今回は、先日NZの高校を卒業し、現在日本の大学入学を希望して
結果を待っているNちゃんからのレポートです。
ちなみに、レポート内のNCEAとはNational Certificate of Educational Achievementの
ことで、高校在学中に内外の試験や課題により単位を取得し、それが国内外の大学進学
の入学資格の一つとなります。
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私は去年ニュージーランドの高校を卒業しました。
3年間のNCEAを受けて思ったことは、ニュージーランドの高校に通えて本当に幸せだなということです。
今回は、NCEAの魅力を3つ紹介します。
最初に、NCEAはニュージーランドの中高等学校の資格のことです。
Year 11~13(日本の高1〜高3)で、大学に進学するのに必要な資格 (credit) を獲得していきます。
つまり、3年間こつこつと credit を積み上げていけば、ニュージーランドあるいは
オーストラリアの大学に入れます。大学受験一つで受かるか落ちるか決まる日本と比べると、
ストレスフリーで、より勉強の内容を楽しめるように思います。
NCEAには Internal assessment (学内テスト)と external assessment(統一テスト)があります。
Internal ではレポートを書いたり、グループでプロジェクトを作ったり、
スピーチを発表したりと様々な課題があります。
個人的に一番楽しかったのは、ホラーのショートムービーを作ったことです
(メディアの科目でありました。)
もう一方の external は、1年の終わりにあるテストです。
Examと呼んでいます。キウイの子達は大きなテストに慣れてないことが多いので、
exam の時期になると”Oh my god, I can’t!” とネガティブ発言してます。
でも実は、本番の exam の前に練習のexam もあり(これは mock と呼びます)
テストを合格するためにたくさんのサポートが与えられます。
私が思うNCEAの魅力1つ目は、科目選択ができることです。
科目の種類は数え切れないほどあり、体育や美術などでも credit を獲得できるところが特徴的です。
学年が上がるにつれて必須科目は減っていき、高3になると5つの科目全てを自由に選べます。
そのため自分の好きな分野や、必要な分野に集中できるので勉強が楽しかったりします!(すごいこと。)
将来医学を目差す友達は、3種類の理科と、2種類の数学を取っていました。
ダンサーを目指す友達は、ダンス、ドラマ、メディアなど、パフォーマンスに関係する科目を取ってました。
ちなみに私は、メディア、生物、統計、イングリッシュ、ホスピタリティと幅広くとりました。
文系が好きなので、理科や数学の枠でも文章を書くことが多い生物と統計を選択しました。
選択する際は迷いますが、year 9 とyear 10 で色々な科目を体験しているので、
興味がはっきりしている子が多いです。日本でも大学で学部を選びますが、
ニュージーランドでは高校生の時点で自分はどの道に進みたいのか常に考えさせられます。
そして自分のオリジナルの時間割を作ることで、責任感が生まれ、モチベーションも上がるように感じます。
科目選択の自由を与えられることで、個性や責任感も育てられるということです。
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魅力その2と3は、次回のブログへと続きます♪