今回も小学校入学(5歳誕生日)を目前に控え、成長が少し遅めな娘への
NZ政府から派遣されてくる専門家の方々とのお話です
前回は「専門家がチャイルドケアでの行動観察から、様々な改善点を指摘してくれた」
という話でしたが、今回は三者面談のお話。
先月はチャイルドケアの先生、私たち夫婦と、専門家2人でのミーティングをしました。
この紙に書いてある「協調性」「コミュニケーション」「健康な成長」
「所属意識」「興味、探索意識」についてひとつひとつ丁寧に、
それぞれがどう感じているかを話し合いました。
私からは「娘がこの前久々にドロップオフのときに泣いた。
あとから考えたら、その日は毎日入れているヨーグルトを入れなかったからだと思う」
という出来事を話したら、専門家は「とってもよく観察していて素晴らしい。そうね、きっと
ヨーグルトが彼女にとっての”ルーティン”だから、それがないと動揺しちゃうのかも。
無理に”ないことにも慣れさせる”とは思わずに、それが彼女にとって心地の良いことなら毎日
入れてあげましょう」と助言をいただき、先生からは「確かに毎日食後のヨーグルトを楽しみに
お弁当を綺麗に食べてます。きっと、先生が冷蔵庫から出してくれるから特別に感じているのかも!」
など観察していることも聞けて、毎日何気なしに入れているヨーグルトが彼女の心の安定にこんなに
大切だったということを知りました。
先生からは、娘が「並びましょう」と言うとさっと並べるようになったこと。
泣いている子がいると助けようとしたり、悪い事をすると言葉で「Sorry」と言えるようになったこと。
「言葉」をコミュニケーションツールとして活用し始めているという大きな変化を教えていただきました。
また、専門家のお二人からは娘が「NO」をあまり言わない(Yesというと周りが喜んでくれる=とりあえずYesと言おう!)
ことを改善することが必要なので、たとえば野菜を欲しがらなかったときは、「No? You don’t want veges? No veges?」
と”NO=いらないという意思表示”を伝えるようにアドバイスをいただきました。
こういうことをひとつひとつ「報告→分析→共有」し、三者が同じ意識を共有できたこと、
同じ方向に向かえるように話し合うこと3時間強
正直最初は政府派遣の人々が、こーんなに細かく話を聞いて、
こんなに個人を尊重したサポートをしてくれるなんて期待していなかったので、
本当に毎回良い意味での驚きと収穫のあるミーティングをしていただいています
こんなサポートを、必要な人みんなに無料で提供しているこの国ってすごい
私たちはこの国にとって移民なのに、こんなに温かく支えてもらっていることが
本当に幸せでありがたいなと実感しています