さて、今週はもうひとつの動物園、というより爬虫類園のおはなしです。
我が家は上と下の子の年の差が5歳で、性別も違うため、
二人が満足するお出かけ場所に結構悩みます。
その中でも「動物園」は二人とも楽しめる貴重な場所。
そんなわけで、肌寒いけれどきれいなお天気となった土曜日に子ども二人を連れて、
オークランドから北へ1時間ほど出たTi Pointという場所へお出かけしてきました。
車中子ども達は「Crocodileいるかなあ?Turtlesいるかなあ?」と大盛り上がり。
私も久しぶりの遠出に「いい思い出できるといいなあ」と期待しちゃってます。
着いたところは「ちょっと広めの人のお宅の駐車場」な雰囲気。
だけどReptile parkと書いた建物があって、車も10代ちょっと停まってるから間違いない。
入口で人の良さそうなおじいさんに入場料、
大人一人20ドルと小学生の息子10ドルを払って中へ。
結構お高めな入場料にも期待が高まります。
ただチケットとか地図とかはありません。自己申請で払って中に入る感じです。
まず入って、地図がなくて分からないので、すぐそばにある檻の中を除いてみる私たち。
「あれ?ここはお掃除中みたいだから次にいこうか♪」と次の檻へ。
次の檻は子ども達が盛り上がってるから、なにかすごい動物が見られるはず!
「鳥だー!おーいおーい!」
と盛り上がる我が家の子ども達と、他ファミリーの子ども達。
いや、それはただ空から飛んできた鳥が入って来ちゃっただけだよ・・・。
この当たりで私たちを含む、他のファミリーたちも嫌な予感。
大人達に苦笑いが広がり出しました。(笑)
そして檻から檻を動物を探して歩き続け、微動だにしない小さなミドリガメを数匹みたり。
葉っぱと同化して、同じく微動だにしないトカゲを見つけたり。
その間には山登りですか?というような険しいルートを進みます。
急な坂を下りきったところには「Alligator」という表示が!
我が家の子ども達が一番楽しみにしていた「Crocodile」
(厳密にはこの二つは違いますが、我が家の3歳児にとっては両方ともCrocodileになってしまいます)。
ど、どうしよう・・・。暗い水中にかなり目をこらしてみるとしっぽらしきものが見えるけど、
全然動かないし、絶対に3歳児には見つけられない・・・。
そして最後の出口脇にいたのが、あの某漫画で「幻」と言われたツチノコのような生き物。
これとすぐ横にいた亀が「本日一番スピーディーな動きが見られた動物」だったという。
こんなゆるゆるな爬虫類園でしたが、
周りのファミリーもカップルも、誰も文句を言ったり怒ったりする様子はなく。
むしろ動かない動物にアフレコして、周りの大爆笑を誘ったり、
動物を檻の中に発見するだけで「ここにいるぞー!」なんて変な一体感も生まれて、
「こんなに動物園で爆笑したの初めてだね」なんて夫や息子と言っていました。
こんなゆったりした気持ちで、普通だったら「入場料返せー!」って
怒りたくなる状況が楽しめるのもこの国のいいところかもしれません。
いいじゃない、みんなでのんびり楽しめれば♡と
せっかちな私でさえ思えた笑いでいっぱいの週末でした。