我が家の発達障害のある娘には、
1日45分、補助の先生が一人ついてくれています。
今年は、1週間の間で2人の違う先生がついてくれているのですが、
たまたま2人とも私のママ友。
と言うよりも、この補助の先生(Teacher Aide=TA)のポジションには、
在校生や卒業生の親がなることが多いので、TAとしてついてくれる人は
「誰々のママ(パパは今まで出会ったことがありません)」になる確率が
とても高いという事実があるのです。
このTAの仕事は、学校のことをよく分かっていることが前提なのと、
スクールホリデー中は仕事がない(つまり自分の子どもが休み=自分も休み)
ため、お母さんたちにとても人気の仕事。
就業時間も子どもが学校に行っている間、登下校も子どもと一緒にできるとなったら、
(申し訳ないくらい安いお給料以外は)それは理想のお仕事というわけです。
ただ、TAとなると「教室内の出来事は基本的に口外してはいけない」と言う厳しい
決まりがあり、それは「教室の責任者は担任」であり、「子どものプライバシー」
に関わることなので、担任以外の人は口外厳禁と言うことらしいのです。
なので、ついついそのTAをしているママに合うと
「今日のうちの娘どうだった〜?」なんて聞いてしまうけど、
向こうはぐっと一瞬こらえて(笑)、「う、うん、相変わらずラブリーだったよ」
なんて曖昧な答えが返ってきます。(笑)
私としては「親なんだから、子どものこと全部教えてくれてもいいじゃないー!」
と思うけれど、この国は「個人の人権」が年齢関わらずかなり尊重されていて、
その権利に関わる部分を口外できる人は、きちんと限定されている
と言うわけなのです。(なので学校生活の部分は、担任もしくは正式な先生のみ)
正直、「聞ける人が間近にいるのに不便だなー」と思うこともありますが、
同時にここまで7歳児一人のプライバシーも尊重されていることは、
今の世の中、特に安心できる部分でもあるのです。
日本でも「個人情報」と言う言葉が日常的に使われるようになって久しいですが、
子どものことに関してはどういう感じなんでしょうか?!