NewZealand親子留学体験レポート Lunguage school
チャイルドケア・現地校・語学学校

【発達障害】小学3年生の生活

今日は現在7歳、3年生となった発達障害の娘
現在の学校生活について書いてみようと思いますusagi.gif

娘が現在持っている診断は「発達障害」「ADHD」です。

言葉でのコミュニケーション能力は恐らく3〜4歳相当
リーディングだけに関しては6歳レベルまで上がりましたが、
内容の理解、そしてそれを説明する能力はまだまだ低く、
「登場人物は誰?」「何が起きたの?」程度の質問には答えられますが、
物語を起承転結の流れで説明する(要約する)ことは難しいです。

お友達には一方的に自分の興味のあることを話しかけ
娘のことを理解している子たちは「そうなんだー!よかったねー!」と
上手に受け答えしてくれますが、そこで「じゃあ、◯◯は△△なの?」みたいに
ちょっと込み入った質問形で返答が来ると、会話のキャッチボールは成り立たず
不思議な空気が流れます。(笑)

お休み時間やランチタイムはどうしてるかと言うと、
娘のレベルに合わせてお友達が「見て〜!オタマジャクシだよー!」とか声を
かけてくれると、「ワーオ!!」と返事してみたり、
もしくはお友達同士の会話の中に、娘の分かる内容があると、
急に会話の中に飛び込んで行って興奮してみたり、
そんな自由なコミュニケーションを取っています。
あとは鬼ごっこなどの分かりやすいゲームどろんこキッチンで黙々と
泥団子作りなどに集中することも多い模様です。

こういった発達に遅れのある子で、しかも情緒的にもメルトダウンを起こすことがあるので、
良くも悪くもとても目立った存在で、いじめられたりしないか心配していました。

全校集会も最初の頃は防音のためのイヤーマフを付けていたので、ほぼ全校生徒が
「あのイヤーマフ付けている女の子」として認識していたようで、公園などで同じ学校の子に
「あそこにいるの、全校集会でいつもイヤーマフ付けてる子でしょ?」と声をかけられたり
していました。

ちなみにメルトダウンとは、悲しかったり、怒ったりすると泣いたり閉ざしたりして、
感情をコントロールできなくなる状態。娘はこういうとき、集団から離れて
どこかに隠れたり、静かな場所を探して1人になろうとします。

そんな心配とは裏腹に、かなり不思議ちゃんで、会話のキャッチボールが全然成り立たない
娘のことも、周りの子どもたちは「あの子は出来ない子」「あの子はダメな子」と笑ったりする
ことはなく、“It’s ok, she is still learning!”(いいんだよ、まだ学んでる最中だから!)
とフォローしてくれます。

こうした考え方ができるのも、同じクラス内でもそれぞれ自分のレベルにあった学習方法
学んでいて、レベル分けも「上」「下」で言われることはなく、全員が心地よい状況で
勉強できているから、お互いを尊重し合えているのかなとふと思いました。

正直、親としては学年が上がるにつれて、周りの子たちとの差がどんどん開いて行くことを
嫌でも実感し、焦る気持ちが大きくなっていっているのを否定はできません。
でもそのたびに、娘の周りのお友達が“She is still learning!”と現在進行形で、
「まだ学んでるところだから!」と肯定的にフォローしてくれるのを耳にすると、
「そうだ、ちょっとずつでも進めているんだ」と子どもたちの何気ない言葉に励まされます。

先生やスタッフの方々にはもちろん、周りの子どもたちにも「ありがとうありがとう」
という気持ちでいっぱいの学校生活に、今日も支えられていますkira01.gif