この間、NZにて初めての大学卒業式に出席させてもらいました。
とは言っても私が卒業したわけではありません^^
まずは朝9:30に公園に集合して、そこから卒業生が
大通りのQueen Streetを一部閉鎖して「パレード」。
沿道に卒業生の家族や友人が詰めかけて、卒業を祝います。
その後は大きなホールにて、卒業セレモニー。
日本と同じように学長の挨拶などがあり、一人一人壇上へ。
その中でもマオリの卒業生たちはトリとして最後にみんな呼ばれていた
のですが、みなさん卒業生が着るガウンの上から伝統衣装を羽織っていて
より一層華やかでした。
そして、最初の学長挨拶で「一人一人壇上に上がるとき、客席から
大きな声でお祝いを述べたり、喜びを表現してもいいですからね!」と
言われていたので、それぞれの学生は拍手以外にも「キャー!!!」とか
「◯◯◯〜!!!」と名前を叫ばれたり(大ホールなのでみんな叫ぶ叫ぶ!)、
爆笑を誘ったのがちょっと年配の生徒さんが証書を受け取ったあと、
“That’s my mom!!!”(あれは僕のママです!)と叫ぶ人がいたり。(笑)
日本よりもかなりワイワイした卒業式でした。
そして最後のマオリの卒業生たち。
一人一人壇上で名前を呼ばれると、どこからともなく家族友人が立ち上がり
「ハカ」や「歌」が始まります。
最初は舞台に向かって走る男性達をみて「不審者か!」とドキっとしましたが、
ハカを踊るために前に出て来たご家族たちで。
残念ながらマオリ語を理解できないので、どんなメッセージが込められている
のかは分かりませんでしたが、渾身のハカや、壇上で感動して涙する生徒さん
たちを見て、観客席にいる私たちも感動の涙。
それぞれの文化を大事にして、お互いを尊重して、そして自分自身の文化を誇る。
そんなニュージーランドの良いところが凝縮された卒業式を
体験することができました。
ちなみに、外国映画で見るあのガウンと帽子、一体おいくらと思います?!
高くてびっくり、なんと1日のためのレンタルで$85もするらしいです!
風が強い日でしたが、みんな帽子が飛ばないように、
色んな意味で必死のセレモニーでもありました。