先週ビーチ遠足に行った話を書いたばかりですが、
まさかのまさか、この忙しい時期に「2週連続の学校遠足」
が計画され、親も子どもも驚きを隠せずにいたところです。
もっと離してくれれば有り難みがあるのに!
さて、今回はクラス内のLearning through play(遊びの中から学ぶ)
の授業で「動物の生態、生息地」について学んでいるため、
行き先はAuckland Zooでした
今日はちょっと気になったことがひとつ。
【決して人種差別的な発言をする意図はないので、ご理解ください】
今回、私はもう1人のキウイのお母さんと一緒に、
6人の子どものグループに付き添いました。
娘、キウイ3人、そしてあとの2人はアジアの国
(2人とも違う国)から来て半年ほどの子どもたちという構成でした。
この子たちはもう問題なく英語でコミュニケーションできますが、
ご両親たちは英語での挨拶がギリギリ・・・という感じです。
そんな子たちと、動物たちと比較的距離感の近い動物園を回ったのですが、
アジア人の子2人は、何度、誰に注意されても、動物のいるガラスをバンバン叩く、
檻の中の動物の注意を引こうと近くにある葉っぱや木の枝などを拾って投げ込む、
大きな声で鳥やダチョウなどに叫んで威嚇、走って追いかける等の行為が何十回も続き、
その度に私ともう1人のお母さんで注意、通りがかったときの担任の先生からも、
動物園スタッフからも結構キツく叱られましたが、それでもその行為は止まらず
最終的には担任の先生が引き取ることになりましたが、その後もそういった
行為が止まる事はなく、先生は「この子たちの国では動物との距離感が違うのかしら?」
と純粋に疑問に感じていました。
そう言われれば、日本とNZだけを取っても、動物との距離感が違う気がします。
日本では鳩やにわとりを子どもたちが追いかけても叱る大人はいない印象ですが、
NZでは「ここは彼ら(鳥)が生活する場所なんだから、そっとしなさい。尊重しなさい。」
と叱られます。
動物園にいる動物に関しても同じで、「私たち(人間)が彼らの生きるスペースにお邪魔させて
いただいている」というスタンスです。過剰に「動物様」なわけでもないし、「動物だから
なにしても良い」感じなわけではもちろんないし、「お互いを尊重する」が一番的確な表現
になる感じです。
文化なのか、親のしつけなのか、本人がただ単に怖いもの知らず
なだけなのか、私も改めて自分と自分の子どもたちのことを考えるきっかけとなりました。