NewZealand親子留学体験レポート Lunguage school
チャイルドケア・現地校・語学学校

【全国休校】オンライン学習の中身(高校生)

ニュージーランドは、4月27日を持ってロックダウンが解除されました。

まだまだ行動制限は多くあり、今も「できることなら家にいて」と言う、
外出自粛要請が出ているような感じです。

ただ、ロックダウンの解除とともに学校は再開されました。
しかし、我が家の子たちは通っていません

なぜかというと、私が心配性というわけではなく、
この学校再開は「保護者が仕事場に行かなければならず、
家で子どもの面倒を見ることがどうしてもできない家庭」
に向けた
ものだからです。

なので、学校再開の対象となるのも、10年生まで。
それ以上の学年の子どもたちは14歳以上で、法律的に保護者なしでも
家に残っていられる
ということで、学校は休校のままです。

来ている子は、どの学校も本当に一握りの人数で、
例えば娘の小学校は全校450人ですが、14人のみの登校となっています。

話はタイトルから逸れましたが、そういった一部の登校する子たちも、
家にステイしている子たちも、取り組む内容は同じで、
基本オンラインで全てこなします。

そして、息子の高校がどのように授業を進めているかというと、
各学校使っているプラットフォームに若干の差はあるようですが、
息子に限って言えば、Microsoft team内で授業が進められています。

毎日、登校する時と同じ時間割でスケジュールが組まれており、
時間になると、その教科のページにアクセスをして、
Microsoft team上で先生とクラスメイトと繋がる状態になります。

最初に出席が取られ、これも遅刻や欠席が保護者にも共有されます。
家にいるはずなのに遅刻を複数回した我が家の息子には、
一度家族会議が行われました・・・。

そして出欠確認のあとは、その日の課題の説明が先生からあり、
その残りの時間は各自その課題に取り組みます。

途中わからないと先生にすぐ話しかけられますし、
クラスメイト同士で話し合ったりグループワークをしたりもOKとか。


その時間内で終わらなかったものは宿題となり、だいたいその日の深夜か
次回の授業までの提出が期限となるそうです。

なので、息子は同じ家にいますが、部屋から時々話し声がしてくるものの、
8時半過ぎから3時までは、ランチタイムにしか出てきません。

あとは時々体育の授業で、急に庭を走り始めたり、
腹筋や腕立て伏せをしたり、本人は真面目にやっていますが、笑っちゃいます。

休校でも、基本的にパニックが起きることはなく、
全国一斉にパッとオンライン学習に切り替えられたのは、
本当に先生や学校の万端な準備のおかげだな、と毎日感謝です。

これが課題も何も渡されずに放置されたら、と考えるとぞっとします・・・!

今日は全校集会もオンラインで開催され、校長先生の
「勉強が遅れても心配するな。学校再開されたら、学校がきみをサポートするから。
今は勉強よりも、心と身体の健康を第一に。心が疲れたら、すぐに連絡をして。」
と言うスピーチに、こっそり聞いていた私は涙しそうになりました。

大学入学資格のために、高校の上級生たちは必死に頑張っています。
勉強を頑張らなきゃいけない時期だけど、それよりも自分を守れ!大丈夫だ!
と校長先生が言ってくれたことは、きっと大きな支えになったでしょう。

どうか早く、みんなの頑張りが報われる日が来ますように。