つい先月の「日本留学」で日本の運動会を経験させてもらい、
その保護者たちの力の入れようにびっくりした私たちですが、
「じゃあNZで一番盛り上がる学校行事ってなんだろう」と考えました。
やっぱりどの学校でもほぼもれなく行われる、
冬の終わりの7〜8月に行われる「クロスカントリー」でしょうか。
基本的に「行事のために練習」ということをせず、
「本番のアクシデントも含めてはっちゃける」タイプのキウイたちですが、
クロスカントリーだけは1ヶ月近く前から練習を始め、
週に一度くる学校便りにも「◯月◯日はクロスカントリーです!」と
何回にも渡って書かれます。
そして保護者たちも「◯日はクロスカントリーだから」と行って
仕事に行くのを午後からにしたり、予定を入れずにいたりします。
走るのは芝生とコンクリートの上と両方ですが、
ほとんどの子どもたちが裸足で参加します。
というのも、途中で泥のコースや、
水の上を滑る(寒い真冬なのに!!洗濯物が乾かない季節なのに!!)
コースがあるので、靴を履いていると足を取られるとか。
でもキウイの子たちは「靴の必要がないなら裸足」が好きです。
というか、大人も気軽に裸足で歩きます。
慣れると楽で気持ちいいんですよ!(笑)
大人たちの応援もかなり力が入っていて。
親子で事前にトレーニングをするところもあるとか!
保護者でも、自分自身がアイアンマンレースとか
マラソンに出る人も多いお国柄なので
必然的にこの行事は気合が入るのかもしれませんね。
うちの息子は、10位入賞を目指していましたが、
惜しくも13位。終わった後は涙を流していました。
息子は靴を履いて走って、
泥で片方脱げたので遅れを取ってしまったと悔やんでいました。
青春だね!
ちなみに日本人の子って、
どこの学校でも結構マラソンが得意な子が多いとのこと。
身体が軽いのかしら?!
この順位で、1〜3位に入った子は
「inter-school cross country」という「学校対抗」のレースに出場することができ、
そこで別の学校の上位入賞者と競います。
これに出るヒーローになりたくって、より一層燃えるみたいです。
来年はうちもトレーニングするのかな。嫌だな・・・。(母の心の声)