日本では、鍵っ子は珍しくないし、
私も小学校低学年の頃でも、学校から帰って家に親がいないと
鍵の隠し場所から鍵を自分で取って中に入り、お留守番をする事がよくありました。
ですが、ニュージーランドではそれは厳禁!!!
14歳未満の子どもが、大人(厳密には14歳以上)抜きで家や車にステイ
することは法律で禁止されているのです。
ちょこっとコンビニにミルクを買いに行くとか、ちょっと下の子の保育園お迎えなどでも、
10歳の息子(もうすぐ身長が私に追いつきそうな大きさ!)を絶対に連れていかなくてはいけません。
しかし、日本滞在中の先週、私がどうしても病院に行かなくてはいけなかった日。
寒波が来ていたし、街中にも咳こむ人がたくさん。病院なんて言ったら恐らくなおさらのこと。
「子どもを連れて行きたくないな、でもお留守番したことないしな」
と不安に思いながらも、「一緒に病院行く?それとも家で〇〇(5歳の妹)とテレビ見て待ってる?」
と聞くと「大丈夫、お留守番してるよ!」という答えが。
10歳とはいえ、「お留守番初心者」な息子。
「地震・火事が来たらどうするか」
「誰かがピンポン押したらどうするか」
「どうすればママの携帯に電話ができるか」
「どうしても困ったら誰に助けを求めるか」
など、日本だったら小学一年生のことでも知っているであろうことを、
ひとつひとつ確認しながら教えました。
結果、30分だけで帰宅できましたが、私はずーっとドキドキ。
子どもたちは二人で私が用意しておいたお昼をちゃんとテーブルに座って食べて、
テレビを見て何事もなかったかのように待っていてくれました。
「お留守番の経験」って、自立心とか責任感を育てるのに、とっても大切な経験だと思います。
でもニュージーランドでは法律で禁止されているので、それをさせることができません。
しかし同時に、お留守番中に悲しい事故が起きたり、不必要に不安な経験をさせること
を防げるというメリットもあります。
どちらがいいかは個人差があるし、環境差もあるので一概には言えないけど、
日本とニュージーランドの単純な違いとして考えさせられた経験でした!