NewZealand親子留学体験レポート Lunguage school
チャイルドケア・現地校・語学学校

【インクルーシブ教育】全校が娘を応援

先日、娘の小学校でFun runというマラソン大会+障害物競走みたいな

お楽しみ全校イベントが開催されました。

こちらの学校、障害物競走の規模がすごいでしょ?(笑)


娘の学校では半年前、3ヶ月ほど前にそれぞれ全校スポーツイベントがあったのですが、

その2回とも娘はスタートしたは良いものの、泣きながら途中棄権したり、

そもそも最初から参加断固拒否で校庭の隅でうずくまるような状況でした。


そんな状況や、毎週のアセンブリー(全校集会)で防音のイヤーマフ(娘は発達障害の影響で、

音がたくさん聞こえるといっぱいいっぱいになる時があるのです)をしているため、

400人ほどいるこの学校でも、どうやら知られた存在みたいで。


時々近所の公園やビーチで、「あの子アセンブリーでイヤーマフしてる子でしょ?」と

他の子どもたちから声をかけられることがあります。

そんな娘、この日は楽しそうなセッティングを見て、クラスメイトとはしゃぎながら

なんだかいけそう!母は「期待しすぎちゃだめ」と自分に言聞かせながらドキドキ。


そしてスタート!障害物なので2人ずつのスタートで、緊張(母の私が)もMAX。

校長先生がすぐ隣に来て、娘の背中をトンと押して“Go 〇〇(娘の名前)!!!!!”と声をかけてくれて。

と思ったら、なんと後ろからも前からも見ているみーんなが“Go ◯◯, Go ◯◯!!!!!”と手拍子と共に

盛大な応援を始めてくれて。


そんなスタートからの応援や、各障害物でのお手伝いの上級生や先生方、保護者たちも

みんな娘のことを知ってくれていて、ヒントをくれたり、ハイタッチして「すごいねすごいね」と

励ましの声をかけてくれて。

ウォータースライドのところでは一瞬ひるんで、「もうダメか?」と思いましたが、

それを察したクラスメイトのお父さんが「〇〇見てて!」とすごい勢いでウワーと

びしょぬれになりながら滑り降りてみせてくれて。(笑)

つられて娘も大笑いしながら滑り降りる!

こんなニュージーランドっぽい障害物を越えたら、

校長先生が”Great job, ◯◯!!!”とまた励ましてくれて、

周りの子どもたちや保護者たちのハイタッチの嵐に囲まれながらゴール!

レースを完走できて、こんな笑顔でまた大きな自信を持てた事がとっても嬉しい。


でもそれ以上に、この学校の保護者を含めた本当に色んな人が、娘が「助けが必要な子」

良い意味で認識してくれていて、それを支える姿勢をみんなで見せてくれたことが

本当に嬉しくて。そんな環境の中で確実に成長させてもらっていることも有り難くて。


また改めてインクルーシブ教育の良さを経験できた気がしました。

なんて素敵な経験をさせてもらっているんだろう!