Posted by admin on 2025年6月6日 – 2:03 PM
こんにちは。現在幼稚園に通う4歳の娘を育てているAyakaです。
ニュージーランドの幼稚園・学校では、遠足や校外活動に行く際に「ペアレントヘルプ」として保護者のお手伝いを募ることが一般的です。
お手伝いってちょっと大変そう…と敬遠する方も中にはいますが(私も以前はそうでした!)、今はペアレントヘルプのメールが来たらとにかく立候補するようにしています。
というのもこの「ペアレントヘルプ」、ただのお手伝いというだけではなく、私にとっては、たくさんの魅力が詰まっていると感じています。
まず、子供の幼稚園生活を身近に感じられること。
どんなお友達とどんな風に遊んでいるのか、先生とはどんなコミュニケーションを取っているのかなど、家では見えない子供の姿を発見できます。
普段の送り迎えだけでは見られない、子どもが持つ自身のコミュニティの中での表情や、お友達との関わり方を間近で見られるのは、親として本当に貴重な時間です。
そして、他の保護者の方や先生方との距離が縮まるのも大きな魅力です。
一緒に子供たちを見守りながら、子育ての情報交換をしたり、可愛い瞬間を共有することが出来ます。英語に自信がなくても、先生方や他の保護者がわかりやすい英語で伝えてくれたり、相手も英語が母国語でない方がとても多いのがニュージーランド。家族が近くにいない異文化の中で子育てをする上で、こうした繋がりは本当に心強いです。
何よりも、子供が親の参加を心から喜んでくれること。
親が幼稚園・学校行事に関わってくれることで、大きな安心感と「自分は大切にされているんだ」という自信に繋がって欲しいなと思っています。
先日のペアレントヘルプは、近隣の老人施設を訪問し、練習してきた歌とダンスを披露するという、とっても素敵な機会でした。
子供たちは少し緊張した表情でしたが、一生懸命楽しそうに歌っていました。
会場全体が、なんとも言えない温かくて優しい空気に包まれていたことが印象的でした。
歌の披露が終わると、施設の方々から子供たちへ、お礼に風船がプレゼントされました。
子供たちは風船を手にぴょんぴょん跳ねたり、大切そうに抱きしめたり、お友達と投げ合ったり(取り合ってケンカしたり…汗)
このように、ニュージーランドでは学校と地域社会との温かい繋がりを感じる機会がたくさんあることも魅力です。「お互いに貢献できる活動」を大切にしていて、今回のイベントは子供たちにとってもお年寄りにとっても、そして私にとっても温かい貴重な瞬間だったと思います。
ペアレントヘルプや地域との交流を通じて、子供たちはもちろん、親である私も一緒に成長させてもらっているような気がしています。
Posted by admin on 2025年5月30日 – 7:21 AM
こんにちは。現在幼稚園に通う4歳の娘を育てているAyakaです。
先日、娘と一緒に「オークランド・ライターズフェスティバル」という、本とアイデアのお祭りに行ってきました。
「世界がオークランドにやってくる」というキャッチフレーズの通り、このフェスティバルは毎年、世界中から220名以上もの素晴らしい作家や専門家の方々が集まる、とても大きなイベントです。24年の歴史があり、有名な作家さんはもちろん、科学者、経済学者、詩人、ジャーナリストなど、様々な分野の第一線で活躍されている方々のお話を聞けるなど、大人から子供まで楽しめるものでした。
このフェスティバルの中でも子育て中の私にとって嬉しかったのが、ファミリー向けの楽しいアクティビティが盛りだくさんなこと。一つのフロアが全て「ファミリーフロア」として充てられていて、子どもたちが夢中になれるプログラムがたくさんありました。
中でも娘が気に入って、私も感動したのが「Construct a Story(物語を創ろう)」というものでした。
ニュージーランド在住の作家とイラストレーターの方と一緒に、その場にいる子供たちと一緒にテーマを決めて、作家さんはストーリーを作り、イラストレーターの方はライブでスケッチするというもの。
その場で当てられた子供たちはそれぞれ自分の好きなストーリーを作るので、
- ドラゴンとフェアリーがそれぞれアパートメントの部屋で昼寝をしていました。
- また別の部屋では女の子が「私のドーナツを取ったのは誰?」と怒っています。
- 女の子の名前はEmily、小学生です。
- その声を聞いたフェアリーが起き、ドラゴンの部屋に入り探しました。
- ドラゴンは「誰かいるのか!?」と、こちらも怒っています。
- するとドラゴンの部屋にクリーパー(マインクラフトの緑のやつ)が現れました。
…などなど、お話しはまだ続きましたが、素敵なのは作家さんが子供たちのアイデアを全て受け入れた物語を創り進め、それをイラストレーターの方がライブでスケッチして、子供たちは視覚でも楽しめること。想像力を120%働かせて、物語作りの楽しさを満喫できている様子でした。
その他にもニュージーランドならではの「ATUA: Māori Gods and Heroes(マオリの神々と英雄たち)」という有名な絵本の世界を、ダンスを取り入れながら読むプログラムもあり、こちらも娘が気に入っていました。
言葉だけでは難しくなりがちなマオリの神話や英雄伝も、音楽とダンスを通してだと、娘のような年齢の子どもたちも自然と物語に入り込めていたようです。
「年齢や能力に関係なく誰でも歓迎」というのが、インクルーシブ教育を推進するニュージーランドらしいイベントだなと感じました。
オークランド・ライターズフェスティバルには初めて参加しましたが、子どもたちの知的好奇心や創造力を刺激するだけでなく、親子で本の世界を楽しみ、さらにはニュージーランドの多様な文化に触れることができる素晴らしいイベントで、1日中滞在していました。
このような豊かな文化体験により、子どもたちの視野を広げ、親子ともに心も豊かにしてくれる機会がたくさんあるのが魅力だな、と改めて感じさせてもらう事ができた1日でした。
Posted by admin on 2025年5月23日 – 8:21 AM
こんにちは。現在幼稚園に通う4歳の娘を育てているAyakaです。
先週の金曜日に「ピンクシャツデー」があり、ピンク大好き娘は張り切ってピンクを身に纏いました。
ピンクシャツデーは、いじめ防止を呼びかける啓発イベントです。カナダで始まったこの取り組みは、ニュージーランドでも広く支持されています。毎年5月頃に開催され、この日は学校だけでなく職場でも、ピンク色の服を着たり、小物を身につけることで「いじめをなくそう」というメッセージを発信します。
大手のアパレルショップでコラボしたTシャツが売られていたり。
もちろん強制ではありませんが、その日は学校や幼稚園の子どもたちみんながピンク色の何かを身につけて登校します。Tシャツだけでなく、靴下、リボン、帽子など、それぞれが思い思いのピンクアイテムで参加します。
娘は毎日がピンクシャツデーのようなものですが、この日は一段と張り切ってピンクの小物も身につけて行きました。本当はおもちゃや小物は幼稚園で禁止なのですが、こういう日の小物はOKです。
「よくみるとヘアピンもピンク」というアピール
ちなみに夫の職場では、屈強で少し厳しめの社長が、可愛らしいライトピンクのネクタイを締めて現れたそうです。夫を含めた社員たちはリアクションの正解がわからず混乱したとか…笑
また、ピンクシャツデーの旗をつけたカップケーキも配られたそうで、お土産に持って帰ってきてくれました。
このイベントの良いところは、問題を「他人事」ではなく「自分ごと」として捉える機会になること。年に一度のイベントですが、長年続いているためか、ニュージーランドではピンクシャツデーの趣旨が広く周知されており、多くの人々がこの日を大切にしています。
幼稚園から帰ってきた娘は、服につけたピンクシャツデーのシールを指差し「マミー、見て、No bullying!(いじめはしない!)」と話したりするなど、小さな子どもからお年寄りまで、幅広い世代がその意義を共有している様子は素敵だなと思います。
社会問題に対する意識を小さい頃から育てられ、子どもたちがより広い視野と思いやりの心を育む良い機会であることを実感した1日でした。
Posted by admin on 2025年5月16日 – 10:39 AM
こんにちは、ニュージーランドでデイケア(保育園)に通う4歳と2歳の男の子を育てているYoshimiです。
夏も終わりすっかり朝晩が冷え込むようになってきたニュージーランド。日も短くなり雨の日が増えてきて、いよいよ冬が来るのか〜、洗濯物どうしようかなぁ〜と親は少し気が重くなります…。
そんな親の心配をよそに、うちの子供達はいつでも元気で、雨が降ろうが寒かろうが元気に半袖で走り回っています。
しかし雨の週末流石に外に出るのもちょっと…な時、うちでは今Peppa pigが大人気です。
最初のうちは私も、まぁただの子供番組でしょ…と思ってたのですが一緒に見ているうちにだんだん面白くなって今では私から「Peppa pig見ない?」って子供達にお誘いしたり。笑
かなり有名なアニメなのでご存じの方が多いかと思いますがイギリスでは日本でいうところのアンパンマンくらい人気があるとか。
このアニメ、日常のお話と言うところがとても重要で、普段身の回りで起こりうる会話や事柄を全てスラングの無い分かりやすい英語が使われているので、とても子供達の言語習得の助けになります。
Peppa pigを見始めてしばらく経った頃、4歳のお兄ちゃんが同じセリフを繰り返し使うことが日常であり、私も夫も少し心配し病院に行く機会があった時に少しドクターに聞いてみました。
すると、子供がアニメやテレビ番組からフレーズを聞き取り、何度も繰り返し使うというのはよくある事のようで、何度も何度も使っていくうちにどの場面で使うのかどんな使い方が出来るのかを理解し自分のものにしていってるそうです。
確かにしばらくするとパタっと使うのをやめて会話の中で上手にその表現が使えているのを聞いて英語習得のプロセスをしっかりと実感し感動しました。
それからと言うもの私も一緒にPeppa pigを見ながら子供への声がけの仕方や、いろんな言い回しを勉強させてもらっています。
テレビの見過ぎは良く無い!と騒がれるご時世ですがPeppa pigから英語を学習してるなら…とちょっと自分を甘やかしつつ雨の日も親も子供もハッピーに過ごしていこうと思います。