NewZealand親子留学体験レポート Lunguage school
チャイルドケア・現地校・語学学校

日本に留学☆NZにはないもの・こと

先月から今月にかけて、5週間の「留学」を日本でしてきました。


我が家のもうすぐ9歳になる息子にとって、初めての日本の小学校。

日本語も正直流暢とは言えるレベルでなく、読み書きもひらがな・かたかな

レベルで止まっていたので、楽しめるかどうか心配していました。


初日に教室に行くと、

みんなが事前にニュージーランドについて色々お勉強していてくれたようで、息子も私も質問責め!

季節が逆なこと、羊がたーくさんいること、ラグビーが強いこと

(ちょうど日本ではラグビーW杯で盛り上がっているとき!)などを話しました。

校長先生以下、どの学校の先生も「異文化教育」に大変熱心で

「来てくれて本当にありがとうございます」と大歓迎してくださり、

とても居心地の良い毎日を過ごさせてもらいました。


息子はまず「上履き」の存在に驚き、

「下駄箱」と「金曜日には持ち帰って洗う」というシステムが不思議だったようす。

日本で育った私には当たり前のことも、ひとつひとつ新鮮な反応をしていました。


こちらでは基本靴のまま1日過ごすか、前の学校は「裸足育児」を推奨していたため、

学校内では裸足で生活していたりしました。

「体操着」も公立の学校では基本的にありません。

(制服がそもそもポロシャツなどの動きやすい格好なので、体育はそのまま行います!)

こうしてニュージーランド育ちの逞しい自然児たちが出来上がっていくわけです。(笑)


日本だと「廊下は右側を歩きましょう」

「蛇口から水を飲んだら蛇口の口は下に向けておきましょう」と,

授業以外の決まりもたくさんあります。

あとは「朝礼では座らない」ことも驚いたようです。(NZの集会ではみんな座って話を聞きます)


そして一番驚いて喜んだのが「給食」。

毎日夜寝る前に「明日の給食はなんだろうねえ?」と言いながら眠りについていました。

毎回完食どころか4杯も5杯もおかわりをさせていただいたようで、

「全部食べないとおかわりできないんだ!」と言って

苦手な酢の物や塩もみ野菜も食べていたとのこと。

給食のシステムはNZにもできたらいいのにな。

正直、サンドウィッチとフルーツの簡単なものとは言え、

朝のランチ作りがないだけでどれだけ楽なことか!

2週間させてもらった給食当番も張り切ってこなしていました。


もうひとつ息子が驚きつつも楽しんだのが「掃除」。

雑巾掛けは家で時々お手伝いするくらいだし、

机と椅子をぜーんぶ下げて、全部子ども達だけですることが楽しくて仕方なかったよう。

他の男の子たちといたずらをして、先生に叱られたことも嬉しそうに報告してくれました。(笑)

こちらでは子どもたちが下校した後、掃除の業者さんが入って掃除をします。


そしてメインイベントの「運動会」。

毎日踊りや徒競走に応援合戦の練習をするのが楽しかったようです。

こちらには「家族総出の学校イベント」はあまりなくって、

「よければ見に来てください」なイベントが多いです。


その代わり、家族の時間は「学校外の時間」にしっかり取るというのがニュージーランド流です。

あとは「全員で同じ踊りをする」「応援の練習をする」ことが滅多にないので、

それも私からみて新鮮でした。運動会当日の場所取りに関しても、

開門前から行って並ぶということがこちらの人には理解できないようで、

「なんで?開門してから行けば待たなくていいじゃない」という

ママ友のコメントがこちららしいなと思います。

お弁当だって、ニュージーランドの人だったら朝早く起きて作るなんてせずに、

テイクアウトのピザとかフィッシュアンドチップスだろうな。(笑)



実は我が家は当初4週間通学の予定で、

残り1週間の滞在は遊びに連れて行こうと考えていたんですが、

息子が「ギリギリまで通いたい」というのでお願いして通学期間を延長しました。


その際に副校長先生とお話しして聞いたのは

「欧米から来た子は、こちらの規律が多い教育に疲れてしまって、

逆に短縮する子が多い」ということ。延長というケースが初めてだったようで、驚かれていました。


我が家の息子の場合、「みんなと同じ」「レールが敷かれていた方が心地よい」タイプなようで、

だから日本の教育が合ったのかな?と感じました。


ただ、同じ我が家の子でも下の娘は「ザ・自由人」「レールがあると反発したくなるタイプ」なので、

日本よりもニュージーランドが合うだろうなと思います。


どちらも良いところがたくさんあって、

それぞれの子によっても合う合わないがあるのは当たり前。

でもこのように違う二つの文化と教育に、小さいうちから触れ合うチャンスがあるというのは

何よりラッキーなことだと思いました。

きっと将来思い出して、「貴重な経験させてもらったな」と感じてくれるでしょう^^

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