NewZealand親子留学体験レポート Lunguage school
チャイルドケア・現地校・語学学校

言語遅延の子のためのトレーニング①

2月から小学校に通い始めて、2学期が終わりました。

我が家の発達障害の娘は、驚くほどの成長を見せていますが、

やはり言語発達の遅れはまだまだで、本人も苦戦している模様kao-a14.gif


9月で6歳になる娘は、文章では話しますが、言葉のボキャブラリーが少なく、

応用するのが苦手。


例えば「水をください」という場合、Can I have some water, please?が正しい言い方ですが、

娘の場合は動詞がまだ少なく、Can I water, please?になります。

同様に、Can I apple, please?とか、動詞を飛び越えて直接「モノ」にいっちゃうのが特徴です。


また、何かしたいとき、普通はI want to〜の文章になりますが、

どうやら最初に覚えたのが(おそらくチャイルドケアなどで先生が言っていたんでしょうね)、

She needs〜(「彼女には〜が必要だ」という言い方)で自分の欲しいものも言います。

例えば「私は寝たいです」も、本来はI want to sleepですが、娘はShe needs sleepになるので、

娘をよく知らない人が聞いたらSheって誰のこと指してる?とそこでまずひっかかり、通じませんicon_cry.gif


そんな言語レベルにいる娘に、具体的にどう教えるのが効果的かという講習が、

MOE(Ministry Of Education=教育省)の専門家によって開催されましたyotuba.gif

担任の先生、補助の先生、副校長先生とわたしで、なんと休み時間1回だけの、

6時間ほぼぶっ通しの講習になりましたicon_eek.gif

この講習で習った内容は、言語遅延の子だけではなく、

「外国語を学ぶとき」に役立つテクニックがたくさんあったので、

ここでもシェアさせていただきますkira01.gif


まず、頭の中にストックされている言葉には3種類のカテゴリーが存在しており

「Everyday word(日常的に使われる言葉)」

「High impact words(日常ほどではないが、場面によってその都度使われる言葉)」

「Sometimes words(意味は知っているが、使う頻度が低い言葉)」

に分かれているそう。


そして、Sometimes wordsは言語遅延の子にとっては記憶に残りにくく、

言葉のストックになりにくいので、それをいかにHigh impact words以上に引き上げるか。

そのためには「写真や絵を使って視覚にうったえる」「実際に経験をさせる」ことが有効であるということです。


先日は、バスはバスでも二階建てバスを経験しにf01.gif

普通のバスはBusですが、二階建てバスとなるとDouble decker busとなります。

二階に座って景色を見ながら、Double decker busの言葉の練習を何回もして、

そのバスの中には1階と2階、さらにそれをつなぐ階段が存在することを言葉と視覚で確認してhiyoko.gif


だからこの日はDouble decker bus, up stairs, down stairs, stairs, tap(カードをタッチして乗る方式なので)

などの言葉に触れる事ができました。


今回のテクニックは「言葉を深く浸透させる」テクニック。

次回は、「言葉のバラエティを広げる」テクニックについてシェアさせていただきたいと思いますhare.gif