊子自体もとても凝っていて、チェックリストがあったりして、
「今日は誰かが喜ぶことをした?」とか、「屋外で読書をするイベントを友達と企画しよう」
とか、読書に限らず、夏休みに何か新しいことにチャレンジするきっかけを与えてくれます。

あとは漫画でマオリ語の単語を覚えられるようになっていたり、

「匂い玉を作ってみよう」とか、
「スライムを作ってみよう」の親にとってはありがたくないレシピも。
図書館に行けば、ほぼ毎日何かしらのイベントが行なわれていて、
遠出しない人、お勉強は敷居が高いけど、学び系のことを子どもにさせたい人
などにはもってこい。もちろん、ちゃんと子どもたちが楽しく興味を持てるように
企画されているので、親子で充実した時間を過ごせますよ!
日本では夏休みといえば宿題。
8月後半にヒーヒー言いながらとりあえず仕上げる派か、
7月にてきぱき終わらせる優秀派か、
そんなのでひと話題になるくらい、みんなが通る道ですが、
ニュージーランドで週末やお休みに宿題を出したりしたら、
きっと子どもだけじゃなく、保護者たちから「休みなのになんで!」
と怒りの声が挙る事が容易に想像できます。
そんなお国柄なので、6−7週間の夏休みは当然宿題がありません。
しかし、ただでさえ発達障害で大きく遅れを取っている娘にとって、
休みによってさらに大幅な遅れを取るのは、新学期に入って本人がさらに苦しむ要因。
そこで、我が家は毎回お休みのたびに先生に「頼み込んで」
宿題用の本やプリントを貸し出してもらいます。
そう、「頼み込んで」です。(笑)

今年は30冊の本を貸してもらいました。
でも手渡しながら先生はまだ「でもちゃんと休んでね」って強調。(笑)
キウイのママたちに「朝、リーディングとちょっとだけライティングしてるんだ」
って言うと「オーマイガー!!!うそでしょ?!」と本当にこんな反応が返ってきて、
その後質問攻めです。

そして「やだ、うちもやらなきゃ」になることはなく、
「えらいよー素晴らしいよー!!で、ビーチいつ行く?」な感じな流れが普通。(笑)
やっぱり自分が子どもの頃から「ホリデー=学校のことは忘れる」できたから、
そこの価値観は違うんだなと改めて思います。
私は「ホリデー=宿題いっぱい」で生きてきたから、何もしないと不安になってしまい、
目一杯心からお休みを楽しめない自分は、ちょっと損してるなあと思うことも。
そんな私は8月31日はまだ余裕で、9月1日初日に宿題提出をしないことまで計算に入れて、
9月1日に学校で会った友達に「宿題写させて!」とダメな頼み込みをし、
自由研究は「絵の具が乾き切ってない」とか言い訳をして9月4日くらいまで持って行かないという、
救いようのない子どもでしたが・・・。
自分が育ってきた日本文化とNZの文化、ちょうど良いバランスで取り入れて行けたら
最高だなーと、12年目まだまだ模索中です。
6週間の夏休みも、ようやく半分まで来ました。
今週から仕事が始まった人が多いため、オークランドに
同級生やご近所さんたちも戻ってきて、遊び相手もたくさん
遊びに誘ってもらうときに、夏の定番なのが
「今年は◯◯の鍵買ったから、一緒に来ない?」という台詞。
一番最初に聞いたときは
「どういうこと?」「買った?」「どうやって?」
「誰でも買えるの?」「いくらするの?」
と質問でいっぱい
そう、鍵を買ったというのは、公立小学校のプールの鍵のことなのです。
全ての小学校の鍵が販売されているわけではないのですが、
毎年、比較的設備が整っている学校は、鍵を一般公開で売り出します。
なので、子どもがいなくても、その学校に在学していなくても、
誰でも買って、利用することができるのです。

現に、我が家の子どもたちの学校はプールの鍵販売をしていないので、
同じ学校の両親たちは、隣町の学校の鍵を買う人がとても多く、
誘われて行くと、必ず同じ学校のメンバーに会います。
そして、大体は近隣校の保護者と子どもたちがいるので、
プールの中では他校の親たちとの大情報交換会になったりして、
子どもたちは派手に遊び、親たちは心地よい水に温泉のように漬かりながら、
手がしわしわになるまで井戸端会議を繰り広げるのがお約束の光景なのです
ちなみに、鍵のお値段の相場は$200弱。
こちらの市営プールは子どもは無料で、気軽に行けるビーチがたくさんある
ことを考えれば結構高級ですが、でもキレイに管理されていて、
限られた人しか入場できないため、気持ちよく利用できるのが
良いところ
いつもお誘いの声をかけてもらうことに感謝しつつ、
来年は私たちも買おうかなあと毎年考えています
今日はフルーツピッキング以外で「食料調達」と
「アクティビティ」を一気に叶えられる場所をご紹介します
オークランド中心街から車で40分ほど、
Okoromai bay(Shakespear Regional Parkという大公園内に位置します)
という場所で、Cockleというあさりっぽい、サイズはあさりより大きめの貝が採れます。

入場料などはありませんが、条例により1人50個(4人で行ったら200個)
までの制限があります。

半島の端っこ、こんなわーっと開けたビーチで、干潮になると人が集まります。
とは言っても、日本の潮干狩りのように激混み状態になることはまずありません。
この日は本来海水浴のつもりで別のビーチを目指していたんですが、
急に気持ちが変わって潮干狩りにしたので、準備は全くなし。
でも手を砂の中にバサーと入れると、両手いっぱいに貝が見つかります。
赤ちゃんでも簡単に貝がざっくざく見つかるので、大人も子どもも夢中に。

今回は残念ながら、持ち帰れるバケツなどの準備がなく、
お弁当が入っていたタッパーに入るだけ・・・としたので、
これだけ。でも結構な量!

楽しかったし、美味しそうだし、年齢関係なくみんな楽しめるし、
もう一度くらい夏の間に来ようと思いました!
パスタにするか、佃煮にするか、迷い中です
日本ではメインイベントな12月24日のクリスマスイブは、
本当に何もありません。
あえていうなら翌日のための買い出しで(25日はお店が一斉に休みになるので)
スーパーなどのお店がごった返すというくらいでしょうか。
では24日から25日、我が家ではどんなことをしたかというと、
【24日】
7:30のオープンに合わせてスーパー到着。
駐車場既に80%以上埋まってる。
家でごちそうする人、BBQする人、ビーチ行く人、これから車での長旅に出る人、
など理由はそれぞれですが、とにかく買う量も多ければ、買い物している人数も
多いので、店内でカートを持った人々の渋滞発生。
日中は友人ファミリーとスイミング。(普通の日)
夜、子どもたちがそわそわし出すので、サンタさんへのクッキー&ミルク、
トナカイさんへの人参をスタンバイして、早めにベッドへ。

この3点セットがお決まりです。

サンタさん、ありがとう!
なんで欧米の子たちっていっぱいプレゼントもらえるんだろう。
【25日】
子どもたちが通常の週末よりもさらに早めに起きるのは
世界共通の現象に違いない・・・。

プレゼントを開けて、もちろんそれで遊んで午前中は過ぎていき・・・
母はその間、キッチンで大忙し。
クリスマスはランチかディナー、どちらをメインにするかは
その家次第のようです。
今年は近所の友人からもBBQのお誘いをいただきましたが、
なんとなく家でだらけたクリスマスを過ごしたくて、でも結局
いっぱい料理しなきゃいけない羽目に。
ちなみに実家に帰省する人が大多数です。

一見豪華に見えるんですが、ハムもチキンも野菜も全部オーブン料理。
大きなオーブンが付いているNZの家でこういう料理を作るのは、実はとても気軽なんです。
そしてこだわったのは、このテーブルにある食事、ほぼ全部Made in NZのもの。
地産地消!

デザートは、NZ発祥のパブロバや、夏にはとにかく種類豊富になるフルーツ!
そして午後はお酒を飲み続け、特に今年は大雨が降っていたこともあって、
家でのんびり過ごしたクリスマス当日となりました。
そんな感じの我が家のChristmas day in NZでした
ニュージーランド人は基本、行列に並ぶ事を好みません。
だから「人が人を呼ぶ」ビジネス方式は、
キウイたちには通用しないはず・・・ですが・・・。
あるサンタさんは毎年大人気で、会うのに結構な金額を取られる上、
行列まで存在するのに、それでも次から次へと親子連れが列を作ることで有名。
それは、オフィスからもすぐ近くのSmith and Caughey’s という、
高級デパートメントストアのサンタさん。

毎年、Queen streetのショーウィンドウが華やかで有名。
これだけ見に来る人もたくさん!
毎回ストーリーとディスプレイが動く仕掛けがあり、
今年はくるみ割り人形のストーリーが、いくつものウィンドウに分かれて
表現されていました。ずっと見ていても飽きない。
そして中に入ると・・・ぎゃー!と言ってしまうほどの列。
これ、朝の9:00のオープン直後です。

この日は1時間半待ちました。
待っている間、前後の人たちと話していたら、
週末はなんと3時間待ちだったとか!!

実は去年は予約をして行きました。
予約をすると、子ども1人$30。
予約をしないと1人$15。
去年は予約して2人$60も払ったのに、列がほとんどなくて
「損したー!」と思ったから今年は予約せずに行ったらこの始末。
予約は12月に入るか入らないかのタイミングで全日程分なくなります。
さて、1時間半待ってようやく上に!

上にはEnchanted forestというおとぎの世界が広がり、
下のショーウィンドウのすごいバージョンが広がっています。


そしてサンタさーん!

特別なお部屋の中に呼んでくれて、
そこで記念撮影とか、プレゼントのツリーの飾りをいただけて、
比較的ゆっくり会話も楽しめます。

このサンタさんに、なぜたくさんの親子たちが熱狂するかというと、
この高級デパートならではのセンスの良さと、あとは人数制限をして、
徹底的な世界観を作っているので、ちょっとしたアトラクション的な時間を
過ごせるということ。
それにしても、キウイが3時間待てるとは!
まだまだ未知の世界が存在していました。
NZの大多数の学校は、今週で学校が終わり、
6週間の夏休み(クリスマスホリデー)に入ります

そして、最終日が近づくと、学校にプレゼントを持って来る保護者や
子どもたちがちらほら。
多くは最終日ですが、その日は先生方の取り合いにもなるので(笑)、あえてそれより前に
持って来る人も結構います。
我が家は毎年「学校の全ての先生・スタッフ」へのお礼として、
スタッフルームへの差し入れを最終日の前の週にします

今年は一口サイズのドーナツを80個ほど差し入れました。
日本人の方がしている美味しいドーナツ屋さんに届けてもらったものです

また、差し入れとともに、スタッフルームに置いてもらうメッセージを子どもたちと作ります。
それぞれの先生やスタッフとの今年のエピソードやお礼をここに綴り、
万が一最終日より前に顔を合わせられなくてもお礼の気持ちを伝えられる様にします。
「最終週の1週前にするなんて抜け目ないわね
」
とキウイのお母さんたちには呆れ感心されます。(笑)
そして、最後の日には、個人的に特にお世話になった担任の先生や、
校長先生・副校長先生などに、カードを付けてワインやチョコレートを持って、
最後の挨拶をしに行きます

それぞれの方の好みやこちらの予算に合わせ、
普段住んでるところからは少し離れた場所にあるチョコレート屋さんで
買ったチョコと紅茶、もしくはワインなどを組み合わせます。
他のお母さん方に聞くと、手作りお菓子を持って行く人、
スーパーで調達する人、カードだけの人、何もあげない人、色々いますが、
もうこれは完全に「気持ち」なので、それぞれの家庭次第です。
今年もお礼を言いたい存在がたくさん子どもたちの周りにいるという環境に感謝して、
1年学校生活を無事終えたことをお祝いしようと思います
先週ビーチ遠足に行った話を書いたばかりですが、
まさかのまさか、この忙しい時期に「2週連続の学校遠足」
が計画され、親も子どもも驚きを隠せずにいたところです。
もっと離してくれれば有り難みがあるのに!
さて、今回はクラス内のLearning through play(遊びの中から学ぶ)
の授業で「動物の生態、生息地」について学んでいるため、
行き先はAuckland Zooでした

今日はちょっと気になったことがひとつ。
【決して人種差別的な発言をする意図はないので、ご理解ください】
今回、私はもう1人のキウイのお母さんと一緒に、
6人の子どものグループに付き添いました。
娘、キウイ3人、そしてあとの2人はアジアの国
(2人とも違う国)から来て半年ほどの子どもたちという構成でした。
この子たちはもう問題なく英語でコミュニケーションできますが、
ご両親たちは英語での挨拶がギリギリ・・・という感じです。

そんな子たちと、動物たちと比較的距離感の近い動物園を回ったのですが、
アジア人の子2人は、何度、誰に注意されても、動物のいるガラスをバンバン叩く、
檻の中の動物の注意を引こうと近くにある葉っぱや木の枝などを拾って投げ込む、
大きな声で鳥やダチョウなどに叫んで威嚇、走って追いかける等の行為が何十回も続き、
その度に私ともう1人のお母さんで注意、通りがかったときの担任の先生からも、
動物園スタッフからも結構キツく叱られましたが、それでもその行為は止まらず


最終的には担任の先生が引き取ることになりましたが、その後もそういった
行為が止まる事はなく、先生は「この子たちの国では動物との距離感が違うのかしら?」
と純粋に疑問に感じていました。

そう言われれば、日本とNZだけを取っても、動物との距離感が違う気がします。
日本では鳩やにわとりを子どもたちが追いかけても叱る大人はいない印象ですが、
NZでは「ここは彼ら(鳥)が生活する場所なんだから、そっとしなさい。尊重しなさい。」
と叱られます。
動物園にいる動物に関しても同じで、「私たち(人間)が彼らの生きるスペースにお邪魔させて
いただいている」というスタンスです。過剰に「動物様」なわけでもないし、「動物だから
なにしても良い」感じなわけではもちろんないし、「お互いを尊重する」が一番的確な表現
になる感じです。
文化なのか、親のしつけなのか、本人がただ単に怖いもの知らず
なだけなのか、私も改めて自分と自分の子どもたちのことを考えるきっかけとなりました。
