前回に引き続き、今回も【ピリ辛留学】卒業生で、
現在はオークランドから約2時間南にある、
ケンブリッジという町で6歳と3歳の男の子たちの子育てを
しているKYOKOさんからのレポートです
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さて、次男はというと、2歳から長男と同じプリスクールに週二回午前のみ通い始めました。
2歳だと早すぎるとも思ったのですが、兄弟で同じところに通う経験をさせたくて、
それにお兄ちゃん大好きで、先生もお友達も顔なじみだったので、
すんなりと通い始めることができました。
その間に兄弟の絆も深まり、長男のお友達もよく世話をしてくれて、
初めて家族以外の人と生活する場所としてはベストだったと思っています。
しかし、長男が小学校に行き、半日から1日保育になり、
一番なついていた先生が退職され、さらに日本に一時帰国をして、、
といろいろ重なったためか、プリスクールに行くのを嫌がるようになりました。
夜早く寝かしつけて十分睡眠をとらせたり、「プリスクール行けたらこれ食べていいよ」
とお菓子の交換条件を使ったり、いろいろ試してみましたが、
自我の発達してきた3歳児は頑なに拒否し、入り口で私の足につかまって離れない日々。
そこで、試しに公立幼稚園に見学に行ってみると、次男の目が輝いている!
また公立幼稚園は長男の小学校と同じ方向で送迎が楽なこと、
公立幼稚園から同じ小学校に上がる子が多いこともあり、かなり悩みましたが、
総合的に考えて転園を決めました。
いろいろ経験して、幼稚園・デイケア・プリスクール、
とどこも一長一短ありますが、どのチャイルドケアでも、
ニュージーランドのNZの就学前教育指針「テ・ファリキ」に基づいた教育を行っているので、
ひとりひとりの個性を大事にしている点は同じだと思います。
とはいえ、帰宅前の数十分は、「マットタイム」や「サークルタイム」という時間があり、
先生が絵本を読んだり歌を歌ったりして、子供たちは座っています。
チャイルドケア選びは、「子供にあったところ」という大前提があるものの、
親である私の意向もかなり入ってるなあ、と感じます。
そのため、親の都合で転園すること、お世話になった先生方に罪悪感を感じたことも
何度もあります。でも、子供は大人が思う以上に親の情緒に敏感に反応していて、
親が笑顔でハッピーでいることが子供の笑顔につながる!ということを痛感しているので、
親が満足できる場所というのはとても大事なんじゃないかなあ、と個人的には思っています。
また、入園卒園の時期がバラバラなニュージーランドではしょっちゅう園児の入れ替わりがあり、
日本より転園することに皆が寛容なのかなあ、と感じています。
ピリ辛卒業生、ということで、英語力についても一言。
あくまで私の場合、ですが、子供がチャイルドケアに通い始めてから
英語で説明しなければいけないこと、英語で理解しなければいけないことが格段に増えたと思います。
それに、私の判断で子供の人生が決まる(とは言いすぎですが)と思うと、
適当には判断できないし、ママ友からの情報は有意義ですが最終的には自分で理解して
決断しなければいけないことも多いです。
また、保護者や先生は私の英語に寛容でも、子供は時に素直で残酷で、
4歳児から”She is speaking funny English.”と言われたこともあります。
私のせいで子供が傷つくかも、、と思うと、
自分だけのために英語を勉強しているときよりもがんばれているような気がします。
とはいえ、6歳の長男には、発音を直される始末。。
まだまだ、英語の勉強に終わりは見えません!!