日本では夏休みといえば宿題。
8月後半にヒーヒー言いながらとりあえず仕上げる派か、
7月にてきぱき終わらせる優秀派か、
そんなのでひと話題になるくらい、みんなが通る道ですが、
ニュージーランドで週末やお休みに宿題を出したりしたら、
きっと子どもだけじゃなく、保護者たちから「休みなのになんで!」
と怒りの声が挙る事が容易に想像できます。
そんなお国柄なので、6−7週間の夏休みは当然宿題がありません。
しかし、ただでさえ発達障害で大きく遅れを取っている娘にとって、
休みによってさらに大幅な遅れを取るのは、新学期に入って本人がさらに苦しむ要因。
そこで、我が家は毎回お休みのたびに先生に「頼み込んで」
宿題用の本やプリントを貸し出してもらいます。
そう、「頼み込んで」です。(笑)
今年は30冊の本を貸してもらいました。
でも手渡しながら先生はまだ「でもちゃんと休んでね」って強調。(笑)
キウイのママたちに「朝、リーディングとちょっとだけライティングしてるんだ」
って言うと「オーマイガー!!!うそでしょ?!」と本当にこんな反応が返ってきて、
その後質問攻めです。
そして「やだ、うちもやらなきゃ」になることはなく、
「えらいよー素晴らしいよー!!で、ビーチいつ行く?」な感じな流れが普通。(笑)
やっぱり自分が子どもの頃から「ホリデー=学校のことは忘れる」できたから、
そこの価値観は違うんだなと改めて思います。
私は「ホリデー=宿題いっぱい」で生きてきたから、何もしないと不安になってしまい、
目一杯心からお休みを楽しめない自分は、ちょっと損してるなあと思うことも。
そんな私は8月31日はまだ余裕で、9月1日初日に宿題提出をしないことまで計算に入れて、
9月1日に学校で会った友達に「宿題写させて!」とダメな頼み込みをし、
自由研究は「絵の具が乾き切ってない」とか言い訳をして9月4日くらいまで持って行かないという、
救いようのない子どもでしたが・・・。
自分が育ってきた日本文化とNZの文化、ちょうど良いバランスで取り入れて行けたら
最高だなーと、12年目まだまだ模索中です。