我が家の発達が少しゆっくり目な4歳の娘の話の続きです
最近ようやく人の顔らしきもの(◯の中に目と口)や、なんとなく判別できる文字
を書き出した娘。その娘ももうすぐ5歳の誕生日を迎えます
5歳の誕生日と言えば、こちらNZでは「小学校入学の日」。
ですが、法律的には「5歳の誕生日当日から6歳の誕生日前日までに入学」
すればいいとされているため、多くの子は5歳当日から始めるとはいえ、
正直どのタイミングでもいいわけです
私も夫も、結構前から「来年2月の新学年からスタート」というのをなんとなく
心の中で決めていて。というのも、成長の遅さ以外に「新学年だとクラス全員が同じ日にスタート
するので、中に入っていきやすい」という利点もあるからなんです
現在5年生となったお兄ちゃんも11月生まれではあるけれど、
翌年2月までスタートを待ちました
先週は朝8時から、入学予定の小学校で校長先生・来年担任になる予定の先生・
専門家5人・現在通園している保育園の先生・私たち夫婦2人の10人でミーティング
をし、「娘はどういう子で、どういうサポートが必要で、私たち親はこんなところが心配です」
という内容の話し合いを行ないました。
私たち夫婦が一番心配なのが「安全面」。
まず「ルールを守る」ということが分からない娘のことを話し、
保育園の先生が「こうすればこの子は保育園ではルールに沿えます」と説明をしてくださり、
専門家たちが独自の視点から、娘にあった指導法を校長と担任の先生にレクチャーをするという
話になりました。
あとは娘が「自分だけ分からないから疎外感を感じないか、集中できるか」ということについても、
担任の先生は「この子が楽しく集中できるようにカリキュラムを何パターンか常時用意する予定です」
と答えてくださり、お休み時間についても「年上のバディー(お世話係)」と「同クラスのバディー」
を付けて、一人寂しくならないように気を配ってくださるとのことでした
安全面については、お休み時間専門のスタッフを配置してくださるとのこと
目前の大きな環境の変化に対して不安でいっぱいの私たちでしたが、
こうしてひとつひとつの懸案事項に
①小学校側の準備状況・具体的な対応案
②現在通園している保育園とのすりあわせ
③専門家たちの見解とアドバイス
④私たち両親の気持ち
全てを照らし合わせながら話をすすめてもらい、心から安心しました。
なにより、校長先生が一番中心になって話を進め、
ひとつひとつのことに真剣にノートを取りながら聞いてくださったのが印象的でした。
そういえばNZの学校の校長先生って、全校生徒の名前を顔を覚えています。
どの学校も「現場」に一番いる先生が校長先生という印象です
この日も娘に合ったときに「◯◯(上の兄)と同じように、〇〇(娘)も年の割に背が高いねえ!』
と言っていただき、こんなちょっとしたことだけど、学校に対する安心度がさらに増しました
最初は専門家の方々との個別サポートから始まったこのプロジェクト。
段々と小学校入学に向けて、なんとなく形が見えて来た気がします
毎回書いている気がしますが、本当にありがたい気持ちでいっぱいです。
海外で子育てしながら、不安になるはずのシチュエーションでも、
常に温かい気持ちでいられる、この環境を用意してもらっていることに日々感謝です。