NZの小学校には、日本の小学校のように全国共通の教科書
みたいなものが存在しておらず、正直「今なにをやっているのか」
そもそも「自分の子はなにを知っているのか」が分かりにくい状態
気がついたら「あ、それ知ってるんだ」とびっくりすることもしょっちゅう。
なので、年に数回ある授業参観は自分の子どもの学習進捗度を確認する
結構大事な機会だったりするんです
そしてこちらの授業参観の特徴は「子どもが自分で見せたいもの、伝えたいものを
アピールする」方式なんです
低学年の間は「これからぼくの発表を聞いてください」みたいな挨拶から始まって、
教室の中に置いてある各教科の作品やノートを流れに沿ってみせてくれていた感じ
でしたが、高学年になってからは基本自由。
そして親はどんどん質問をして内容につっこんでいってくださいと言われます。
(結構責任重大で、正直どきどきします)
6年生の今年は、親が見に来れない子と2人組になって発表会
NZは共働き家庭が多いので、こういう学校側の気遣いが普通です。
うちの息子は親友Cくんと一緒に、いつもはザ・男子な騒ぎ方をしているのに、
この日は二人とも改まっていい子な二人で色々見せてくれました。(笑)
良い意味でも悪い意味でも他の子と比べる機会があまりなかったので、
今回二人一緒に見せてもらったことで、「うちの子はもう少しここを頑張った方が良いのでは?」
「ここは得意そうだから伸ばしてあげたいな」という発見がありました
現在学校で取り組んでいるのは、「イマジネーション(想像力)を伸ばす」ということ。
たとえば本をみんなで読んで「自分だったらこういうタイトルにする」とか、
「続きを自分が書くとしたらこう!」とかいうWritingの課題だったり、
他には宿題で「Relationship(関係性)」について自由課題が出ていました。
6年生になると、来年からのIntermediate(中学校)に向けて「対応力」をつけるような
課題が増えますと先生が学期初めに言っていましたが、授業参観で各教科の取り組みをみて
それを実感しました宿題も、もう週ごとではなく月単位で出て、「取り組むスケジューリング」
の部分も自分でコントロールするように言われています。
こうやって自立させていくんですね
日本の小学校で教育を受けた私にとっては、教室での席の座り方からして
全て新しい光景で、毎回の授業参観がとっても楽しみなものなんです